気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

年賀葉書発売

2010-11-01 20:51:49 | 日記
さっき、ラジオを聞いていたら、今日年賀葉書が発売されたとか…。
午後郵便局に行ったのに、まったくその気配が感じられなかったので、今日発売とは気付きませんでした。
私、5年前まで年賀葉書を売る立場でした。
局長になってからは、全然売れなかったので、土日にスーパーとか駅の前で売ってましたよ。
もちろん、管理職なので無給です。
年賀葉書というのは、ほぼ全国民が買う葉書で、競争相手(ライバル会社)もいないため、後はどこの郵便局・タバコ屋・コンビニで買おうか…の選択だけになります。
たばこ屋もコンビニも必ずどこかの郵便局が葉書を卸しています。
売り上げは、当時の郵政公社に全部入るのに、それを郵便局同士で競争させるのですよ。
ライバル会社が同じような商品を出しているので競争させる…ならわかりますが、身内でお客の取り合いをしているのです。
そして、在庫が多いと叱責される…。
私は、冬のボーナスが出ると、何千枚も自腹で購入して、ネットオークションで45円とか40円で売りさばいていました。
今の局長たちがそこまでしているかどうかは知りませんが、そんな馬鹿げたことを行っていたのです。
私が、郵便局に入った昭和50年代は、年賀葉書の発売日というと、専用の窓口を1つ作って対応していたものです。
朝から長蛇の列で、1日中購入客は途切れませんでした。
大体、1日の売り上げが150万円前後。(定員6名の特定郵便局でした)
4,000枚入りのダンボール箱が1日で10箱くらい売れていました。
そんな時代もあったのです。

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