会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1433

2017-05-28 19:58:47 | Weblog
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山鳩・第4首(会津八一) 2013・4・15(月)  解説

 やすらぎて しばし いねよ と わが こと の 
       とは の ねむり と なる べき もの か  
    
 (安らぎてしばしいねよとわが言の永遠の眠りとなるべきものか)  

 安心して眠りなさいと言った八一の言葉にきい子は静かな寝息と共に眠りについた。疲れている八一も同時にまどろんだのだ。だが、彼が眠っているうちにきい子は逝く。愛するものをたった一人で旅立させてしまった八一の心を思う。