すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

Nスペ「認知症の第一人者が認知症になった」と上野千鶴子さんの「死者の成長」と

2020年01月11日 | 日々思うこと

土曜日は朝から風が強く、午後からは13度を超える気温です。夜9時からNHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」を視聴です。

人生100年時代を迎え誰もが認知症になりうる中で、認知症医療の第一人者の長谷川和夫さん(90)は、「長谷川式」と呼ばれる早期診断の検査指標を開発し、「痴呆」という呼称を「認知症」に変えるなど人生を認知症医療に捧げてきた医師です。

自ら認知症であるという重い事実を公表し、当事者としての不安や家族の葛藤・・・、専門医ならではの初めての気づきも記録されており、認知症になったら不確かな状態がずっと続くと思っていたが、正常な状態も確かに存在するということ。言葉が分からくなって話せないのではなく、「自分の言葉」に自信がなくなり殻に閉じこもってしまうということ。確かさを取り戻すためには他者との絆が重要であること・・・、何だかスゴイ番組を見てしまった思いです。

 

玄関に飾った今年の万両は赤い実が少なく、この原因は昨年にヤブコウジとも小さな蕾を花ガラとカン違いをして取ってしまったことです。 それでも少し残った蕾を大切に、赤い実を着けたので正月飾りにしました。

ところで毎週月曜日夜のEテレグレーテルのかまど」が楽しみで、今週は社会学者で日本の女性学をけん引する上野千鶴子さんの季節が来ると必ず作るというの「 母の焼きりんご」でした。 上野千鶴子さんは富山県出身で、44才でお母さんを亡くており悔やんでいることなどを語りながらの焼きりんごで、「死者は成長している」という言葉が心に残りました。

また団塊シニアさんのブログで「いい人生を送るにはマイナス思考は厳禁、もし病気になったらどうしよう、歩けなくなったらどうしよう、認知症になったらどうしよう。プラスの想像はそんなに出来ないのにマイナスの想像となると次から次と出てくる・・・、人生なるようにしかならない、そう考えよう。」と・・・。

今夜のNHKスペシャル「認知症の第一人者が・・・」に思いを寄せながら、いい人生とは気持ちの持ち方次第で“幸せ”の尺度も人それぞれで、上野千鶴子さんの「死者も成長する」を重ねる終日です。