半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

三文芝居

2016年02月18日 08時55分51秒 | 日記
人は窮地に追い込まれると、思いのほか能力を発揮するものらしい。
例えば、川崎の老人ホームのおぞましい事件など、容疑者の昨年夏
頃のマスコミとの対応をみると、語弊があるが見事にしらを切って
その場を凌いでいる。あそこまでの演技力は見事としか言いようが
ない。

例えば、丸川環境大臣など、東大出の才女だ、自分が講演で話した
ことを覚えていないわけがないではないか。都合の悪いことは、忘
れることができるらしいし、国会での答弁でも議論をかみ合わせな
いような芝居をしてその場を凌いでいる。
小生なら答えに窮したら絶句したあげく、「すみませんでした私が
悪うございました」と言って土下座でもしそうな状況でも、活路を
見いだしてその場をやり過ごし、翌日には反転攻勢に打って出る。
そう言う意味では政治家は、仮に三文芝居であっても一流の役者で
なくては務まらない。

そして極めつけは、何と言っても、最も食えぬ大根役者は、甘利口
利き前大臣だろう。甘利の利は口利きの利だと小生は思っているが。
それはさておき大臣辞職の時の会見では、武田信玄の家臣の末裔な
ど、美学など政治家の矜持などと曰い、挙げ句には目元をハンカチ
でそっと拭ってみせる見事な役者ぶりであった。この問題、秘書の
やりたい放題の所業が明らかになってきて、大臣どころか、議員を
辞めざるを得ないだろう。
秘書がやったことを常套句に逃げを打つが、政治家の生活信条を秘
書が現していると言っても良いだろうし、謂わば秘書は政治家の鏡
と言っても過言でもない。

いずれにしても、小生のような凡夫があのような窮地に立つことは
無いとは思うが、自分の非を認め(逃げおおせないと悟ったか)議
員辞職をしたイクメン議員の方がある意味恥ではあるが潔いかも知
れない。