会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1424

2017-05-19 20:01:05 | Weblog
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観仏三昧(会津八一)第26首 2013・3・13(水)

 二十六日山内義雄に導かれて嵯峨に冨田渓仙の遺室を弔(とむら)ふ 第2首 解説

  ここ にして きみ が ゑがける みやうわう の 
         ほのほ の すみ の いまだ かわかず   

    (ここにして君が描ける明王の炎の墨のいまだ乾かず)

 不動明王の背景の火炎が墨でえがかれている。その墨が生々しく今も乾かないように見えると詠む。