半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

取り込まれる国民

2016年02月19日 08時35分24秒 | 日記
昨日の同僚との昼飯談義で、たまたま甘利前大臣の話が出て同
僚の口から「甘利さんはよくやっていたのに」という言葉が出て
愕然としたと同時にこのフレーズは何処かで聞いた事があるぞと
思った。
多分、このフレーズは、かのNHKあたりが拡散し、多くの国民に
刷り込まれているのだと感じた。
これでは、甘利辞任直後の世論調査でも支持率が上がるという怪現
象も得心した。
小生は、同僚に対して、お前は馬鹿かの言葉は抑えて、甘利は何も
していないしアメリカの指示通りの芝居をしただけだと言い。後の
説明は徒労に終わると思い止めた。
やはり、マスメディアの力は、恐ろしい。今や批判のための力を政
権の翼賛に向ければ良いわけで、記者クラブに席を持つ勢力の勢い
は止められない。
マスメディアが報じることを鵜呑みにするなと言ってもどだい無理
な話と言うのは明治維新以来培われた国民性で要求するだけ無駄か。

政府は政権維持の為にはどんな方法も使うだろうし、それは、マス
コミのコントロールに限らず思いつきの政策もその維持の為であり、
彼らの念頭にはそれしか無いと言っても過言ではない。決して国家
国民の為などではないのだ。エスタブリッシュメントによるエスタ
ブリッシュメントの為の政治であり、1%のための政策なのだ。
決してトリクルダウンなどありもしないのに、それを唯々諾々と受
け入れる多くの国民がいることもお事実だ。

堤未果氏の著書「政府は必ず嘘をつく」にあるように、自分達を存
続させる為には、国民を欺しにかかる。浅はかな朝三暮四の政策に
も気付かないし、不作為にも怒らない。
本当にメデイアリテラシーが極端に欠如している国民を欺すことは
容易い。テレビのアナウンスに取り込まれ直ぐに同化していく。
結局、この国の国民は破局的な取り返しのつかない事態に陥らない
と気付かないのが常だ。それは、この夏の参院選であって欲しい。

三文芝居

2016年02月18日 08時55分51秒 | 日記
人は窮地に追い込まれると、思いのほか能力を発揮するものらしい。
例えば、川崎の老人ホームのおぞましい事件など、容疑者の昨年夏
頃のマスコミとの対応をみると、語弊があるが見事にしらを切って
その場を凌いでいる。あそこまでの演技力は見事としか言いようが
ない。

例えば、丸川環境大臣など、東大出の才女だ、自分が講演で話した
ことを覚えていないわけがないではないか。都合の悪いことは、忘
れることができるらしいし、国会での答弁でも議論をかみ合わせな
いような芝居をしてその場を凌いでいる。
小生なら答えに窮したら絶句したあげく、「すみませんでした私が
悪うございました」と言って土下座でもしそうな状況でも、活路を
見いだしてその場をやり過ごし、翌日には反転攻勢に打って出る。
そう言う意味では政治家は、仮に三文芝居であっても一流の役者で
なくては務まらない。

そして極めつけは、何と言っても、最も食えぬ大根役者は、甘利口
利き前大臣だろう。甘利の利は口利きの利だと小生は思っているが。
それはさておき大臣辞職の時の会見では、武田信玄の家臣の末裔な
ど、美学など政治家の矜持などと曰い、挙げ句には目元をハンカチ
でそっと拭ってみせる見事な役者ぶりであった。この問題、秘書の
やりたい放題の所業が明らかになってきて、大臣どころか、議員を
辞めざるを得ないだろう。
秘書がやったことを常套句に逃げを打つが、政治家の生活信条を秘
書が現していると言っても良いだろうし、謂わば秘書は政治家の鏡
と言っても過言でもない。

いずれにしても、小生のような凡夫があのような窮地に立つことは
無いとは思うが、自分の非を認め(逃げおおせないと悟ったか)議
員辞職をしたイクメン議員の方がある意味恥ではあるが潔いかも知
れない。

タレント議員で思うこと

2016年02月13日 08時01分10秒 | 日記
タレント議員の走りと言えばNHK出の宮田輝や俳優の
山東昭子だろう。
のど自慢の司会をしていた恵比寿顔のおじさんが、参
議院全国区から出るというニュースを見て、何故か子
どもの頃から自民党嫌いな小生は、優しそうなおじさ
んに何故か裏切られた思いがしたものだ。一方で、好
感を持てたのは庶民や抗う者の代表だったであろう青
島幸男やコロンビアトップ、野坂昭如、中山千夏らだ。
自民党が有名タレントを起用する理由はただ一つ、人
寄せパンダならぬ票寄せパンダだろう。
最近その自民党が、かつて一世を風靡した少女ボーカ
ルグループのSPEEDのメンバーの今井絵理子を起
用してきた。今井と言えば、昨年の戦争法案騒ぎの時
に、法案そのものに批判的な発言をしていたはずだが、
止むに止まれぬ理由で出馬を決断したということか。
生活の為だと言うのは想像に難くない、特に政治的理
由で変節したとは思えないし、そこまで思慮深い人間
かは量れない。
何故、自民党が今井を立てたかは、オール沖縄の分断
作戦の一環だろう。本人も本当に沖縄の置かれている
現状をみたら、沖縄県民を蹂躙する政策をとり続ける
自民党から出るわけもないのだろうが、やはり、恩義
を感じる誰かに説得されて決断したのだろうか。シン
グルマザーや障害児の母親の代弁者として活動したい
と言う大義をつくり、自分に言い聞かせたのだろう。
そうした環境にいる人々の期待票、同情票を期待して
のことだろうが、いずれにしても、今井が昨年、戦争、
平和について大言壮語を吐いたわけだから、その意に
沿って、沖縄の70年の歴史、日米安保との関係、日
米地位協定など、どの程度理解できているのか自民党
のレクによる付け焼き刃的な答えではない本音を聞い
てみたいものだ。そして重ねて、あなたがちやほやさ
れて踊り歌っていた時と今も沖縄の置かれている環境
は少しも変わっておらず、却って悪化しており、当時
から理不尽さに憤り抗い続けていた人達の存在を知っ
ているかと。

今、国会議員が得る報酬は濡れ手に粟で、ろくな仕事
もしないやらずぼったくりの詐欺行為は公然で、その
政治家としてのレベルの低さや特権階級としての傲慢
な態度は目に余るものがある。自分の職域にある地名
の漢字も読めなくても恥とも思わない、政権の批判を
する者の吊し上げなど当たり前で、そうかと思えば、
動く生殖器の異名を持つイクメンは、妻が出産で留守
を良いことに、溜まった性欲のはけ口に自宅に女を連
れ込む不貞を働いた件の育休議員が、辞職して全休に
なったらしい。この男、選挙区民どころか、妻や生ま
れたばかりの子どもに会わす顔もないだろうに、自業
自得という言葉はこういう不貞や不逞を働く輩の為に
ある必罰に値する言葉だ。さらに、調子づいている奴
にはいい気味だと言う言葉も最適かも知れない。

国民主権を蔑ろにした政治や官僚主導の政治、血税の
おかしな使われ方を糺し、弱者の立場に立つという大
義もなく名誉や金や権力欲が優る人間は、政治に色気
を出さないで欲しい。
清貧で孤高な政治家の出現を市民は望んでいる。

映画を観た

2016年02月12日 10時02分52秒 | 日記
美しい日本の憲法をつくる会が呼ぶところの紀元節の休日に
映画を二本観た。
1本は、「ベトナムの風に吹かれて」という、実話に基づい
て映画化されたもので、小松みゆきさんというベトナムで暮
らす日本語教師が、認知症になった母親を父親の死を機に
雪深い新潟から自身が住むベトナムに連れて行き、2014
年に亡くなるまで13年間面倒をみるというもので、涙あり
笑いあり身につまされるところありで楽しめる映画だった。
原作者の小松みゆき氏がベトナムから厳寒の長野市まで舞台
挨拶に来てくれて撮影時のエピソードを聞かせてくれた。ご
本人は、非常に明るくきさくな方で、現地の方との信頼関係
があるからこそ母娘とも周りの協力も得られ良好な関係が築
くこと出来たのだろうか。
これを我が身に置き換えて見たときに、認知症の親の面倒を
みるということは制度が整っている日本でも大変なことで、
想像しただけでも目眩がしそうなのに、ましてや異国の地で
13年間も仕事をしながら親を介護し看取るということは、
映画にもあったが、今の日本には無い、濃いご近所づきあい
があったからこそで、これも誰でもできることでは無く、小
松さんの人間性が大きいと感じた。

2本目は、景山あさ子氏プロデユースの「One Shot One kill」
という米国海兵隊新兵の訓練の様子を撮ったものだ。訓練期
間は定かでは無かったが、どこにもいそうな普通にスマフォ
をいじっている若者が1人の殺人兵器として成長していく様
は圧巻だ。入隊志願する理由は様々であろうが、共通するの
は、経済的理由によるものだろう。経済的徴兵の先進国米国
の実態の一部が垣間見えた。3月から施行される戦争法案で
あるが、6人に1人が貧困家庭といわれているわが国である。
益々、徴兵的意味合いが強くなってくるだろう。
また、扶助にかける国家予算も減らしセーフテイーネットを
外しかかっている状況からみても現実的で深刻な問題だ。

脅威を嬉々として煽る下衆な連中

2016年02月09日 08時37分21秒 | 日記
北朝鮮が衛星の打ち上げに成功したらしい。それはそれで結構な
ことだと思う。
このことについて、NHKなどは常にトップニュースに据えて殊
更に北朝鮮の脅威を煽る。
甘利疑獄事件の希釈の役割を兼ねているからニュース時間の8割は
割く。予てから言うようにこの甘利事件は国民の頭の中では解決済
みにすり替わっている。

北朝鮮に関する報道ぶりは、常にセンショーナルに終始する。そし
て何を考えているか分からない恐い国だという刷り込みを行う。そ
して日本を取り巻く安全保障の環境は様変わりしているから、件の
戦争法案の必要性、ひいては9条2項の改正に結び付ける論法が透け
て見える。NHKの解説委員などは、まことしやかに、北の脅威を
煽る。

冷静に考えれば、何処の国も科学技術の開発、とりわけ宇宙分野に
力を入れるのは至極当然の話だ。米ソや所謂先進国だけが許される
行為でもあるまい。
それは軍事技術ついても同様なことだろう。
とりわけ、ミサイルに使う金があるなら飢えている多くの国民に回
すべきだという論調がほとんどだ。だが、そんなことをわが国が言
える立場かと言いたい。国民の貧困率は先進国の中でも米国と競う
ように下位が定位置である。
集めた税金を社会的弱者の扶助費の使われ方は、OECDの平均値
の1/3から1/4程度で、老舗先進国である米国の1/2程である。




税と社会補償の一体改革によって社会保障を手厚くするということ
を2012年秋の野田と安倍の党首討論時の衆院解散の約束の一つ
でもあったのだが、増税分は一向に使われずに、もっぱら法人税引
き下げによる税収減の補填に使う有様だ。金に色はついていないか
ら安倍曰く国民から吸い上げた金は、最高権力者である私の一存で
どうにもなるのだろう。
別に北朝鮮に恩義があるわけでもないし、反日の立場でもないが、
ことあるごとに、北朝鮮に名を借りて国民の洗脳や誑かすのはやめ
た方が良い。

おそらく、北朝鮮に対する日本独自の制裁とやらで、拉致問題は、
益々、解決の糸口が見えなくなる。もっとも、拉致被害者を喰いも
のにして首相になった安倍には、端から解決する気が無いわけで、
これでまた良い口実が一つできたということで安堵しているだろう。