半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

風に立つライオン

2015年02月04日 22時06分17秒 | 日記
さだまさしの歌が好きでよく聴く。
叙情的な歌詞と哀愁がこもったメロデイーと相まって
一服の絵画のようであり、一編の小説のようでもある。
決して悲壮的では無く、希望が湧いてくる歌がほとん
どだ。
そんな彼の数ある曲の中で「風に立つライオン」が最
近よく聴く。曲の生い立ちを知ったことで、さらに思い
入れが深くなった。

恋人を日本に置きアフリカの地域医療活動に励む若き医
師と恋人との書簡を題材に歌っているのだが、これをラジ
オ深夜便で聴いた時に、アフリカの雄大さ、青年医師が関
わる患者の心の清らかさ、彼から静かに去る恋人、そのこ
とを受け入れ感謝さえする青年医師。
この心情とアフリカの情景が重なった時に図らずも寝床で
感極まり、涙した。

前置きが長くなったが、人道支援などと、軽々に安倍が言
うが、それは、米国と同盟を結ぶ関係国に日本国民から収
奪した税金を見返りを前提とした莫大な資金援助ではなく、
この曲でイメージされるように少し、我々より少し困って
いる人々に寄り添うことなどと思う。
それは絆などという強制されるイベントでは無く、細いか
も知れないが、強い繋がりなのかも知れない。

そう、この曲の中で、僕たちの国は何処かで道を間違え
てしまったと医師が手紙の中で言うのだが、まさにそれが
今の日本だと思った次第である。

たてがみを風になびかせ風に立つ孤高のライオンの気高
くも美しい姿に学ぶことがあるかも知れない。

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