気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

御嶽海いよいよ明日十両昇進

2015-05-26 19:29:21 | 鶴竜・御嶽海&大相撲
長野県からは、私が生きている間に、関取は出ないかも?と思っていました。
実際、佐久市出身の「大鷲」(若松部屋)が十両で引退して以来37年間、関取が出ていませんでした。
この関取不在期間37年間というのは、現在関取不在の道府県の中では最長期間だそうです。
大鷲が引退したのは、昭和53年(1978年)、私が中学2年生のときですからね~。
大昔です。
ましてや、その大鷲が新十両に昇進したのは、昭和43年(1968年)ですよ。
もう長野県からは、約半世紀47年もの間、新十両が出ていなかったのです。
その後、小錦の付け人で人気を博した昴(旧名伊那乃富士・飯田市・高砂部屋)や、
鳴戸親方(隆の里)の愛弟子「隆小山」(長野市・鳴戸部屋)が幕下上位で、もう少しというところまで出世しましたが、ついに関取にはなれませんでした。



昨年の夏まで、正直、東洋大学相撲部の「大道久司」選手なんて、存在すら知りませんでしたよ。
それが、11月に学生横綱、12月にアマチュア横綱のタイトルを取って、一躍時の人となりました。
しかし、最初はプロ入りを渋っていたんですよね。
それはそうです。
800人もの力士がいて、関取(有給)になれるのは、ほんの一握りです。
しかも、引退後に親方で相撲協会に残れるのは、親方株を持った105人だけ(一代年寄は除く)。
プロ野球界よりシビアな世界です。

でも、名門・出羽海部屋から部屋の再興を託され、地元・木曽からは御嶽山の災害復興の後押しを懇願された大道選手は、プロ入りの決断をしたのです。
いや~、凄い男気。
春場所、御嶽山の「御岳」と出羽海の「海」を貰って、「御嶽海」の四股名でデビュー。
長野県には海が無いのに-なんて、野暮なことを言ってはいけません。
出羽海部屋の力士は、三重ノ海・舞の海・久島海等、多くの花形力士に海が付いています。
春場所6勝1敗、夏場所も6勝1敗。
これは、なかなか出来ることではありません。
幕下上位というのは、想像を絶する修羅の場所です。
あと1勝が出来ずに、何百人・何千人の力士たちが関取目前で、廃業を余儀なくされたことでしょう。
その幕下を2場所で通過です。
所要2場所での新十両は、史上最速タイ記録だそうです。(最近では遠藤とか逸ノ城)



明日、名古屋場所の番付編成会議です。
間違いなく、御嶽海は新十両に昇進します。
御嶽海の十両昇進で、47都道府県全部、平成に入ってから関取が在籍したことになるそうです。
逆に言うと、長野県だけが足を引っ張っていたのか~。
明日は、歴史的な1日になりますよ。

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