気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

お袋の玉子とじかつ丼

2016-01-15 19:36:24 | かつ丼
今日は実家でお昼ご飯。
テーブルに着くと、目の前にあったのは「玉子とじかつ丼」です。
南信では、名物のソースかつ丼に対して、玉子でとじたかつ丼のことを「煮かつ丼」と言います。
(ケンミンショーで以前紹介されていました)
ただし、私が昔、伊那にいた頃(33年前以前)は、その“煮かつ丼”という名称は聞いたことがありません。
ただ「ソース」と「玉子」で区別していたような記憶があります。

私の家では、お袋がソースかつ丼を作ってくれた記憶はありません。
料理好きの私(小学生の頃から)が、ソースをいろいろブレンドして作ったことはありましたが---。
なので、うちの食卓でかつ丼と言えば、“玉子とじ”でしたね~。
お袋の玉子とじは、タマネギでは無く、なぜかキャベツが入っていました。
そして、玉子は半熟のトロトロでは無く、完全にかつと一緒に煮込まれておりました。
だれ(だし汁)は、かつの衣と玉子に吸い込まれて、出来上がったときには殆ど汁無しでしたね。
大きな平たい鍋で作って、家族5人分の丼に分け入れていました。
それがうちのお袋の味、玉子とじかつ丼です。





東京にUターンして丸10年。
やっと今日、懐かしの玉子とじかつ丼に巡り会えました。
ほら、やっぱり、タマネギでは無くキャベツでしょう。
玉子も完全に乾ききっております(笑)。
ご飯を口にすると、まったく汁無し。
「ご飯にたれが染みて無いじゃん~」
と文句を言うと、「かつと玉子にちゃんと染みているから、おかずとして食べて!」だって。
確かに、かつと玉子にはちゃんと、味が染みこんでいました。
これこれ、30年以上前の味と全然変わっていませんでした。
私がかつ丼好きになった原点の玉子とじかつ丼です。


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