半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

いい加減に気付いたらどうだ

2015年02月26日 18時14分10秒 | 日記
経済、銭もうけ一辺倒の空気が飽和し、それが世の中の全てを
優先すると、こうも人間の心は荒むものなのか。
例を挙げるまでもない


このところの劇的な変化は経済至上主義が高じて起きたことだ。
かのドイツが日本の原発の過酷事故を受けて脱原発に踏み切っ
たというのに、フクシマの事故も収束の目途も立たない日本が、
このところの再エネに対する経産省のあからさまな妨害行為の
政策は原発再稼働ありきで本当に酷いものだ。

市場原理主義が台頭し、自己責任が叫ばれ、全て市場が決めるこ
とだと言うが、それならば、リーマンショックの時に臆面も無く
公的資金に頼ったことの説明を聞きたいし、普段は、虐げ搾取の
対象である貧しき者が払った税金で救われたことの説明が聞きた
い。
そして、あの時の神妙が態度が今は何事も無かったような羽振り
の良さは何なんだと。反省はしたのかと。

市場原理主義は、富める者が富めば、何れはその滴が持たざる者
にも及ぶと言うトリクルダウンを標榜するが、果たしてそうだったか?
搾取、略奪の限りを尽くしているだけではないのか。

小生も金は無いより有った方が良いに決まっていることを承知の
上で言うのだが、世界中の金を富を集めてどうする気なのか多国
籍企業に問いたい。
金など糊口を凌げるだけのものがあれば良いとまでは言わないが、
少しの余裕のある暮らしが営めれば良いと思うのだが。

このところの、政策は、多国籍企業や財閥が極めて利するものば
かりで、それは、これまで、培ってきた平和国家としての立場と
引き替えに国民の命さえも危険に晒すことこも厭わない。
例えば、武器輸出3原則の撤廃であり、ODAの軍事援助であり、
戦後最大の大改革と称して無意味な農協改革で、農協マネーと一
緒に安定した農村の暮らしも差し出す。

しかし、この異常さを当たり前のように受け入れる残念な国民が
何と多いことか。
などと、いつものように愚痴ってみた雨の木曜日であった。

三つ子の魂百まで

2015年02月20日 08時30分50秒 | 日記
昔、母が口にしていた言葉に「三つ子の魂百まで」がある。
これは、持って生まれ育った性格は、死ぬまで変わらないと
いうことか。
それは人の晩年の生き方、生き様を見ればわかる。
例えば今、世界を騒がしている、作家というより、売文屋と
言った方が適切だろうが曽野綾子婆である。
人としての生き方を偉そうに書いた駄本を年に何冊も出す婆
様のことだ。

持って生まれた性格が大きく影響するものとは言え、育ちや
しつけがその後の人間形成に影響する。
一体、この婆様は、どんな育ち方をしてきたのだろうか。き
っと良いところの生まれなんだろう。氏より育ちとはよく言
ったものだ。

この婆様は、甚大な天災が起きる度に被災者を冒涜するよう
な放言をして憚らない。
上越地震の時も、3.11の時もそうだ。
あの先の大戦の被害に比べたら、3.11など片腕の骨折程
度のものだと嘯き、被災者に寄り添う気さえ見せない。

そう言えば、亭主もなかなかの御仁で、凄いことを言ってい
る。
文化庁長官の時に言ったことが「女性を強姦するのは、紳士
として恥ずべきことだが、女性を強姦する体力がないのは、
男として恥ずべきことである」

似たもの夫婦で、類は友を呼ぶとは良く言ったものだ。夫婦
そろって優越思想の持ち主なんだろう。
自分達だけは別なんだという意識が性格を形づくっているの
だろうか。

この夫婦は、温々とした陽当たりの良い部屋で老後の憂いも
無い愉しい老後人生を送っていそうで、机上で想像巡らせて
は、自分の好き嫌いを根拠に駄文を書いては禄を食んでいる
のだろう。と呟いてみる週末の朝である。


何とかせねば

2015年02月14日 09時22分21秒 | 日記
10年以上前になるだろうか「ここが変だよ日本人」という
TV番組があった。
まさにこの言葉がピッタリとくる今の日本の現状だろうか。
それは、言わば健康なものが目に見えて健康を蝕まれてい
くような感覚さえ覚える。
その病因ならぬ主因はなんだったのか、契機はいつだった
のか。
それは、幾度となく書いてきたが、鳩山政権が、宗主国の
忠実なエージェントで、彼らの意向を忖度しつつ陰の権力
者に君臨する官僚に潰されたことから始まったに他ならな
い。
官僚がでっち上げた小沢氏一郎氏の陸山会事件、鳩山由紀
夫氏の献金問題にマスメディアが疑獄事件の如く騒ぎ立て、
せっかくの日本の大変革のチャンスをぶっ潰されたことが
全てであった。

そして、常識のある人間ならば、恥じて隠遁するところを
何故かこの御仁は、雌伏の時を過ごしていたということで、
財閥、極右マスメディアの強力な後ろ盾もあり、恥ずかし
くも無く、捲土重来よろしく総理大臣に返り咲いてしまっ
た。
言わば、日本丸という船の船長に就くや否やその船を、面
舵しか切れないように大改造してしまった。それは、まさ
に、歴史を遡るかのような海図と航路しかない船旅に日本
国民を船底に幽閉したまま船出した。

安倍のミクスという3本の毒矢をもって、富める者には貧な
る者から収奪した富を付け替えるような政策を敷き、格差を
さらに広げた。
法人税を下げることで何故トリクルダウンに繋がるのか。
今の経営者には、1円でも無駄に使うな、一円でも多くむし
り取れ、死ぬまで頑張れという企業家精神しか持ち合わせて
いないだろうし、社員の幸せは家族の幸せに繋がるなどと考
えたくもないだろう。
なにせ、死の商人連中を一国の総理が露払いよろしく連れ歩
く時代だ。
ガザの子どもたちが何人砲弾に当たり砕け散ろうが知ったこ
とではないのだろう。
先日の安倍の施政方針演説は、聞いていて虚しさと腹立たし
さを感じると共に最早この国はどうしようもないところに差
し掛かっている気がした。

全中の問題も要するに、農協改革=TPPの抵抗勢力を削ぐ
=農協資産を市場にさらすという図式だろうし。TPPだっ
て2012年末の選挙時の公約は次の六つだったはず。
しかも「自民党嘘つかない」などのキャッチコピーも多く見
られた。
① 政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
② 自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
③ 国民皆保険を守る。
④ 食の安全安心の基準を守る。
⑤ 国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。
⑥ 政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
この公約を守ろうとしたらTPPなど締結できる筈がないのに、
締結も近いなどと言い出す始末。

最近のイスラム国の広報誌によると安倍を名指しで標的にするら
しい。その発端が例の宣戦布告だったのだ。安倍が標的なろうが
斬首されようが自業自得もとい自己責任だろうから構わないが、
平和国家日本が名指しでテロの標的なるなどとは、想像さえしたこ
ともなかったが、ここまで来ると安倍の存在そのものがアベノリスク
であり、疫病神以外の何者でもない。はやいところ、首相を馘首し、
すげ替えないと益々リスクは高まるばかりだけれど、そのことに気づ
いているのか。日本人??


建国記念日ではなく建国記念の日なのだ

2015年02月11日 08時58分14秒 | 日記
近年、加齢とともに寒さが身にしみるようになった。少し前までは、
多少の寒さは気にならなかったし、苦でもなかった。毎週、厳寒の中、
ゲレンデに通ってもいた。
幼少時の実家は、昭和初期のままで、もちろん暖房と言えば置き炬燵
のみで、障子一枚に冬は木製の雨戸だけだった。朝起きると布団の襟が
自分が吐く息が白く霜になっていた。
そんな寒さの中で育った強さがあったのに、それに比べれば何ともヤワ
な人間になってしまったものだ。本当に、人間は環境の変化に影響を受
けやすいものなのだ。

環境の変化と言えば、第二次安倍独裁政権が発足してから、政治の変化
が著しくて、ねつ造される不安にな状況を真に受け、その不安を払拭す
るが如くの安倍の威勢の良い戯言にすっかり瞞される国民が何と多いこ
とか。
最早、マスメデイアは、社会の公器としての批判精神など今はなく、連
日に亙り、安倍と酒食を共にするという昵懇の仲となれば、身内を批判
する筈もなく、政権の広報機関と堕した。

先般の湯川氏、後藤氏の人質事件にしても、あの結末に至った発端はと
言えば、安倍がイスラム国に対して威勢良く宣戦布告したことであるの
は紛れもない事実なのに、それを口にするとイスラム国の味方をするの
かと検討違いのことを安倍と一緒になって言う始末だ。
これは、無責任なネトウヨなどと同類だ。
最近の世論調査では、この件の安倍の対応を半数以上の良かったと評価
しているわけで、何とも知性に欠ける輩が多いことか。

まさにショックドクトリンを地で行く様相なのが、あの斬首事件を利用
して、安全保障に関する法改正も急ピッチで進んでおり、気がついたら
憲法9条だけが形骸化されて、虚しく残っていたと言う状況になるのか
もしれない。

今日は、戦争お宅の安倍が慶ぶ建国記念の日(紀元節)だそうで、彼と
彼をいいねする輩は何処かで、気勢を上げるのだろうか。

何れ、平和国家は、無惨な形を晒すことは、間違いの無いことだが、気
付いた時には時既に遅く、無抵抗の国民は自己責任などと言えた義理で
はないのだ。

風に立つライオン

2015年02月04日 22時06分17秒 | 日記
さだまさしの歌が好きでよく聴く。
叙情的な歌詞と哀愁がこもったメロデイーと相まって
一服の絵画のようであり、一編の小説のようでもある。
決して悲壮的では無く、希望が湧いてくる歌がほとん
どだ。
そんな彼の数ある曲の中で「風に立つライオン」が最
近よく聴く。曲の生い立ちを知ったことで、さらに思い
入れが深くなった。

恋人を日本に置きアフリカの地域医療活動に励む若き医
師と恋人との書簡を題材に歌っているのだが、これをラジ
オ深夜便で聴いた時に、アフリカの雄大さ、青年医師が関
わる患者の心の清らかさ、彼から静かに去る恋人、そのこ
とを受け入れ感謝さえする青年医師。
この心情とアフリカの情景が重なった時に図らずも寝床で
感極まり、涙した。

前置きが長くなったが、人道支援などと、軽々に安倍が言
うが、それは、米国と同盟を結ぶ関係国に日本国民から収
奪した税金を見返りを前提とした莫大な資金援助ではなく、
この曲でイメージされるように少し、我々より少し困って
いる人々に寄り添うことなどと思う。
それは絆などという強制されるイベントでは無く、細いか
も知れないが、強い繋がりなのかも知れない。

そう、この曲の中で、僕たちの国は何処かで道を間違え
てしまったと医師が手紙の中で言うのだが、まさにそれが
今の日本だと思った次第である。

たてがみを風になびかせ風に立つ孤高のライオンの気高
くも美しい姿に学ぶことがあるかも知れない。