すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

川内原発の再稼動審査と「世界最高基準」の危うさと・・・

2014年07月18日 | 日々思うこと

ジメジメした昨日は先ず糸魚川駅へ、カーナー家族の見送りに向かいました。私の他に5家族8人の見送りで、新駅舎は何度か利用しているもののあわてている時は入場券の買い方にも戸惑いでした。家族は特急はくたか号で富山から京都へ寄り、それから広島へと向かうので私は気になっていた「千羽鶴は世界平和の象徴」とカタコト英語で伝えると、9歳のアイリーンはすでにアメリカで本を読んできたというのでさすが・・・です。

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近所の児童遊園地のムクゲもいっぱい咲き出して、子どもたちの夏休みはもう直ぐです。午後から梅雨らしい雨になって夜になっても降り続きます。隣地の孫たちの家は4月の上棟式から丁度3ヶ月目で、今月末の完成を前に足場も外され急ピッチで工事が進んでいます。一軒の家を建築するということは当たり前ですが、様々な職種の多くの人の手により築き上げていくことを改めて実感です。 また先日の薄紫のムクゲは切られたものの、敷地に残された桜の木は
アメリカシロヒトリに悩まされることもなく今のところ安心ですが、この先はどうなるかわかりません。2014718 


この先わからないといえば原発再稼動の動きで、原子力規制委員会は九州電力川内(せんだい)原発1. 2号機の新規制基準を満たしていると審査結果案を了承しました。これで安倍政権は再稼働への動きを加速させるようですが、事故対策の一部は未完成で火山想定などの甘さも指摘され、いざ事故が起きたときに事故収束に当たる作業員を守る作業拠点は建設中です。何よりも事故時に周辺住民が安全に避難できることは最重要の対策ですが、審査の対象にはなっていません。「世界最高水準」どころか「欠落」の多い審査で、専門家からも批判の声が絶ちません。(現在、川内1. 2号機を含め、国内12原発19基が規制委の安全審査中)


ところで平成19年7月16日に発生した「中越沖地震」から7年が経過し、人は自然災害から多くのことを学びましたが、さて東京電力は何を学んだのでしょうか。経済優先、いのち軽視の
癒着の構図が明瞭ですが、泉田知事の「福島原発事故の検証と総括が先・・・」の姿勢に少し救われる三連休の週末です。