すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

福島原発事故と核保有国と米山知事講演会

2017年09月11日 | 地震・原発

今日は東日本大震災から6年と6カ月、未だに住む家を追われた2万人の仮設住宅入居者に胸が痛みます。さらに原発事故の収束もままならず、このまま3年後の東京五輪を向かえてよいのかと不安が募ります。

この土日曜日は、珍しく雨が降らず夏が戻ったような暑さの2日間で、少年サッカー「ひすいカップ」へは前日以上の車が集まって来ました。孫たちの成長とともに市外での練習試合の場所がそれぞれ異なることで引率の親たちも大変で、「日本一の子どもを育てる」という糸魚川市ならこんなジュニアバスがあってもいいなあと駐車場を眺めました。

昨夜のNHKスペシャル『スクープドキュメント沖縄と核』を視聴し、アメリカの統治下にあった沖縄に配備されていた核兵器にショックです。世界最大級の核拠点となっていた沖縄、その危機的な実態だったことが番組から伝わり、NHKの報道力に拍手です。<再放送9月20日(水)午前0時10分~0時59分(19日深夜)>

また先日の北朝鮮の核実験は広島原爆の10倍の威力で、国連安保理での制裁決議が大詰めです。核開発を続けるという北朝鮮、大量の核保有国の説得力が功を奏するのかと首を傾げることも度々で、核を保有しない日本こそが出番ではないのでしょうか。

 

ところで9日土曜日、米山知事の故郷の魚沼市小出福祉センターで「柏崎刈羽原発再稼働に反対する会・魚沼」主催の米山隆一講演会が開かれました。知事は「福島事故の収束にかかる経費は、政府は22兆円と言っている。日経新聞系のシンクタンクは、70兆円と言っている。真ん中を取って50兆円としよう。日本の1年間の税収が60兆円だから、ほぼ1年間の税金すべてが必要だ」と述べ、「県民の皆さんの安全確保に責任をもって取り組んで参ります」と・・・。

さらに「電力の需要は、2005年をピークに減ってきている。照明がLEDに代わったため。2011年の事故後、すべての原発が止まっても電力の不足はなかった。放射能が含まれる核廃棄物は、どこでも自分のところにためている。これはもうすぐいっぱいになって置く所がない状態になることがわかっている」など等、具体的な数字を出して説得力のある内容であったことが参加した友人から伝わってきました。

月曜日の今日は朝から曇り空なれど蒸し暑く、外出を控えて午前中から糸魚川市議会「一般質問」をインターネットで最後まで視聴です。駅北大火の被災面積を間違え緊張感に欠ける市長、説得力の乏しい部課長、質問に立つ議員たち、自らの給与やすべての事業は市民国民の税金であること、地方自治法の“最小の経費で最大の効果”への希薄さも伝わる一週間のスタートです。