習志野市、ヤフーニュースで全国に名前がとどろいてしまった
習志野市の秋津サッカー場の天然芝を人工芝に変える、というニュースがヤフー全国ニュースにランクインしました。
(読売新聞の記事抜粋)
「最高レベル」の天然芝、人工芝に変更方針…吉田麻也ら日本代表も反対署名
「最高レベル」の天然芝、人工芝に変更方針…吉田麻也ら日本代表も反対署名(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
サッカー日本代表の練習拠点となっている千葉県習志野市の「秋津サッカー場」をめぐり、天然芝を人工芝に変更する市の方針が波紋を広げている。施設を所有する市は、高額な維持費の縮減と稼働率向上のためだとするが、地元のサッカー協会は「美しい芝を残すべきだ」と反発。日本代表の選手も反対の署名運動に加わる事態となっている。
秋津サッカー場は1982年に開設された。青々とした天然芝が広がり、サッカー関係者の間でも、芝の状態は「国内最高レベル」と高く評価されている。
木々に囲まれていて相手チームに戦術が漏れにくいとして、日本代表の貴重な練習拠点としても利用されてきた。成田空港に近く、海外でプレーする選手が訪れやすい利点もある。今年1月にはワールドカップ(W杯)アジア最終予選の中国戦を前に、南野拓実選手(リバプール)ら日本代表が非公開で練習した。
ただ、市にとっては天然芝の維持費が負担となっている。隣接する野球場と合わせて、年間で約3000万円に上るという。
このため、市は昨年3月、人工芝に切り替えることを前提とする改修方針の報告書をまとめ、今年3月に人工芝への変更を決めた。事業者の選定などを経て、数年後にも工事を始める予定だ。担当者は「人工芝は通年で利用でき、市民にもっとスポーツを楽しんでもらえる」と強調する。
これに対し、市サッカー協会は「最高の天然芝は、市が誇る価値の高いスポーツ施設だ」と反論する。2月には反対の署名活動を始めた。吉田麻也主将(サンプドリア)ら日本代表の選手も加わり、すでに2000人を超える署名が集まっている。今月には市議会に提出する予定だ。
人工芝になると、日本代表の利用が途絶えるとの見方は強い。日本サッカー協会(JFA)の担当者は、「行政側の判断は尊重されるべきだが、素晴らしい天然芝の練習環境は残ってほしい」と話す。
(2月22日スポニチの記事)
日本代表 千葉の“準拠点”が消滅危機、天然芝から人工芝に変更か
日本代表 千葉の“準拠点”が消滅危機、天然芝から人工芝に変更か― スポニチ Sponichi Annex サッカー
日本代表の“準拠点”が消滅危機にあることが21日までに判明した。オシムジャパン時代(06~07年)から練習で頻繁に使用する千葉県習志野市の「秋津サッカー場」で、同市が施設の老朽化を理由に野球場も含む秋津公園の再整備を計画中。それに伴いサッカー場は25年間張り替えなしと最高の状態に保たれている天然芝が、人工芝に変更される可能性が高まっているという。
かつて全国高校サッカー選手権の会場だった同サッカー場は、習志野市のスポーツ発展に重要な役割を果たしてきた。代表の練習場としても重宝され、目と鼻の先にJFA夢フィールド(千葉市)が完成した今も、森保ジャパンが先日のW杯最終予選の合宿中に複数回にわたって使用したほど。欧州組らがオフに自主トレを行うことでも知られる。
習志野市は施設の稼働率アップやコスト削減の観点から人工芝化を主張。だが、習志野市サッカー協会は大会や市民利用など稼働率を増す提案などもしており、維持費も大きな問題でないという。人工芝はケガや熱中症などのリスクが増すデータもあり、習志野市議会には既に「天然芝継続維持」を求める陳情書を提出済みで、今後は日本協会にも応援を求めていく方針という。
- ボールの弾み方の違い:人工芝のグラウンドではボールは大きく弾む
- 足腰への負担の大きさの違い:人工芝のグラウンドでは足腰に大きな負担がかかる
- ボールの転がり方の違い:天然芝のグラウンドでは不規則な転がり方をすることも多い
- スライディングのしやすさの違い:人工芝のグラウンドではスライディングをしにくい
- 汚れ方の違い:天然芝では土汚れ、人工芝ではゴムチップの黒い汚れ
- コストの違い:天然芝は、導入コストは安いが、手入れを含めると人工芝より高い
- 積雪地域での利用の差:天然芝が育ちにくい積雪地域では人工芝が重宝される。
1億円税金をムダにしてしまった習志野市
dポイント還元キャンペーンで、市民の税金1億円が消えてしまった - 住みたい習志野「習志野のdポイントがクソほど入ったから、今日はスシローで食い放題」、そして1億円が消えた - 住みたい習志野
一方人工芝問題ではコスト優先で、サッカープレイヤーたちから「国内最高レベル」のサッカー場を奪い、環境汚染問題にもまるで無関心。チグハグな習志野市のやり方に、市民の疑問の声が起こっています。
先日亡くなったオシム監督がかつて指導した秋津サッカー場、行方(ゆくえ)が注目されます。
(編集部より)
この記事を読んだ方から
「秋津サッカー場ってネーミングライツやってたよね(第一カッター)。市は命名料収入を何に使ってるのだろう。」
というコメントをいただきました。有難うございます。
市のホームページにはこんな風に出ています。
ネーミングライツを企業に売った金額900万円は「スポーツ施設の維持管理等に充てる」と書かれていますが、サッカー場の「天然芝の維持管理」に充てたのではないとすると、一体何に使ったんでしょうか?いろいろ疑問がわいてきますね。
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物の価値を単純に金銭面だけで結果を出そうとしないで、価値を生かして 良い文化を後世に遺そうという視点と努力があまりに欠如しているように感じてなりません。 一旦人工芝にしてしまったら元には戻せないというのは素人にも分かります。
海外での試合での天然芝の感触に馴れておくためにも、貴重な習志野市が誇れるサッカー場だということぐらい誰でも思うでしょう。 そのためのクラウドファンディングや一般への市債など、でもその前に秋津サッカー場における運営費の内訳をぜひ発表すべきだと思います。