戦争が起きると「フェイクニュース」ばかりになる。今も昔も
(TBS「NO WARプロジェクト つなぐ、つながる」より)
ウクライナのマリウポリで爆撃から逃げた妊婦。ロシアからもウクライナからも非難されてしまった。
ロシアからは「嘘の被害を演じる女優(クライシス・アクター)」でフェイクだとされ、また「空爆ではなく、地上からの攻撃だった」と正直に語ったために、ウクライナからは「ロシアからの空爆だったことを否定し、ロシアの味方をした」として裏切り者扱いされてしまった。
原爆が「非人道的兵器」であることを隠すため「原爆の放射能は人命に影響はない」と、米軍がフェイク
1945年8月に広島と長崎に投下された原爆の、最も残酷な特徴=放射能。その影響で、被爆者たちはがんなどを発症し、長期間にわたって苦しみ続けている。しかし、当時、米軍は「原爆の残留放射線による人命への影響はない」としていた
(TBS報道特集より)
消えた200本のフィルムと幻となった記録映画 伝えられなかった戦場の“地獄”
「こんなアメリカ軍に竹やりでどう立ち向かうのか」伝えられなかった戦場の“地獄” 従軍カメラマン・潮田三代治さん
潮田さんは史上最悪といわれるインパール作戦や連合艦隊が壊滅状態になったレイテ島の戦いなど多くの激戦地を撮り続けてきた。200本近いフィルムを日本に送った。しかし実際に公開されたのはわずか3本だけだった。
「負けた状態をいくら撮っても、国内で発表しないんですよ。そういう時代を僕は非常に悲しいとおもってましたね。」
記録映画は幻に…そして「治安維持法」違反で逮捕 映画監督・亀井文夫さん
厳しい情報統制の下、公開されることがなかった幻の映画がある。
日中戦争を記録したドキュメンタリー「戦ふ兵隊」。
映画は日本軍のゲリラ掃討作戦で焼き払われた民家のシーンから始まる。
険しい表情でカメラを凝視する中国人。さらに捕虜となった農夫に日本兵が帰りたいかと問う。この映画はもともと、陸軍が戦意高揚のために作らせたものだが、軍の検閲官は「これは戦う兵隊ではなく疲れた兵士だ」といきり立ったという。
映画を作ったのは亀井文夫監督(享年78歳)。もともと軍の考えに批判的。
その後、亀井監督は反戦的な意識を煽ったとして「治安維持法」違反で逮捕。映画監督の免許も、はく奪された。
(編集後記)
ただ、ご紹介したTBSのドキュメンタリー番組では、ブチャの悲劇で辛くも生き延びた人の証言でロシアの嘘を暴く一方、「オデーサの悲劇(ネオナチと言われる人たちなどが参加したウクライナ側の群衆が、女性や子供を含む親ロシア派住民40人以上を射殺、焼き殺した事件)以外、ロシアが言うネオナチの証拠はない」と、ウクライナ側の言い分をそのまま流しており、「ウクライナ寄りのフェイク」と取られても仕方ない内容になっているのは残念です。
(オデーサの悲劇)
実際にはネオナチと呼ばれるウクライナ側武装勢力が親ロシア派を虐殺したり、逆に親ロシア派武装勢力がウクライナ側の人々を虐殺する、など双方による無法行為がずっと続いてきた、と言われています。
戦時報道の危うさを感じさせてくれる番組でした。
コメントをお寄せください。
<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す