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習志野歴史散歩(番外編)習志野市に郷土資料館はないけれど…(その4)

2022-02-08 00:25:26 | 歴史

県立図書館の「菜の花ライブラリー」

 「習志野市に郷土資料館はないけれど」と題してこれまでに、図書館のレファレンスサービスの活用法、アジア歴史資料センター及び国立国会図書館デジタルコレクションの使い方などを紹介してきました。今日は千葉県立図書館の「菜の花ライブラリー」をご紹介します。

習志野歴史散歩(番外編):習志野市に郷土資料館はないけれど… - 住みたい習志野

習志野歴史散歩(番外編) 習志野市に郷土資料館はないけれど…(その2) - 住みたい習志野

習志野歴史散歩(番外編) 習志野市に郷土資料館はないけれど…(その3) - 住みたい習志野

まず、千葉県立図書館のホームページにアクセスします。

千葉県立図書館

左側に「千葉県関係資料検索 菜の花ライブラリー」というタグが出ています。早速「習志野」と入れて検索してみましょう。

 

6,616件もヒットしました。もちろん「習志野」の後にスペースを入れて「習志野 騎兵」などとすれば絞り込めるのは、Yahoo検索などと同じ要領です。

「習志野 騎兵」とすれば17件に絞り込めました。

なお、サムネイルの写真が出ているものは、クリックすれば閲覧することができます。

 

活用したい「千葉県関係新聞・雑誌記事索引」

 この「菜の花ライブラリー」の中でも活用したいのは、「千葉県関係新聞・雑誌記事索引」です。

習志野市が年表に載せていることだけが歴史ではありません。市内ではいろいろな事件・事故、珍事やちょっと感動を誘う出来事が起っています。そうした庶民の生活史の泣き笑いというものを、習志野市史はなぜか切り捨てているのです。

試みに、次の事件が何年何月のことか、覚えていますか? それがわかれば、新聞縮刷版などで詳しく調べることができますね。

習志野市で起きた事件。銀行強盗立てこもり、大久保の藪の中からピストル、元アイドルの自殺

 ・京葉銀行津田沼支店で立てこもり事件が起き、上空には報道ヘリが飛び交って、大騒ぎになった。
京葉銀行津田沼支店立て籠もり事件 : definition of 京葉銀行津田沼支店立て籠もり事件 and synonyms of 京葉銀行津田沼支店立て籠もり事件 (Japanese) (sensagent.com)

 ・殺人事件を起こし逃走中の犯人が、大久保市民会館脇の藪にピストルを遺棄した。

 ・元アイドルの甲斐智枝美さんが自殺した。

「ああ。あった、あった。そういうことがあったなぁ」と思い出される方も、それはいつだったかと問われると「さぁ」と思うのではないでしょうか。そして、こういった事件もいつしか消えて行ってしまうわけです。

では、「菜の花ライブラリー」で検索してみましょう。

京葉銀行の事件は平成11年(1999)6月のことだとわかります。

ピストルが捨てられていた事件は平成6年(1994)10月でした。犯人は品川で事件を起こし、京浜急行・都営地下鉄と乗り継いで京成大久保に現れたのでした。

甲斐さんが習志野市の自宅で亡くなったのは平成18年(2006)7月でした。

 なお、「千葉県関係新聞・雑誌記事索引」には、「千葉日報」については昭和36年(1961)から昭和48年(1973)まで、及び昭和60年(1985)5月から令和元年(2019)7月までの記事が収められているそうです。

 よく会社の応接室などに案内されると、賞状やトロフィーがずらりと並べられて、この会社がいかに輝かしい歴史を歩んできたか、ということがこれ見よがしに飾られていることがあります。「あれ、待てよ。この会社、前に不祥事があったよな」と思っても、そんなことは消されている。まぁ、仕方がないことでしょうね。

 しかし、歴史とはそういうものではありません。不祥事だろうと、思い出したくない事件だろうと、客観的な事実は記録しておかなければならない。「〇〇小学校、子ども音楽コンクール入賞」「〇〇高校〇〇選手、インターハイ優勝」、それも大切ですが、それだけを並べても習志野市の歴史にはならないのです。このまちでどんなことが起き、人々はどう生きたのか。そうした泣き笑いのある生活を、後の世に伝えることをおろそかにしてはいけません。

 皆さんも、「菜の花ライブラリー」などを駆使して、「我が家の習志野物語」をまとめてみられてはいかがでしょう。そうしたものが集積して、地域の歴史、市域の歴史といったものが伝えられていくのです。(ニート太公望)

 

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