半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

戦争が廊下の奥に立っていた

2018年02月26日 09時32分06秒 | 日記
俳人の金子兜太氏が先日亡くなった。98歳だった。
知る人ぞ知る「アベ政治を許さない」を揮毫したことでも
知られている。
自分も国会議事堂前のデモの時に使わせてもらった。

   
     
氏の俳句は、高浜虚子に見られるような花鳥諷詠だけに拘らず、
社会のことを織り込んだ前衛的な俳句は身近なものに感じられた。

先の大戦の戦争中は、言論弾圧は残酷を極めたが、それは俳句の
世界でも同様で、戦争に批判的な俳人は弾圧を受け、懲役刑を受
けたり、留置場でうけた拷問で、釈放後に亡くなったり
とその弾圧は陰惨を極めたらしい。
そんな弾圧をうけた俳人立ちの句を碑にして後世に残すためにと
25日に除幕式があった。
金子氏も健在であれば、出席できたのだろうが、それも叶わなか
った。
昨日は、除幕式後に訪れて、改めて、氏のご冥福をお祈りしてきた。

           

このもどかしさを何とかできないか

2018年02月14日 09時43分51秒 | 日記
幼稚な総理大臣を戴く国民は、それを良しとして疑問を抱かない。
あれだけの国政を私物化し、デタラメやりたい放題でもそのことに
多くの国民は、安倍さんしか適当な人はいないという。
もっとも、欠陥の選挙制度では、国民の2割程度の支持でも、議席の
8割を詐取できてしまう。その議席に胡座をかいて憲法違反や、身内
への依怙贔屓など横暴の限りを尽くす。

今の通常国会の異常さをおそらく、多くの国民は気づいていないだろう。
国会のインターネット中継など見る物好きはそう多くはないはずだ。
皆様のNHKも質問通告の内容を見て、政権に不利な国民に知られては
いけないような質疑がある時は恣意的に中継を取りやめたりしている。
例えば、森友問題など、誰がみても佐川理財局長の答弁が虚偽だという
ことは明らかなのに後継の官僚が詭弁を弄して誤魔化し、安倍や麻生が
それを庇う構図は、腹立たしい限りにあからさまだ。
安倍に至っては、質問されたことと関係ないことを捲し立てては時間稼
ぎをする。

とにかく、訊かれたことにまともに答えない。官僚が書いた答弁を意味
も咀嚼できないくせに、該当しそうなところをただ、朗読して関係ない
ところまで読んでは、質問者に止めさせられているという異常さ。それ
でも、こと自分や妻に質問が及ぶと、安倍語で、特定のマスコミを口汚
く罵り貶める。過去にこんな幼稚な首相がいただろうか。あの小泉がま
ともに思えるくらいである。
とにかく、日本語が通じないのだ。

北朝鮮の核開発問題にしても、世界中で圧力を連呼するのは、安倍晋三
一人ではないのか、安倍の言うところの盟友のあのトランプでさえ、多
方面な方策を探っているようにも見える。
マスメディアの煽り方も尋常ではないが、NHKは特に酷い、必ずニュ
ースのヘッドラインに持ってきては、北朝鮮の情勢や緊張感をあること
ないこと垂れ流しては、国民への刷り込みに勤しむ。一週間くらい、こ
のニュースから離れたらどうだ。そうすれば国民の胸の内にあるモヤモ
ヤが消えて、スッキリするから。それに変わって、不可思議な税金の流
用や無駄遣いの真相を国民に知らせることに時間を割いたら如何か。
何れにしても、安倍が執るデタラメ政権を終わりにしないとこの国は、
取り返しがつかない程に壊れてしまうことは、わかっていても、誰にも
止められないもどかしさは募るばかりだ。

これで片が付いたわけでもない

2018年02月05日 14時11分44秒 | 日記
この結果は、全く予想できなかったことでもない。
勝負に例えるのは不謹慎とは思いつつ。
負けに不思議な負け無しで、敗因は必ずある。
例えば辺野古基地についての争点隠しであり、勝者は、
討論会の誘いに一切応じなかった。
とは言え、有権者には各候補の基地に対する立ち位置
は理解できていたとは思う。
当選者に投票した有権者の中にも基地に反対する者も
多くいたとことも否めない。
しかし、過去の8年間の国との対立が閉塞感と少しずつ
進む埋め立て工事を見るにつけ、あきらめも出た気がする。
抗うには相当なエネルギーが必要である。
政権や土建屋をはじめ経済界をもあげての応援、前回自主
投票だった創価学会票が今回は大きく流れて票差に大きく
現れた感がある。
見ようによっては、抗うことに区切りをつけ、巨額な経済
政策を選んだと言えば言い過ぎかも知れない。
いずれにしても、この結果はこの秋の知事選にも大きく影
響を及ぼしそうだし、基地反対派には大きなダメージに違
いない。

この騒ぎ、おそらく本土の人間にとっては、南国の島の出
来事ぐらいにしか感じていないのかも知れない。仮に辺野
古基地が完成しても未来永劫米軍基地として残るわけで沖
縄の負担が軽減するわけでもない。本土の人間も厄介払い
のような扱いで、沖縄の人達が基地反対を叫べば、反日だ
と喚き、あの悲惨な終戦から始まる沖縄の苦悩を理解しよ
うともしない。ましてや寄り添う気などあるわけが無い。
いずれにしても、遡れば沖縄処分からはじまる沖縄への処
遇、この先、茨の道は続く、沖縄の人達にとってこれで、
やれやれと言う気にはなれないと思う。
日本国憲法の上に位置する安保条約、日米地位協定がある
限り、沖縄はおろか日本本土には真の独立、平和国家とし
ての安寧など訪れない。