半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

何とかせねば

2015年02月14日 09時22分21秒 | 日記
10年以上前になるだろうか「ここが変だよ日本人」という
TV番組があった。
まさにこの言葉がピッタリとくる今の日本の現状だろうか。
それは、言わば健康なものが目に見えて健康を蝕まれてい
くような感覚さえ覚える。
その病因ならぬ主因はなんだったのか、契機はいつだった
のか。
それは、幾度となく書いてきたが、鳩山政権が、宗主国の
忠実なエージェントで、彼らの意向を忖度しつつ陰の権力
者に君臨する官僚に潰されたことから始まったに他ならな
い。
官僚がでっち上げた小沢氏一郎氏の陸山会事件、鳩山由紀
夫氏の献金問題にマスメディアが疑獄事件の如く騒ぎ立て、
せっかくの日本の大変革のチャンスをぶっ潰されたことが
全てであった。

そして、常識のある人間ならば、恥じて隠遁するところを
何故かこの御仁は、雌伏の時を過ごしていたということで、
財閥、極右マスメディアの強力な後ろ盾もあり、恥ずかし
くも無く、捲土重来よろしく総理大臣に返り咲いてしまっ
た。
言わば、日本丸という船の船長に就くや否やその船を、面
舵しか切れないように大改造してしまった。それは、まさ
に、歴史を遡るかのような海図と航路しかない船旅に日本
国民を船底に幽閉したまま船出した。

安倍のミクスという3本の毒矢をもって、富める者には貧な
る者から収奪した富を付け替えるような政策を敷き、格差を
さらに広げた。
法人税を下げることで何故トリクルダウンに繋がるのか。
今の経営者には、1円でも無駄に使うな、一円でも多くむし
り取れ、死ぬまで頑張れという企業家精神しか持ち合わせて
いないだろうし、社員の幸せは家族の幸せに繋がるなどと考
えたくもないだろう。
なにせ、死の商人連中を一国の総理が露払いよろしく連れ歩
く時代だ。
ガザの子どもたちが何人砲弾に当たり砕け散ろうが知ったこ
とではないのだろう。
先日の安倍の施政方針演説は、聞いていて虚しさと腹立たし
さを感じると共に最早この国はどうしようもないところに差
し掛かっている気がした。

全中の問題も要するに、農協改革=TPPの抵抗勢力を削ぐ
=農協資産を市場にさらすという図式だろうし。TPPだっ
て2012年末の選挙時の公約は次の六つだったはず。
しかも「自民党嘘つかない」などのキャッチコピーも多く見
られた。
① 政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
② 自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
③ 国民皆保険を守る。
④ 食の安全安心の基準を守る。
⑤ 国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。
⑥ 政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
この公約を守ろうとしたらTPPなど締結できる筈がないのに、
締結も近いなどと言い出す始末。

最近のイスラム国の広報誌によると安倍を名指しで標的にするら
しい。その発端が例の宣戦布告だったのだ。安倍が標的なろうが
斬首されようが自業自得もとい自己責任だろうから構わないが、
平和国家日本が名指しでテロの標的なるなどとは、想像さえしたこ
ともなかったが、ここまで来ると安倍の存在そのものがアベノリスク
であり、疫病神以外の何者でもない。はやいところ、首相を馘首し、
すげ替えないと益々リスクは高まるばかりだけれど、そのことに気づ
いているのか。日本人??