会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1418

2017-05-12 19:53:04 | Weblog
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観仏三昧(会津八一)第20首 2013・3・4(月)

 この日醍醐を経て夕暮に京都に出で教王護国寺に詣づ 平安の東寺にして空海に賜(たま)ふところなり講堂の諸尊神怪を極む(第2首)   解説

  ひかり なき みだう の ふかき しづもり に 
         をたけび たてる 五だいみやうわう     

  (光なきみ堂の深きしづもりに雄叫びたてる五大明王)

 平安京の左京と右京を守る王城鎮護の為、また東国と西国とを守る国家鎮護の寺として、「東寺」と「西寺」が建立された。その後西寺は早い時期に衰退したが、東寺は823年に嵯峨天皇から真言宗の宗祖である弘法大師空海へ下賜され、そこからは国家鎮護の寺院であるとともに、真言密教の根本道場となった。五大明王は講堂に安置されている。