阪神・淡路阪神大震災から25年目を迎えました。街を一変させた午前5時46分に合わせて各地で追悼行事が営まれ、静かな祈りが伝わってきます。
四半世紀を経た被災地では高齢化の波が押し寄せ、震災を知らない世代も増えていますが、あの日をきっかけに風化する震災の記憶を刻み、防災・減災の重要性は全国に浸透し災害ボランティアの輪は広がってきました。
NHK NEWS WEB では「地震切迫度 31の活断層で“震災直前と同じか それ以上” 」と伝えています。25年前の阪神・淡路大震災を教訓に国は全国で活断層の調査を進め、発生確率などのリスクを評価してきました。現在、地震が起きる切迫度が阪神・淡路大震災の直前と同じか、それを上回る活断層が31あり改めて活断層地震への備えが重要になっているそうです。
さらに去年1月1日の時点で「Sランク」と評価されているのは、全国の31の活断層で、このうち「糸魚川ー静岡構造線断層帯」や「中央構造線断層帯」、「三浦半島断層群」など8つの活断層帯の一部では、発生確率が8%を超え、阪神・淡路大震災の発生前より切迫度が高まっているという身震いのする思いです。
また本日、四国電力伊方原発3号機(出力89万キロワット、愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分申請について、広島高裁は運転差し止め地裁支部決定の取り消しのニュースです。11年3月の東京電力福島第1原発事故以降、司法による運転差し止めの判断は5例目です。
地震は大自然が相手で防ぎようもなく、原発は一度事故が起こったら大変であることは東京電力福島第一原発事故が鮮明に語っており、地震列島の日本では原発エネルギーに依存しない政策を進めていかねばと痛感する終日です。
生存する元自民党国会議員は年賀状に「本年も原発稼働に尽力します」と。
調べてみたら東大工学部卒の資源エネ庁。
伊方では「誤って」操作ミスがあったようですが、「誤って」が通用しない装置に生きがいを求める長老がシーラカンスの様に生きているのにびっくりで、かつ「差し止めは極めて遺憾」の四国電力幹部のご家族が気の毒でたまりません。
コメントありがとうございます。
広島高裁判決を受けての今回の規制委の見解に驚きです。その背景は世論を気にしてなのか、委員会としてのプライドでしょうか、怪しいですね。