会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

テレビ力    SURUME

2007-01-23 01:32:34 | Weblog
 そのまんま東が知事になった。「何かが変わるかもしれない」と有権者は思ったらしいが、その投票行動に失望する。以下の件で力量と姿勢を疑問視するからだ。
 彼は芸人、タレントとして大半を過ごし、政治家としての活動(と学習)をしてきたわけではない。わずか数年、早大に通って政治を学んだというが、そんな一夜漬けのようなもので本当に知事として巨大な行政が切り盛り出来るのだろうか?タレントとしてテレビが売り出した抜群の知名度だけが当選の原動力になっているなら、宮崎県の未来は暗い。
 タレントがこんなに簡単に知事になり、テレビと新聞が擦り寄るようにほとんど批判せず、流れに迎合するところに問題がある。パンパカパーンの人で懲りているはずなのに!

辺見庸講演、再び大阪 2007・1・20(土) SURUME

2007-01-21 00:47:35 | Weblog
 昨年6月に続いて2度目、今回は阿倍野区民センターであった。削除した癌が転移しているらしいが、6月講演より顔色もよく、声にも力強さがあった。題は「個体と状況について」 状況とは憲法9条破棄へと向う右傾化し全体主義化する日本の現状であり、個体とは納得できないことには徹底して抗う個人のことを指す。
 沈黙の螺旋(マイノリティ・少数派がマジョリティ・多数派の数に押されて意見を言いにくくなり、そのためにますますマイノリティの存在が軽視され、最後は沈黙する現象)を紹介し、各人が単独者として、正しいことを主張する勇気を持ち、沈黙してはいけないと説く。もっともなことだが実行は難しいものだ。

「沈黙の螺旋理論---世論形成過程の社会心理学」 ノエル=ノイマン

 マイノリティ(少数派)が沈黙に至る沈黙の螺旋は4つの段階として説明される。

第一段階 権力者は注目されていなかった話題をアピールする。
第二段階 注目がされていなかった話題に反対は出ないため、これは正しいとされる。
第三段階 遅れてきた批判に対して、レッテル張りによる排除を行う。
第四段階 少数派となった批判勢力は、多数による圧力をうけ批判を行うことを放棄する。


謹賀新年  SURUME

2007-01-01 00:25:31 | Weblog
 亥年の幕開け。団塊の世代の中でも亥年が最も多いのではないだろうか?亥年は還暦、人生の節目でもある。不合理がまかり通る情けないような世の中の状況に、少しでも異議をとなえて行きたい。
 一億総白痴化、世論、世相への無批判な迎合を恥とし、自分で考えることを基本に今年一年も過ごして行きたいと思う。
 本年もどうぞよろしく。