住みたい習志野

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市長、やっちゃいましたね。4月から大久保市民プラザでは何もできなくなる?

2022-03-06 20:59:05 | 大久保地区公共施設

このブログでも何度かご紹介した「市民プラザ大久保」の一企業「オーエンス」への丸投げ(地元市民の切り捨て)問題。

地元を切り捨て、「市民プラザ大久保」の指定管理者を一企業に丸投げしようとする市長の提案。市議会委員長採決で否決 - 住みたい習志野

「市民プラザ大久保」まで「オーエンス」に丸投げ?22日の市議会本会議が見もの - 住みたい習志野

今大混乱の状況にあるようです。市民の方からレポートをいただきました。

4月から各種イベントができなくなってしまう「市民プラザ大久保」

地元市民・大学・市の三者が協力して開設した、「市民プラザ大久保」
。開設以来、住民がつくった一般社団法人「あったか大久保ひろば」

http://attaka-okubo.com/

が運営し、長年市民の「いこいの場」として親しまれてきました。

10年間の長い準備期間を経て2012年3月に開館し、以後10年間「あったか大久保ひろば」がずっと運営・管理してきました。

(市民プラザ大久保の歴史)

1990年代、大久保地域から公共施設が相次いで移転しました。大久保連合町会では、郵便局跡地の活用を市に申し入れ、市議会は全会一致で旧郵便局跡地を購入しました。
2001年、「まちのテーマを考えましょう」との提示をうけ、大久保地域では「ほっと・はぁ~と・おおくぼ」を立ち上げ、跡地活用を最重要事項とする「まちづくり案」(総務省予算まちづくりパートナーシップ新世紀事業の一環として)を立案しました。
市民・行政・専門家による協働作業(ワークショップ)を3年間行い、まちの皆さんが活用できる公共施設をつくろうと検討してきました。
2010年跡地活用計画が決まり、施設の管理運営の受け手(指定管理者)となる為に、2011年1月「あったか大久保ひろば」を設立しました。
2011年12月指定管理者として指名され、2012年1月基本協定を結びました。
2012年3月25日、習志野市市民プラザ大久保スタート。

ところが、突然今年4月から営利企業に「丸投げ」することになった

それが宮本市長の「鶴の一声」で突然、今年4月から「オーエンス」という企業に「丸投げ」されることになってしまいました。

地元の皆さんのボランティア的運営で親しまれてきた施設が突然「営利企業」に「丸投げ」されることになったのです。

企業は基本的に「部屋貸し」という「営利事業」しかやらないので、今まで地元の皆さんがやってきた「自主事業」(歴史展示会、講演会、音楽会、ハロウィンなど各種イベント)も、この3月で終了することになってしまいました。

反対の署名活動と市議会請願で、今まで通りの市民の自主運営継続を求めたが、聞き入れられず。
議員からも「市のやり口は、巧妙かつ悪質」と批判の声

「そんな勝手なことをやられてはこまる」と、近隣の町会や市民の反対署名が行なわれ、昨年12月市議会では「『習志野市市民プラザ大久保』に関する指定管理者選定議案について、新規参入者の選定の否決等を求める請願」が協働経済常任委員会で「採択」されました。(その後の本議会ではひっくり返り、「業者への丸投げ」が決まってしまいましたが…)

宮本市長の乱暴な「企業への丸投げ」は、議員からも「巧妙かつ悪質なやり方」と批判されました。

問題点だらけ。市はなぜこんなデタラメなことができるの?

今回の件、疑問点だらけです。

そもそも、「市民プラザ大久保」は、地元市民・大学・市の三者が協力してできた施設で、「あったか大久保ひろば」が運営・管理する、ということで始まった。そんなことも知らない(?)宮本市長が、地元市民の意見やこれまでの経過を無視して、こんな勝手なことをできるのか?

「市民プラザ大久保」設立にあわせて市の依頼で「あったか大久保ひろば」を立ち上げ、開館以来ずっと運営してきたので、ノウハウもある。

一方「オーエンス」は「部屋を貸すだけ」と市から言われているので、事業をやるノウハウは全くない。施設も落札してから初めて見に来る、という状態。

施設の内容も、これまでやってきた事業のことも何も知らない業者に丸投げする、という習志野市にはビックリです。

➂営利目的でない地域密着型の地元の「あったか大久保ひろば」は、なかばボランティア的無償労働に近いので、営利を目的とする「オーエンス」より全然安上がり(入札額も「オーエンス」の方が全然高い)

「オーエンス」の方が入札額が何十万円も高かったのに落札したのは、評価点数が「あったか広場」より高かったから、と言い訳しているが、その評価表はこんなにデタラメ
(評価表、E社(あったか大久保ひろば)とオーエンスを比べて点数をつけています。)
sentei-plaza.pdf

(例えば)

経済的(経営・収支・資産等)に安定した運営が可能か。
あったか大久保ひろば 1.0  オーエンス 3.0 
(オーエンスの方が高い入札額なのに!この評価点数は逆ですね)

事業者の利点を生かした効果的な事業の提案がされている
あったか大久保ひろば 4.0  オーエンス 4.2 
(オーエンスは、「あったか大久保ひろば」がやっていた多種多様な自主事業を全部やめてしまうのに!オーエンス、本当は0点ですね)

➄営利目的になると、利用料もドンドン値上げされる(「プラッツ大久保」で駐車が有料になり、利用料も高く設定された例で明らか)

市民が一緒に作り上げてきた館内の展示も全部撤去される
市民の人たちが供出したり、お金を出し合って買った「卓球台」や「カラオケモニター」「防犯カメラ」「ピアノ」もすべて「あったか習志野」の財産なので、全部撤去することになる。
「ひど過ぎる!」と怒った市民の方たちが「卓球台」や「カラオケモニター」は残して!と市に要望に行きました。
「防犯カメラなんて要らないから撤去」と市は言うけれど、夜9時まで人の出入りがあり、これがあったおかげでストーカーや盗撮を摘発できた、という実績がある。これからは防犯上不安な状態になってしまう。

➄今までスタッフと地元の人が力を合わせてやってきた「自主事業」も3月いっぱいで全部無理やり終了させられてしまう。

これまでやってきた主な事業(4月からはできなくなる)
子どもの部屋・おもちゃ図書館・日曜映画館・歌声喫茶ともしび・ティータイムコンサート・おもちゃ病院・実籾の田んぼで米作り・てんとうむし体操・文化祭

「ロシア俘虜収容所」「君は昭和を知っているか」など展示・講演会

端午の節句(人形飾り)・七夕祭り(笹飾り)・夏休み子どもの部屋・月見の会・ハロウィンパーティー・クリスマスリース作り・新春餅つき会と獅子舞・節分豆まき・桃の節句(雛飾り)

こんな楽しいイベントが4月からすべてなくなり、皆さんのこんな笑顔も、もう見られなくなってしまいます。

 

切手コレクション多彩に 9月21日まで展示会 習志野

 県内の切手収集家による展覧会「千葉切手展」が19日、習志野市の市民プラザ大久保で始まった。明治大正期の古い記念切手や珍しい外国切手、開催地...

 

 

 

市長の「丸投げ」案に賛成した議員の皆さんも、これだけ多くの事業を今までやってきたこと、4月からそれができなくなること、など全く知らずに賛成してしまったのではないでしょうか?
現場を知らずにこんな決定がされてしまったこと、とても悲しいです。

 

 

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