会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1413

2017-05-07 19:53:00 | Weblog
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観仏三昧(会津八一)第15首 2013・2・17(日)

二十四日奈良を出て宇治平等院黄檗山万福寺を礼す(第1首)  解説

 わうばく に のぼり いたれば まづ うれし 
      もくあん の れん いんげん の がく      

    (黄檗に登り至ればまづうれし木庵の聯隠元の額)

 この歌に詠まれる黄檗山萬福寺の中国僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)がいんげん豆(隠元豆)の名前のもとになっている。明から日本に帰化した隠元禅師が、はじめて日本にこの豆を持ち込んだことに由来して”隠元豆”と呼ばれるようになったと言われる。