すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

アベ政権を退陣させる手段はこれでよいのか!?

2017年09月29日 | 日々思うこと

昨28日は正午に召集された臨時国会をNHK生中継で視聴、大島衆院議長は「日本国憲法第7条により衆議院を解散する」と、その直後の議場では大多数の議員から「万歳!」の声です。何とも「万歳!」とはオメデタイ人ばかりのようで、これが国民を代表する国会議員かと呆れるばかりです。

午後1時半から、映画『母』上映実行委員会へ出かけ、夕方帰宅してからは解散総選挙ニュースに注目です。特に希望の党に引き寄せられる民進党の動きに目が逸らせず、夜のニュースでは小池党首が民進合流に、安保法に賛成しなかったリベラル派は排除する方針というから、早くも前原代表の「全員」との食い違いが出ています。

いったい何が起こっているのか闇から一夜明けて、今日は上越市へと車を走らせました。先ずは動物病院へ寄り医薬品を受け取り、その後は友人らとの会食です。昨夜行われた「市民連合・上越」の会議の報告を受ける中で、刻々と変わる情勢に驚くばかりです。

4時からは「憲法を守る糸魚川共同センター」の拡大役員会があるので、上越から急いで帰途に着き会議に出席です。2年前の立憲主義をないがしろにしたアベ政権の安保法の強行採決から「アベ政治を許さない」を掲げてきた共同センターですが、衆院解散総選挙により希望の党に振り回されることなく、これからも戦争法の廃止と憲法を守る活動を続けようと確認です。

薄暗くなった夕方の玄関先に、老いたる愛犬とガーデンシクラメンの出迎えで、目まぐるしい一日だけに心が和みます。この真紅のガーデンシクラメンは、花が終わって庭に放置して夏越しをしたもので、株元から次々と花芽が出てきて花が咲き出しています。

それにしてもアベ政権を退陣させるという“反自民”の姿勢を見せながら、「安全保障、憲法観といった根幹部分で一致していることが、政党構成員としての必要最低限」と重ねて強調の希望の党の小池党首ですが、これでは自民党との違いが見えません。

さらに「どんな手段を使っても安倍政権をストップ」という民進党前原代表ですが、この手法しかないのでしょうか。選択を迫られる民進党立候補者たち、無所属での出馬もありえるだけにその動向に目が逸らせず、“市民と野党は一つ”の一年前の参院選と県知事選を思い出す終日です。