会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1352

2018-04-19 21:24:50 | Weblog
会津八一に関するブログ 659

比叡山・第3首(会津八一) 2016・8・10(水)
 根本中堂の前に二株の叢竹あり 開山大師が唐の台岳より移し植うるところといふ(第1首)  解説
                    
 あき の ひ は みだう の には に さし たらし 
              せきらんかん の たけ みどり なり

 最澄が唐から移し植えたとされる叢竹(群がって生えている竹)を詠い出す。
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会津八一 1351

2018-04-18 19:03:14 | Weblog
会津八一に関するブログ 658

比叡山・第2首(会津八一) 2016・8・6(土) 解説

 十八日延暦寺の大講堂にて(第2首)
          
  やまでら の よ を さむみ か も しろたへ の
              わたかづき せる そし の おんざう


 綿の帽子をおかぶりになっている伝教大師像を詠んだ。
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会津八一 1350

2018-04-16 19:17:07 | Weblog
会津八一に関するブログ 657

比叡山・第1首(会津八一) 2016・7・29(金) 解説

 十八日延暦寺の大講堂にて(第1首)
           
  のぼり きて しづかに むかふ たびびと に
            まなこ ひらかぬ てんだい の そし


 鹿鳴集・比叡山12首の第1首、「てんだいのそし」とは伝教大師・最澄の像のこと。2011年、縁あって若いころの伝教大師の木像を彫った。


(明日第3火曜日は独り言を休みます)
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会津八一 1349

2018-04-15 16:12:47 | Weblog
会津八一に関するブログ 656

南京続唱・第14首(会津八一) 2016・7・23(土) 解説

 述懐
                              
  ふるてら の みだう の やみ に こもり ゐて 
            もだせる こころ ひと な とひ そ ね


 南京続唱最後の歌。寺の御堂に籠って、黙想するわが身を歌う。
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会津八一 1348

2018-04-14 19:13:19 | Weblog
会津八一に関するブログ 655

南京続唱・第13首(会津八一) 2016・7・18(月) 解説

 春日野にて(第3首) 
                    
  うつくしき ひと こもれり と むさしの の 
           おくか も しらず あらし ふく らし


 「うつくしきひと」は故事による。「むさしの」は関東ではなく、春日野の異称である。難しい歌だ。
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会津八一 1347

2018-04-13 18:54:07 | Weblog
会津八一に関するブログ 654

南京続唱・第12首(会津八一) 2016・7・14(木) 解説

 春日野にて(第2首)
                      
  をとめら が ものがたり ゆく の の はて に 
             みる に よろしき てら の しらかべ


 語りながらゆく乙女たちと寺の白壁、古都奈良の情景を浮かび上がらせる。
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会津八一 1346

2018-04-12 19:05:11 | Weblog
会津八一に関するブログ 653

南京続唱・第11首(会津八一) 2016・7・8(金) 解説

 春日野にて(第1首)
                    
  をとめら は かかる さびしき あき の の を 
              ゑみ かたまけて ものがたり ゆく  


 古都奈良の春日野(春日山の麓一帯の野原)での歌3首、乙女達の明るい声と古都奈良の秋を寂しを対比させて詠う。
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会津八一 1345

2018-04-11 18:51:48 | Weblog
会津八一に関するブログ 652

南京続唱・第10首(会津八一) 2016・7・3(日) 解説

 奈良博物館にて(第4首)  
                  
  いかで われ これら の めん に たぐひ ゐて 
           ちとせ の のち の よ を あざけらむ 


 千年後に博物館の壁に掛けられた面と一緒になって世の中を見下ろしてみたいと詠む。
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会津八一 1344

2018-04-10 18:54:59 | Weblog
会津八一に関するブログ 651

海ゆかば6(完) 2016・6・28(火)

 辺見庸はこう書いている。『・・・「海ゆかば」は・・・NHKの電波にのり、不思議な磁力で、ただちにニッポンに根づいた。それは天皇ー戦争ー死ー無私・・・の幻想を体内にそびきだし、大君のための死を美化して、それにみちびいていく、あらかじめの「弔歌」でもあったのだ
 「海ゆかば」はフランス革命に代表されるブルジョア革命で、その端緒が開かれた自由や平等(身分制の廃止)、民主主義に真っ向から対立する天皇制ファシズムを象徴する歌である。
 素空が生まれた時にはおばさんばかりで、おじさんはいなかった。たった2人のおじさんは戦死していた。
 亡母は兄の死後に残された母と義姉を詠んでいる。

  子の戦死 その嫁にいかに 知らさむと
                なやみし母を 今も忘れず
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会津八一 1343

2018-04-09 18:55:29 | Weblog
会津八一に関するブログ 650

南京続唱・第9首(会津八一) 2016・6・27(月) 解説

 奈良博物館にて(第3首) 
                   
  かべ に ゐて ゆか ゆく ひと に たかぶれる 
          ぎがく の めん の はな ふり に けり


 「伎楽の面」は呉の仮面劇で使われたもの。壁に掛けられた高慢そうに見えるその面の鼻が古びてしまったと詠む。第4首と合わせてみると面に対する八一の独特の感覚がある。 
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