すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

集団的自衛権の解釈改憲、心ある人たちの怒り

2014年07月03日 | 日々思うこと

一昨日の集団的自衛権の閣議決定、戦後日本の安全保障政策の大転換のこのことを忘れずに書きとめておきたいと思います。巷ではあまり政治に関心のない人たちも“戦争ができる国”へと舵を切った安倍政権には批判的で、これまで「憲法9条」で平和が守られてきたことを認識し始めているようです。「人を一人殺したら犯罪で、100人殺したら英雄?・・・」と、そんな声も聞こえてきました。

いつも言葉巧みな安倍首相ですが、1日の記者会見では原稿や資料を見ながら「国民の生命と平和な暮らしを守る」のフレーズを7回も繰り返し、その言葉の軽さに自信のないことを感じた人も多かったようですね。去る5月15日の「安保法制懇」の報告書のときの会見では、身ぶり手ぶりを交えながら熱弁をふるったのとは対照的で、首相のプライベートとはいえ、我が子や孫のことを案じることもない人間の冷たさに私はヒトラーを重ねてしまいました。本日の朝日デジタル「天声人語」では、『日本は「言霊の幸(さきわ)う国」だという。言葉に宿る力によって栄える国というほどの意味だ。解釈改憲という暴挙を無理押しした永田町の言葉に力はあるか。』と・・・。

そして心ある人たちの怒りの言葉が伝わってきます。閣議決定を受けて1日夜、市民団体「戦争をさせない1000人委員会」の中心メンバー、作家の大江健三郎さんらが東京都内で記者会見し「集団的自衛権を行使することは絶対認められない」と訴え、「私の人生で一番大切なものは憲法の平和主義と民主主義。安倍晋三首相は憲法に対する畏れを持っていない。戦争に参加して敵国になれば、日本がテロに狙われる危険もある」と語っていました。
また私が所属する家庭栄養研究会から、「7月1日は3時半ごろから3時間くらい時間を取って、代表者5人が官邸前で抗議をしてきました。時間が早いせいか多くの女性が結集していました。」とメールが届きました。

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夜の報道ステーションでは自衛隊幹部(50代)のリアルな言葉を伝え、「これからは自衛隊員の募集に一番影響する」とも・・・。さらに近い将来には徴兵制が復活と指摘する専
門家も多く、自民党や公明党支持者らも我が子や孫たちが免れることがないことをしっかりと自覚してほしいものですが・・・。写真は近くの今朝の児童遊園地で、ねむの木の花が咲き出しました。名前の由来は夜になると葉が閉じること(就眠運動)だそうで、この花が咲き出すと夏休みはもう直ぐです。大人たちもいつまでも精神眠っていては、子や孫たちの未来が守れないことを自覚してゆかねばなりません。

この3日間でたくさんのコメントをお寄せいただきました。市内中学校の教諭の給食費着服について、「市長報告」で卒業生の保護者の皆さんもこれで少しは納得(?)されたでしょうか。