気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

七回忌

2014-06-29 18:48:43 | 日記
親父が亡くなったのが、6年前の7月1日。
今年で七回忌になります。
3回目の脳梗塞を発症して、最期の1年間は植物人間状態でした。
亡くなる前日、6年前の6月30日にいつものようにお袋と2人で、病院に見舞いに行ったのです。
お袋がいつものように、手や足を擦ってあげると、親父がなんと反応したのです。
「う~」という声を挙げて、なんだか私たちに訴えているようでした。
私たちがそう感じただけかも知れませんが、「こんなことは初めてだね!」と言いながら病院を後にしました。
7月1日の午前3時半、病院から電話がありました。
親父が危篤だと。
家族を私のクルマに乗せて、病院へ到着すると、既に息はありませんでした。
午前4時ちょうど、医者から臨終を告げられました。

私は思います。
植物人間だった1年間、表面的には分からなかったのですが、意識や意思は親父の心の中にあったんだと思います。
もちろん、毎日見舞いに行っていたことも、分かっていたと思います。
自分の死期も悟っていたのでしょう。
亡くなる前日の「う~」は、私たちへの最期のお別れの言葉だったのです。
最大の力を振り絞って、アピールしたんでしょうね。
駄目ですね。もう涙が溢れて来てしまいました。

今日は、ささやかに身内だけで七回忌。
新しい卒塔婆をお墓に立てて、お線香を上げ供養しました。
食事は、なぜか娘の希望を聞いて「かっぱ寿司」。
まあいいか、親父も寿司が好きだったからなぁ。





にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 伊那情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 長野県情報へ
にほんブログ村

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« まるっきりお肉でハンバーグ | トップ | 鍵が折れた »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事