半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

既に雲散霧消したか

2016年02月02日 08時52分33秒 | 日記
甘利経済再生担当大臣の疑獄事件について、ここで書いて
から1週間も経たないのに最早雲散霧消して感がある。

昨日発表された世論調査は、内閣支持率が下がるどころか、
逆に上昇しているなど聞くと、官邸のメデイアコントロー
ルが効いていることが窺える。
仮にこの数字に手心が加えられていないとすれば、権力者
を信頼しているか、権力者の不正に鈍感なのか、寛容なの
か、理解ができていないのかの何れだろう。
こうなるとこの政権にいる者の不正は何をしても許される
こととなる。

これは以前にも書いたがペンを剣に替えて権力者の不正を
追及することをマスコミが止めてしまったことにある。言
い換えればジャーナリズム精神を棄て去り、政権や権力者
が提供することを活字や放送するだけの只の報道機関に成
り下がったことに一因がある。
言ってみれば喰うためには何でもしますという卑しい精神
の表れだろう。
陸山会事件での報道のあれは異常で、まさに権力者等から
提供される出鱈目に輪をかけての報道ぶりは、今回の報道
ぶりや書きっぷりと同根ではある。

支持率調査でいつも目をひくのが、支持する理由で「他に
適当な人がいないから」の数値が高いが、この選択の余地
が無いというのは国民にとって不幸で、何より、それによ
ってあのような者に国の舵取りを任せなければならないと
いうのは最大で不幸である。

とは言え、この夏の選挙で状況が変わるかと言えば、逆立
ちしてもあり得ない訳で、野党第一党の民主党の頓珍漢ぶ
りを見る限り、政権を慌てさせるような事態が起こるはず
も無く、今年は心寒々しい夏を迎えそうだ。