会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

マネーゲーム 2008・9・26(金)   SURUME

2008-09-30 01:17:44 | Weblog
 アメリカの拡大する金融危機と連鎖破綻に対して、英国教会の最高指導者が言う。「具体的利益の裏付けがない空証文の取引が大損害をもたらした」さらに「規制のない資本主義は実態のないものに現実性や影響力を与えた」というマルクスの分析を紹介する。
 辺見庸は「実需がないのにただ金もうけのためにのみ各国の実体経済を喰いあらし、結果、億万の貧者と破産者を生んでいる投機ファンドの暴力。それこそが世界規模の通り魔ではないのか」そして秋葉原などに見る狂気としか思えない通り魔的犯罪もこうした社会の歪みから来ているという。ライブドアの狂乱を思い出す。そこには足を地につけた人間はいなかった。


機を見るに敏 2008・9・25(木)   SURUME

2008-09-28 00:29:28 | Weblog
 コイズミさんが政界を引退する。非常にカシコイ。悪ガシコイとも言える。「改革」を唱えながら行った政治の「負の遺産」が露わになり、今度の総選挙で判断される状況になった。その前に舞台を降りて逃亡する。
 さらに、9割方落選すると思われるコイズミチルドレンの膨大な屍も見ずに逃げるのである。「刺客」として華々しく登場した彼らは、コイズミさんによる単なる将棋の駒でしかなかった。気の毒に思うが、コイズミさんの行動を見れば諦めるしかないだろう。

選挙いろいろ  2008・9・21(日)  SURUME

2008-09-28 00:28:16 | Weblog
 自民党の総裁選挙と衆議院選挙を前にして、候補者たちは耳触りのいい話ばかりする。びっくりしたのは、今になって後期高齢者医療制度の見直しを麻生さんが言いだしたことだ。その他、いいことばかり言っているのは、政権党の最後のあがきかもしれない。他方、野党も同じで耳の痛いことは言わない。
 選挙費用のことと政治の停滞を度外視するなら、選挙を頻繁に行えば、日本は住み良い社会になるだろうと皮肉にも思ってしまう。

客観的に・・・ 2008・9・13(土)  SURUME

2008-09-21 00:28:45 | Weblog
 「私は自分自身のことは客観的に見ることが出来る。あなたとは違うんです」とソウリに言わせたのは中国新聞のベテラン記者だった。「総理の会見は国民にはひとごとのように聞こえる」と追求した彼の心にあったのは、ソウリの核兵器に対する「ひとごと」のような一連の言動だった。被爆国の総理の核兵器に対する関わりは衆目が注視する。とりわけ、広島を本拠とする記者がソウリの態度を疑問視したのは理解できる。
 ソウリを怒らせた記者はどんな人?公の場であんなことを言われ、気の毒と思っていた。しかし、ソウリの煮え切らない態度に辟易していた記者仲間はこのことを喜んだという。 


事故米 2008・9・11(木) SURUME

2008-09-21 00:25:18 | Weblog
 病院や高齢者施設の食用に納入されていたとは驚いた。地元・四日市では米穀仲介業「ノノガキ穀販」の名が挙がった。流通過程で事故米を隠すためのペーパー会社のようだ。
 「頭を使って稼げ!」と言い、まじめに働くことを小馬鹿にする同級生がいる。「法を犯しても捕まらないようにすればよい」と言うブローカーである。悪党だが、にこにこして人付き合いもよい。全て稼ぎのためだろうけれど。
 ギョーザ事件以来、中国製品の安全が危惧されているが、中国ばかりでなく日本製品も危ないとなったら、どう身の安全を守っていけばいいのか?困ったことだ。
 なぜ不正な転売が起き、見逃されてきたのか?大きな要因はコイズミさんが行った「規制緩和」「官から民へ」だろう。出来ることの全てを「民」に移行し、市場原理に任せれば何もかも解決するとして、儲ける者勝ちとしたために、耐震強度偽装問題、ライブドア事件、村上ファンド事件、グッドウィル問題などが起こった。
 いい加減な大臣しか就任しない農水省の姿勢にもある。省庁が国民の税金で運営され、国民のために働くと言う根本を忘れ、ロクな仕事をしないことだ。危険が予知できる事故米の公的な監視をも放棄した。食の安全は国民生活の現在の主要な課題で、個人ではできないからこそ農水省があるはずだ。

弱気を助け強気を挫く 2008・9・9(火) SURUME

2008-09-21 00:21:46 | Weblog
 大久保彦左衛門のもとで活躍した一心太助は、義理人情に厚く、江戸っ子の典型として描かれた。子供のころ、そのドラマの中から「弱気を助け強気を挫く」を覚えた。
 「児童文学館」の隠し撮りや「クソ教育委員会」と怒鳴る大阪のハシモト知事の横暴は目を覆うばかりだ。だが、もっと悪いのはマスコミがこのことを全く批判しないことだ。知事の行動を吟味しないで、支持率の高い知事にへつらうマスコミの悪い習性である。世論の動向を見ながら、さも正義であるような記事を書くが、都合の悪い時は借りてきた猫のような報道をする。これでは「強気を助け弱気を挫く」である。

首相辞任 2008・9・1   SURUME

2008-09-21 00:20:33 | Weblog
 阿部さんに続いて福田さんも辞任、野球に例えれば2者凡退である。麻生さんが予想される3人目が塁に出ないと自民党チームは歴史的な惨敗になりそう。
 「年金問題や後期高齢者医療問題などで、有権者は自民党政権の疲弊や限界を確信した。これが怒りとなり、全国的に『政権交代させなければ』という意識が広がっている。この流れは麻生首相でも変わらない」と識者は言い、総選挙で議席を落とし、政権を失うと予測する。
 それにしてもびっくりした。叩き上げでない2世議員はあっさりしているのかな?