住みたい習志野

市内の情報を中心に掲載します。伝わりにくい情報も提供して行きます。

学術会議問題で6万署名を提出した97歳の男性。気象予報士なのに「神風なんて起きない」と言えず、「特攻」を見殺しにした過去への思い

2021-05-01 10:07:30 | 報道

ABEMA TIMESの報道(4月30日)

「いよいよ来たかと思った。法に反する任命拒否だ」97歳の日本学術会議元会員・増田善信氏が訴え

「いよいよ来たかと思った。法に反する任命拒否だ」97歳の日本学術会議元会員・増田善信氏が訴え(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

 日本が戦争に負けて、このようなことが二度と起きないよう、科学を独立させる。そういう思いがあって、学術会議は発足時に、“これまで我が国の科学...

Yahoo!ニュース

 

 

変わる報道番組#アベプラ【平日よる9時~生放送】 - 企画 - 学術会議なぜ必要?〝6万人署名〟97歳学者と考える任命拒否問題 | 【ABEMAビデオ】見逃した番組や話題のニュースが無料で視聴可能

変わる報道番組#アベプラ【平日よる9時~生放送】が無料で視聴できます。速報ニュースのノーカット生中継から独自のニュース番組まで、話題のニュー...

ABEMA

 

 去年10月、日本学術会議から“新会員候補”として推薦された105人のうち6人の任命を菅総理が拒否した問題。

 中曽根政権下の1983年、推薦リストを元に総理大臣が任命する制度に変わって以降、拒否は前例がなく、その是非をめぐり国会でも激論が交わされてきたが、菅総理は「法に基づいて適切に対応した結果だ」として、今も具体的な説明はないままだ。

 そんな中、任命拒否の撤回を求める6万人分のネット署名を集めた97歳の元会員が話題を呼んでいる。気象庁気象研究所の元室長で、学術会議の元会員でもある増田善信氏(97)だ。
29日の『ABEMA Prime』に出演した増田氏は、「任命拒否の問題は昨年10月1日、ある新聞のスクープで明らかになった。私はそれを読んだときに、二つのことを考えた。一つは“そんなバカな”ということ。もう一つは、“いよいよ来たか”ということだ」と振り返る。

 「“辞めさせられた”と言った方がいいかもしれないが、私は1983年に學術会議の会員を辞めている。それが公選制から任命制に変わった時だ。私たちは臨時総会まで開いて反対の意思を表明したが、それでも中曽根首相は“名簿をそのまま任命するのだから、任命制に変えさせてほしい”と何回も仰った。それが学術会議法第17条と7条だ。

 菅総理は“法に基づいて”と仰ったが、実は法に反して任命拒否をなさった。行政府というのは、法に基づかなければ仕事ができないようになっているのに、やってはならないことをやっているということだ。政治的意図だとかなんだとか仰る人がいらっしゃるが、最大の問題は法律的にまずいということだ」。

 太平洋戦争末期、気象士官(海軍少尉)として予報業務を行っていたという増田氏。“いよいよ来たか”という感想の裏には、当時の忸怩たる思いがあるようだ。

 「島根県の出雲大社の近くにあった大社基地に務めていたが、あと1週間で終戦になるという8月6~8日の3日間の間に、それぞれ7機、6機、6機の爆撃機『銀河』が特攻に飛び立っていった。3人乗りだったので、毎日20人くらいをみすみす死なせるということだ。そういうことをせざるを得ないというのが、本当に不合理だと思っていたが、口には出せなかった。街中には“今に神風が吹く”という標語がたくさん貼られていた。気象の専門家として、そんなことはあり得ないということも知っていた。しかし、やはりそんなことを口に出せるような状態ではなかった。

 日本が戦争に負けて、このようなことが二度と起きないよう、科学を独立させる。そういう思いがあって、学術会議は発足時に、“これまで我が国の科学者がとりきたった態度について強く反省し”という声明を出している。政府の方針には反するかもしれないが、それ以後も軍事研究に反対するという声明を出しているし、戦争につながるような、例えば原子力潜水艦の入港に反対する声明も出した。しかし政府は答えず、原子力潜水艦を容認してしまった」。

 問題の表面化から半年。自民党はその在り方について検討を続け、国から独立した機関とするなどの改革案を政府に提言。28日、加藤官房長官は衆院内閣委員会で「望ましい日本学術会議の在り方については、未来志向で検討が進められていくものと承知している」と述べている。一方、学術会議側は先週、国の機関として活動するほうが役割を果たすのにふさわしいと政府に報告している。さらに今週、任命を拒否された早稲田大学の岡田教授らが内閣府に対し情報開示を請求した。果たして、問題の行方は。

(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

 

 

コメントをお寄せください。


<パソコンの場合>
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
<スマホの場合>
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前(ニックネームでも可)、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高校生、大学生が入管法改悪... | トップ | 大阪府は去年、コロナの真っ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。