半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

建国記念日ではなく建国記念の日なのだ

2015年02月11日 08時58分14秒 | 日記
近年、加齢とともに寒さが身にしみるようになった。少し前までは、
多少の寒さは気にならなかったし、苦でもなかった。毎週、厳寒の中、
ゲレンデに通ってもいた。
幼少時の実家は、昭和初期のままで、もちろん暖房と言えば置き炬燵
のみで、障子一枚に冬は木製の雨戸だけだった。朝起きると布団の襟が
自分が吐く息が白く霜になっていた。
そんな寒さの中で育った強さがあったのに、それに比べれば何ともヤワ
な人間になってしまったものだ。本当に、人間は環境の変化に影響を受
けやすいものなのだ。

環境の変化と言えば、第二次安倍独裁政権が発足してから、政治の変化
が著しくて、ねつ造される不安にな状況を真に受け、その不安を払拭す
るが如くの安倍の威勢の良い戯言にすっかり瞞される国民が何と多いこ
とか。
最早、マスメデイアは、社会の公器としての批判精神など今はなく、連
日に亙り、安倍と酒食を共にするという昵懇の仲となれば、身内を批判
する筈もなく、政権の広報機関と堕した。

先般の湯川氏、後藤氏の人質事件にしても、あの結末に至った発端はと
言えば、安倍がイスラム国に対して威勢良く宣戦布告したことであるの
は紛れもない事実なのに、それを口にするとイスラム国の味方をするの
かと検討違いのことを安倍と一緒になって言う始末だ。
これは、無責任なネトウヨなどと同類だ。
最近の世論調査では、この件の安倍の対応を半数以上の良かったと評価
しているわけで、何とも知性に欠ける輩が多いことか。

まさにショックドクトリンを地で行く様相なのが、あの斬首事件を利用
して、安全保障に関する法改正も急ピッチで進んでおり、気がついたら
憲法9条だけが形骸化されて、虚しく残っていたと言う状況になるのか
もしれない。

今日は、戦争お宅の安倍が慶ぶ建国記念の日(紀元節)だそうで、彼と
彼をいいねする輩は何処かで、気勢を上げるのだろうか。

何れ、平和国家は、無惨な形を晒すことは、間違いの無いことだが、気
付いた時には時既に遅く、無抵抗の国民は自己責任などと言えた義理で
はないのだ。