会津八一に関するブログ 347
山鳩・第3首(会津八一) 2013・4・12(金) 解説
あひ しれる ひと なき さと に やみ ふして
いくひ きき けむ やまばと の こゑ
(相知れる人無き里に病み伏して幾日聞きけむ山鳩の声)
病臥のきい子は来る日も来る日も悲しげな山鳩の鳴き声を聞く。思いに浸り、日記を書いた。それは悲しい生の最後の記録であった。万感の思いできい子を見送った八一も山鳩の声を聞きながら涙するのである。
山鳩・第3首(会津八一) 2013・4・12(金) 解説
あひ しれる ひと なき さと に やみ ふして
いくひ きき けむ やまばと の こゑ
(相知れる人無き里に病み伏して幾日聞きけむ山鳩の声)
病臥のきい子は来る日も来る日も悲しげな山鳩の鳴き声を聞く。思いに浸り、日記を書いた。それは悲しい生の最後の記録であった。万感の思いできい子を見送った八一も山鳩の声を聞きながら涙するのである。