週末の農作業

秋晴れの好天に恵まれた週末は農作業に勤しんだ。
大豆が、だいぶ乾いて開き、中身が飛び散り鳩の餌になりつつあるので、
畑に足を運ぶ毎に鞘部分を摘み袋に集めておいたものを自宅に運び、
鞘から豆を出す作業（こなすと言う）庭で行った。多少の騒音が出て
ご近所迷惑なのも省みず粛々こなす作業を行った。

鞘を叩く棒は、祖父の代から使っていたものを以前に譲って貰ったものを
物置の奥から出してきて使った。桜の木で多少虫が喰った跡も見られるが、
80年は越える代物だ。
作業は、二日掛けて無事終了した。終了は、鳩の食害やら豪雨の被害やらで、
例年の半分ぐらいだろうか。もっとも、夏に枝豆で例年にも増して酒のつまみ
になったこともあるが。

　　　　　　　


このところ、暑い日が続いているが、季節は、確実に晩夏から初秋に向かい
つつある。
落花生も収穫できるまでに成長している。今年は、珍しくモグラが喰った跡も
見られるし、
先日は、烏が引き抜いて食べているところを初めて見た。鳩に烏にモグラに外
敵が多い放置農園でもある。

　　　　　　

放置国家

相変わらず、NHK は北朝鮮問題で、煽りに煽っている。
政権ののアシストに余念がない。
もっとも、今のNHKの体制は、安倍晋三が肝いりで作ったものだから
この状況は、仕方ないとはいえ、目に余るものがある。

安倍晋三は、国連で聴く人がまばらな中で、演説をしたらしいが、
その内容は、北朝鮮は、聞く耳を持たないので、更に強力な圧力
を掛けるしかないと言うもので、これをNHKは、執拗に流して国民
に刷り込んでいた。更に、ご丁寧に岩田とか言う腰元記者にフォロー
解説までさせていたようだ。
つまり、安倍晋三は、窮鼠猫を噛む状態に追い込み戦争状態にした
いらしい。
更に酷いことに河野外相は、全世界に向け国交断絶を呼び掛けた。
安倍晋三と連係した発言だろうが、戦争状態にして、これまでの数多
くの不祥事をリセットでもしたいかのようだ。

更に腹立たしいニュースは、志織さん昏睡強姦氾の山口某が、検察審
査会で不起訴相当と言う結果が出たらしい。
被害女性が、顔まで出して訴え、誰が見ても強姦罪なのに、素人で構成
される審査会でも、不起訴相当と言う結論に達しと言う事は、審査員なる
者の脳内の不調かもしくは、小沢一郎陸山会の時のように幽霊審査会を仕
組んだと言うことは想像に難くない。
これは、逮捕直前で、安倍晋三の手下の差しがねによって、執行されなか
った事案なだけに、こういう結果は、想像できたとはいえ、あまりも
人権を蹂躙した所業だ。　　

これに限らず、これまでの安倍晋三一派の一連の悪行諸行は、法治国家に
あるまじき、狼藉で、何処かで、天誅、天罰がくだることを願わずには
いられない雨の週末の朝であった。

ご都合解散を許すな

わが国の政治は、ここ10年で更に劣化が進んでいる。
それは、ネトウヨなるものの台頭と軌を一にする同じ
歩みのようでもある。
2009年の政権交代は、自民党政権での様々な不満が、
政権交代へとつながった。
しかし、反米的な政権運営で、鳩山が宗主国に潰され、
小沢一郎氏は、ありもしない政治と金の問題の餌食と
なり徹底的に叩かれ、力をもがれ、今は、その政治手
腕を発揮すらできない位置に置かれている。
民主党は、期待を裏切り、悪罵の対象に成り下がり、
その支持率は、安倍晋三にことある毎に引き合いに出
され冷笑される程に低い数字である。
　2012年の政権交代後は、安倍晋三の本性むき出しの
ご都合主義の政権運営で、とても国民の生活を優先する
ような政治にはほど遠く劣悪である。
さらに、様々な疑獄が絡んでおり、それに対して国民の
納得するような説明は、一切行っていない。
この時期の衆院解散は、疑惑を有耶無耶にするためのも
のと言うのが本音だろう。
民進党は醜聞や離党者の続出で臨戦態勢にはなく、自民
党は、人づくり革命、消費税増税分の用途を子育て等に
使うなどと、甘言を弄しているが、要は疑惑ごまかし、
憲法改正が本音だろうが、どれもこれも慌てて冒頭解散
でリセットまでして急ぐ話でもないと思うが。

小池新党なる怪しげな政党や維新の党などの自民党補完
勢力は、蠢いており、民進党の前原は、原理原則にこだ
わり、共産党を含めた野党共闘には極めて消極的である。
先ずは、安倍晋三を首相の座から引きずり降ろすことに
傾注すればいいのに、政権選択云々などと言って、融通
の利かない戦国時代の画に描いたような負け武将の体で
ある。
この救い難い頭でっかちな偏屈さは、松下政経塾での純
粋培養による未成熟の果てか。
何れにしても、北朝鮮情勢を煽りに煽って、政治利用し、
今は安倍晋三が有利な状態であるが、選挙は何が奏功す
るかわからない。繰り返すが、安倍晋三を政権の座から
引きずり降ろすことに持てる力を傾注することだ。その
ための智恵を働かせることが重要だ。

台風一過の農作業

連休を狙ったような台風の影響はかなり大きく、様々なイベントが中止になったらしい。
台風の影響は、当地では大きなものは無く、我が家の菜園も、オクラやピーマンの木が
少し傾いた程度であった。
それでも台風一過の秋晴れの連休最終日、農作業をした。
直播きした白菜が、昨年に比べ、発芽率も、成長度も悪く70本の発芽の予定のうち、
思わしくない部分をJAで調達した苗を３０本ほど補植した。
これなら、来年は最初からJAの苗を植えた方が確実かも知れない。苗の単価はホーム
センターで1本40円～50円しているものがJAならば１９円で済む。
ネギも線香のような苗を植えた時は、物になるのか正直、不安であったが、見事に成長
し必要以上に太くなったような感じだ。葉の部分が赤さびのようなものが見えるので、
切ることにした。これをするのは、近所の畑を見ても我が家だけだ。
ニラなどのネギ類は地中の成長点が残っていれば、次の茎（葉）が出てくる。

　　　　　　　　　　

生きるということ

母が、3年まえに他界し、その時の父の落胆ぶりは尋常
ではなかった。
哀しみは、時が癒してくれる時もある。
そんな父も齢卒寿迎えた。
頭はしっかりしているが、圧迫骨折をしてからは自立
歩行が困難となり、移動は歩行器を使っている。
先日も、トイレで転倒し、肋骨を骨折して入院騒ぎと
なった。
入院してからもこんな所にいたら病人にされてしまう
と言い、居心地も悪いらしく、主治医に自ら懇願して
十日足らずで退院してしまった。
元気とは言え、心臓の方もだいぶ疲れており心不全の
兆候が見られ、急変も予想されると医者の説明もあった。
90年も打ち続けた心臓だ、いつ音を上げてもおかしくはない。
１０年ほど前までは、親は死なないものだと思っていたが、
実際に母親の死に直面し、命には限りがあることも悟った。
しかし、子にしてみれば、いつまでも親には元気でいて欲
しいことには変わりはない。
あと何年元気でいて言葉を交わせるかは、神のみぞ知ると
ころだ。
生きるということは、坂を抗って登ることに似ているかも
しれない。老化など、身体の機能の劣化により、その坂を
登る力が徐々に衰え、その力が潰えた時、人生は幕を閉じ
るのかも知れない。