（ブログ読者の投稿です）
サッカーのワールドカップが迫ってきました。カタールとの時差は６時間あるそうですから、しばらくはまた「時差ぼけ」「サッカーぼけ」に悩まされる日々になりそうですね（笑）。
秋津サッカー場の天然芝維持を求める声に耳を貸さない今の習志野市議会
ところで、サッカー日本代表の練習拠点として知られた秋津サッカー場の人工芝化が議論を呼んで半年が過ぎました。国内最高レベルの天然芝を誇った秋津サッカー場は維持費が年3,000万円もかかる。人工芝にして、市民も広く使えるようにした方がいい、ということで、習志野市サッカー協会が出した「秋津サッカー場の天然芝維持を求める陳情」は６月市議会で不採択となりました。
このブログでも何回か取り上げられていましたね。
溶融メタルはどこへ行った？「明日の秋津を考える会」会報52号 - 住みたい習志野
習志野・秋津サッカー場 「天然芝→人工」波紋 人工芝になれば日本代表チームは使用しなくなる - 住みたい習志野
秋津サッカー場、天然芝から人工芝に変えて千葉の「準拠点」が消滅？サッカー協会が反対の署名活動 - 住みたい習志野
そんな中、ちょっと気になる新聞記事を見つけました。
「人工芝のグラウンドが海を汚染」サッカークラブが破片をコーンに
（11月10日朝日新聞の記事）
（ANNニュースより）
天然芝の維持費をケチって、人工芝で海洋汚染の元凶になってしまう？習志野市
人工芝は、紫外線や経年劣化でちぎれて破片となり、5ミリ以下のマイクロプラスチックとなって水路や川を経由して海に流れ出ている、というのです。秋津の場合、すぐそばに谷津干潟や菊田川がありますから、大丈夫なのでしょうか。天然芝の維持費をケチって海洋汚染の元凶になりました、では習志野市民が恥をかいてしまいます。
「秋津サッカー場を天然芝から人工芝に変更しないで」という市民の声に、いろいろ「言い訳」する習志野市
市のホームページは、宮本市長の「市政解説」（寄せられたご意見・ご提案に対する回答）として、「秋津サッカー場を天然芝から人工芝に変更しないでほしい」に次のような見解を示しています。
秋津サッカー場を天然芝から人工芝に変更しないでほしい|習志野市ホームページ
・秋津サッカー場は、かつては「全国高校サッカー大会」や「天皇杯」等に使用されていたが、各種大会のスタジアム要件に施設がそぐわなくなり、近年では使用されなくなった。
・天然芝の維持、養生のため「一般市民が広く気軽にスポーツを楽しめる公共施設」とはなっていない。天然芝から人工芝へ変更すれば、一般市民の利用を3倍以上に増やせるはずであり、より多くの市民に気軽に利用してもらえるグラウンドになる。
・ご指摘の「健康面」や「環境面」の問題については、人工芝各メーカーにおいて開発が進められている人体や環境に優しい製品を使用する等の配慮をいたします。
評価の高かった天然芝もパイプオルガンも「習志野市民にはもったいない」と、やめてしまう今の習志野市
施設の規格が古くて、各種大会に使ってもらえなくなった―。世界に通用するクラシック音楽専用ホールを作ったのに老朽化してしまった、という習志野文化ホール問題と、どこか似ていますね。いったい何をやっていたのでしょうか。
また、天然芝の維持費が3,000万円もかかるから、という理由付けは後ろに引っ込めて、人工芝にすることが市民のためになる、という論理を展開していますね。現状は日本代表のために天然芝を良好に維持することが主目的になってしまって、市民が気軽に使えるサッカー場ではなくなってしまった。人工芝にすれば芝の養生期間も不要になり、より多くの市民が気軽に利用できるようになる。まるで、市が税金を使って、なぜ日本代表のために天然芝を維持してやらなければならないのか、と言っているようですね。これもどこか、文化ホールのパイプオルガン問題、つまり、パイプオルガンは気軽に聴いたり、さわったりできるものではないからもう要らない、という話と似ています。文教住宅都市・習志野は、先行きのことを何も考えずにパイプオルガンを付けたり、国内最高レベルの芝を貼ってしまったりしたのでしょうか。
年間３０００万の維持費が出せない、という習志野市が「人工芝による海洋汚染を防ぐ環境に優しい新製品」を買えるでしょうか？
上に見た、人工芝による海洋汚染については「人工芝各メーカーにおいて開発が進められている人体や環境に優しい製品を使用する」という話に期待するしかありませんね。ただ、年間3,000万円の維持費が出せないといっている市が、環境に優しい新製品が買えるのでしょうか。環境に優しい新製品は当然割高でしょうし、紫外線の強い秋津では、定期的に全部貼り替えていかなければならないのでしょう。マイクロプラスチックが飛散しないように貼り替える特殊技術料もかかるのでしょうね。
ワールドカップ・カタール大会。日本代表の活躍を祈りましょう。
コメントをお寄せください。
＜パソコンの場合＞
このブログの右下「コメント」をクリック⇒「コメントを投稿する」をクリック⇒名前(ニックネームでも可)、タイトル、コメントを入力し、下に表示された4桁の数字を下の枠に入力⇒「コメントを投稿する」をクリック
＜スマホの場合＞
このブログの下の方「コメントする」を押す⇒名前（ニックネームでも可）、コメントを入力⇒「私はロボットではありません」の左の四角を押す⇒表示された項目に該当する画像を選択し、右下の「確認」を押す⇒「投稿する」を押す
天然芝は永遠に年3000万だけで済む。
人工芝のメリットばかり主張しているのは不公平だ。
当事者の習志野サッカー協会を説得できないのを、市民が気軽に利用できないからという理由で退けるのは、市民の間に分断を持ち込むものだ。
市民の利用を考えるなら、手軽なフットサル場を他に整備すればいいではないか？ ビルの上に設置してもらって、市が補助金をだせばいい。
パルコの屋上とか？
環境問題からみれば、人工芝に変えるべきではない。 取り返しのつかないことは、市民を巻き込んで、十分に議論してからやるべきだ。
秋津を使わせる条件として、テレビで流す際、「千葉県内某所」ではなくちゃんと「習志野市内で」と言ってもらう。スポーツニュースで「サッカー日本代表は千葉県内で合宿を～」というところが「千葉県習志野市内で～」となれば、その宣伝効果は大きいよ。
環境への投資と「習志野」の広告宣伝費だと考えたら、年3,000万円はけして高くないだろう。
習志野市にそんないいものがあることを、売りにすれば、維持費の3000万は大きな問題じゃない。
市民も誇りに思うよ。
新習志野駅からのアクセスを整備したらいいと思う。
サッカー協会、諦めないで頑張ってほしい。 市民の関心は高いです。
もし秋津にジェフユナイテッドが来ていたら、今ごろどうなっていたのだろう？