(ブログ読者の投稿です)
なんでだろ~? 4
ごみ有料化、基本計画「本編」と「概要版」で内容が違う!
ごみ有料化について、市民の方から鋭いコメントをいただきました。
概要版には「ゴミ処理に対する受益者負担制度の導入 一般廃棄物処理に関して、排出量に応じた処理経費負担の公平化をあらゆる角度から検討し、適正負担を検討します。」としか書いていない。概要版しか読まない人には、令和8年度有料化が決ったなんてまるでわからない。市長のペテンだね。
おっしゃる通り!詳しく見てみましょう。
概要版では、有料化について、これから「検討します」と書かれている
一般廃棄物処理に関して、排出量に応じた処理経費負担の公平化をあらゆる角度から検証し、適正負担を検討します。
「本編」のどこをどう要約すると、こういう文章になるのでしょうね。
本編では「令和8年度から有料化」と書かれている
なんでだろ~? 3 質問へのお答え(ごみ有料化問題) - 住みたい習志野
でも書きましたが、基本計画「本編」では
令和8年度から「ごみ有料化」導入、というスケジュールが、「誰にも分からないように」書かれている!
そして54ページには、令和4年度から7年度まで制度設計と住民周知を行い、令和8年度から導入というスケジュールが書かれています。
概要版だけ読んだ市民は「有料化するかどうかこれから検討するんだから、有料化しないのかも知れない」と思ってしまう。たいへんなイカサマ
概要版だけ読んだ市民は、有料化が決ったとも書いていないし、令和8年度に有料化するとも書いていないのですから、まだ当面、有料化するかどうか検証・検討が続くのだなと思ってしまう。ところが本編では、ちゃんと令和8年度導入となっている。これはたいへんなイカサマですね。
「令和8年の有料化開始とは本当なのでしょうか。ちょっと信じられません。」というコメントをくださった方も、きっと概要版だけを読まれたのではないでしょうか?
市役所が意図的に「概要版」でごまかしたのは明らか。市の広報にも、有料化を「誰にもわからないように」そっと載せていた
意図的にやったのか、うっかりなのか。意図的ならば事務方の意図なのか、市長の意図なのか。いずれにしても、市が公表したものですから、市長の責任ですね。こっそり差し替えてゴマカしたりする前に、プリントアウトしておいた方がいいかも知れません。
私はうっかりではなく、ワザとだと思います。なぜならば、一般廃棄物処理基本計画が策定されたときの広報記事も、有料化という重大な決定について何もふれずにトボけて見せたからです。
これを見て、有料化の決定があったとは、誰も気づかない。環境に興味のある人がアクセスしてきたとしても、せいぜい概要版を見るくらいだろう。だから、概要版も「検証・検討します」とでもしておけば、誰も気づかないだろう、ということでしょうね。確信犯です。
有権者をダマすような習志野市政、もうそろそろ改めて欲しいですね。
(追記)
なお、一般廃棄物処理基本計画は策定に際し、パブリック・コメントを公募する手続きにかけられました(令和3年11月1日から11月30日)。その結果、3名の市民の方から32件の意見が寄せられ、それを踏まえて市長が策定したことになっています。
市民からどんな意見が寄せられたのかは、こちらでご覧になれます。
習志野市一般廃棄物処理基本計画(案)に対するパブリックコメントを実施しました|習志野市ホームページ
「いただいたご意見と市の考え方 (PDFファイル: 559.5KB)」を開いてください。
https://www.city.narashino.lg.jp/material/files/group/35/20220401_kihonkeikaku_PCkekka.pdf
呆れたことに、このパブコメを募集した時の原案自体、原本と概要版で、内容が食い違っています。
原本
https://www.city.narashino.lg.jp/material/files/group/35/74622251.pdf
https://www.city.narashino.lg.jp/material/files/group/35/29500461.pdf
概要版
https://www.city.narashino.lg.jp/material/files/group/35/20211027_gaiyoubann.pdf
(南田是也)
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しかし、ゴミ削減への唯一の道は有料化だ、というところから俄然、話は怪しくなっていきます。国の方針を踏まえ、などと国のせいにしていますが、環境省に電話してみますか。
それも、有料化した当初だけで、有料化に慣れて、またゴミの量は元通りになる。 そうすると、ゴミ袋は値上げになり、不法投棄が増えて、行政負担は、有料化以前より増えることになりかねない。
有料化になると、確実に近隣のスーパーやコンビニのゴミ箱にに家庭ごみを捨てるのが増えて、それらは事業系のゴミとして市の負担はないが、焼却するから環境的には同じこと。
何が目的で、有料化にするのか、市民に説明しないと、協力する気になれない。 ゴミ処理というのは自治体の公共サービス。有料化というのは、いわば、税金の二重取り。
習志野市の場合、市長の後援会長の産廃処理会社に資源ごみや焼却後の溶解メタルなどの処理を独占させて、何億もの売却料金が市の収入にならないという疑惑があるから、市民が有料化でゴミ処理の負担を負うというのは、ますます納得できない。
ゴミ減量化で財政負担を減らす取り組みとしては、市川市が、一番コストのかかる生ゴミを焼却しないで、市民に生ゴミだけを分別してもらい、設置したポスト型の回収箱に入れてもらい、生ゴミをバイオガスの発電に使うという実験をやっている。
それで、財政負担が減り、税金がやすくなるという方法もあるのだ。
一体、何を目指してゴミの有料化をするのか? その説明もなく、税金の二重取りはやめてもらいたい。
ちゃんとした自治体なら、「住民周知」は、制度設計の前に行うもの。広く市民の意見を聞く。それはごみ有料化に関連するゴミ問題の説明で、「住民周知」というものではない。最初から、こそこそごまかしてやってしまおうとトップが思っているから、その下も忖度して、反対がでないように公開する計画や広報を工夫してごまかす。職員は、ごまかすことにエネルギーを使うから、市民を欺く能力ばかりに長けて、そういう人間が出世する。
習志野市は、多選市長の権力の腐敗や癒着がおきていないだろうか?