会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

選  挙     SURUME

2007-07-30 22:03:55 | Weblog
 年金問題に有権者の審判が下った。野党が過半数を制したのは当然だと思うが、コイズミさんの郵政民営化選挙の時のようにムードだけで投票が行われたのなら、先行きは暗い。
 自民党も民主党も内容的には大きな差異はなく、国家体制が根底から変わるわけではない。「権力は長くなると腐敗する」 そうした意味で自民党の長期政権は一度交代した方がいい。ただ、本当に多くの人たちの幸せを担えるのは誰か?は次の衆議院選挙で問われる。
 アベさんが続投すると言っているが、組織が負けたときに最高責任者が地位に未練を残すのでは全く「美しさ」がない。

アベさんは読んだかな?(2)    SURUME

2007-07-26 00:18:53 | Weblog
 そこでこんどの憲法では、日本の国がけっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍隊も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これは戦力の放棄といいます。『放棄』とは『すててしまう』ということです。しかし、みなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。・・・・・・
 みなさん、あのおそろしい戦争が、二度とおこらないように、また戦争を二度とおこさないようにいたしましょう。
 (文部省文書  中学一年生用社会科教科書に採用 / 辺見庸「抵抗論」から転載)

 前回、郵政民営化だけで政治の選択をした。年金問題だけでは未来を見失う。 



アベさんは読んだかな?(1)   SURUME

2007-07-25 00:11:59 | Weblog
 1947年から52年まで使われた文です。誰が誰に送ったか想像しながら読んで下さい。
「みなさんの中には、今度の戦争に、おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。ごぶじにおかえりになったでしょうか。それともとうとうおかえりにならなかったでしょうか。また、くうしょうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。いまやっと戦争はおわりました。二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。こんな戦争をして、日本の国はどんな利益があったのでしょうか。何もありません。ただ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。戦争は人間をほろぼすことです。世の中のよいものをこわすことです。だから、戦争をしかけた国には、大きな責任があるといわなければなりません。この前の世界戦争のあとでも、もう戦争は二度とやるまいと、多くの国々ではいろいろ考えましたが、またこんな大戦争をおこしてしまったのは、まことに残念なことでありませんか。      明日に続く (新しい憲法のはなし 六 戦争の放棄より)



長崎の不幸  SURUME

2007-07-03 23:52:51 | Weblog
 被爆した長崎選出のアホ~な大臣が、米国の原爆投下を“しょうがない”と発言して、大臣を辞任する。当然だが、辞任は遅いぐらいだ。その上、世評では参院選が戦えないから、アベ総理と公明党が首を切ったという。選挙向けとは何と情けない。地元長崎の人たちの心を踏みにじる暴言は長崎の二重の不幸だ。
 イラク撤退がアメリカ国内でもささやかれているのに、戦争に加担する「イラク復興支援特別措置法」がほとんど論議されることなく(世論のうわさにもならず)成立する現状では、こんな発言が裏では日常茶飯事になっているのかもしれない。全く持って恐ろしい。
 悪口は言いたくないが、「政界渡り鳥(日本新党、新進党、自由党、保守党、保守クラブ、自民党)」と言われる女性が後任の防衛大臣とは恐れ入る。これも選挙向けかな?

6月の終わりに   SURUME

2007-07-01 01:46:57 | Weblog
 空梅雨に近い6月ももう終わり、この数日は真夏並みの暑さだ。元気に咲く花たちも水遣りを怠るとぐったりすることがある。
 今月、びっくりしたのは年金問題、まさか自分が当事者になっているとは思わなかった。改めて思うことは国家や行政が必ずしも「正義」を実行しているとは限らないこと。一定の組織や勢力の利害を代弁している限り、「正義」は相対的だから、個々人は己の事は己で守らなければいけない。年金に関していえば、正当な支給を声高に叫べばいい。庶民は物知り顔に「財源が云々」などと言うことも考えることもする必要が無い。
 「郵政民営化」をエサに安定多数を持った時の政権が、数の力でこの間立法化してきたものを見ると空恐ろし。イラク戦争(支援)継続と福祉の見直し=財源カット、人を人として大切に扱うことが全く見えてこない。