半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

礼を尽くすこと

2012年01月31日 07時53分35秒 | 日記
 昨日は、クライアントの打合せを10時に約束してあったので、時間通り

に訪ねたところ、体調が悪くて休暇を取っており、10時からの打ち合わせ

はキャンセルと言われた。究極のドタキャンである。

この対応について、自分であればとったであろう対応と照らしあわせてみて

疑問を持った。

 体調が悪くて休むと勤め先に連絡するときに、今日の予定は分かっていた

はずであるから、同僚に言って、来訪者に本日の打合せを後日に変更して欲

しい旨の連絡をとって貰うだろう。それが、社会人としてのとるべき行動で

はないだろうか。

 この発注機関の担当氏の中に、発注者と受注者の力関係が少なからず影響

していたのなら非常に残念であるし、官尊民卑の意識など無かったことを願う。

 彼は、先日も当方の部下に対して、メールのやりとりやそれに関連する連絡

等の対応に不備があったことに対して、社会人としてのモラルが欠けていると

のご高説を垂れていただけに、残念な気持ちである。

 結局、相手に不快な思いをさせないと言うことは、相手の立場に思いを致す

ことしかないのかも知れない。つまり、相手の立場に立って考えてみることが

礼を尽くす第一歩かもしれない。

その考え方でいくと、今回、彼は、非常に体調が悪くて、そこまで頭が回らな

かったのかも知れないと考えてみるのも相手に対する礼の一つであのかも知れ

ないな。

冬来たりなば春遠からじ?

2012年01月29日 22時13分33秒 | 日記
 今年の冬は長く、春は遅いらしい。

ここ信州でも新潟県境では連日のように50cm以上の大雪が降るほどの寒気が居座っている。

昨年3月に震災を被った栄村の仮設住宅では、屋根がフラットな構造のためか、毎日雪降ろしが

必要らしい。仮設住宅を設置するときにもっときめ細かい対応と言うか想像が出来なっかたのか

なと思う。

 今年の寒さが記録的なのか、自分の寄る年波のせいか寒さに対する辛抱が足りなくなったのか、
よ。
言うのもしゃくだけれど、とにかく寒いのだ。

とは言え、この自然現象に怒ってみたところで、何も変わるものではないし、この寒さを受け入れる

くらいの潔さというか開き直りも必要なのかと思う。

 まさに今年ほど、故事の「冬来たりなば春遠からじ」に大きな期待さえ寄せた年はないかもしれない。

そうだ、あと2ヶ月、冬と一緒に過ごしたら、心と身体を押さえ付けていた五感を躍動させられる春が

来るのだ。それに、なによりも畑くんが待っていてくれるのだ。

おーい畑よ、待ってろよ。などと言ってみる。





天使の声

2012年01月27日 08時09分01秒 | 日記
 「大きい津波がきています。早く、早く、早く高台に逃げてください。
早く高台に逃げてください」。南三陸町町職員の遠藤未希さんが自らの命
もかえりみず住民を避難させるために叫び続けたという記事を読み彼女の
姿、心境を想像したいたら目頭が熱くなり、家族に気付かれないように
目頭を拭った。
まさに天使の声だったろう。

見たことも無い津波が遠くに見えたときの身の毛もよだつような恐ろしさを
抑え、一人でも多くの住民を避難させようとした、彼女らの行動を今、自分
は只尊敬の念をもって讃えたい。

一方で、壮大な自然現象とは言え、多くの罪無き人々の命を奪い去った津波
を憎みようがないが、人災であった、東電福島第一原発の事故の政府を含めた
当事者達の国民の命を後回しにした隠蔽に次ぐ隠蔽などの一連の行動を見るに
つけ、あまりのギャップの大きさに益々怒りが増してくる今日この頃だ。

政治ができること

2012年01月25日 08時20分46秒 | 日記
 昔から、政治に参加することは選挙に行き、1票を投じ自分の意思表示をする
ことだと言われてきた。あの、強固な自民党独裁政治が行われていた時代も、
それぞれの思惑の中でそれが適わぬながらも投票に行って国民総中流の生活
を謳歌していた筈だ。
 
しかし、その後の小泉改革という、小さな政府的なシステムや市場原理主義の
導入や更には行き過ぎた規制緩和により、貧富の差が拡大し米国に次ぐ貧困率
となり生活困窮者が増大した。益々、国民生活は内向きとなり、デフレ不況も
重なり様々な不満の中で2009年衆院選挙を迎えた。

2009年選挙は、言うまでもなく自民党政権への不満や今の生活からの脱脚を
願う国民のはけ口は「国民の生活が第一」を標榜する民主党に向かい、大勝
した民主党は政権与党となった。

そう、民主党は期待されていたはずだ、明治以来続く官僚主導政治を政治主導
に転換するはずだった。しかし、官僚の抵抗はあまりにも凄まじく、取り込まれ
マインドコントロールされ、敢えなく政権交代時の精神はなきものとされた。

前回の選挙は、政治に期待して投じた1票が政権誕生に繋がったことで有権者と
政治の約束が発生したはずである。しかし、今はその約束の殆どが反故にされ
真逆な政治が行われ、国民の意思とは違う政治が行われようとしている。
 
このことを見ても、政治は国民の期待には応えないし、応えようともしないし
国民の意思表示が選挙などと言ってみたところで、虚しさを感じるし、別な形
の意思表示が国民にもあっていいと思う今日この頃である。

消費税とTPP

2012年01月24日 08時48分03秒 | 日記
 今朝のNHKラジオのビジネス展望を聞いていたら、コメンテーター氏が、
財政再建の為には、消費税は上げなければならないし、それと併せてTPPに
も参加しなければ意味が無いと言っていた。

つまり、消費税の負担増分を外国からの安い食料品を購入することで、軽減
できる旨を述べていた。そして、日本の農業は、安い外国産農産物に対しては、
自助努力をして対抗策を立てる他ないだろうというような随分と乱暴な論調で、
朝食時だけにまさに噴飯ものだった。

何のことはない、日本の財政再建の為に、消費税を上げましょう、TPPにも
参加しましょうのプロパガンダであった。


TPP問題は、農業問題だけではないはずだし、医療、食の安全など国民生活
の根幹に関わることであり、農業問題に矮小化させ、併せて増税問題に絡める
とは、やり方が卑劣ではないか。

例えば、米の作付面積が日本の200倍以上を持つ米国とまともに勝負になるわけ
が無い。よく、付加価値で勝負すれば良いと言うが、付加価値が高い高価な物を
買える人は限られた富裕層であろうし、そのことが、日本の農業の抜本的な構造
的改善にはならないだろう。

食の安全・安心とは、安心して食べられることそして将来の世界的な干ばつに
対しても自国でまかなえるぐらいの自給率を有していることでなないのか。
米国が干ばつの時に日本に優先的に食糧を融通してくれるとは限らない。