教室がひとりになるまで | ||
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読了日 | 2021/03/28 |
著 者 | 浅倉秋成 | |
出版社 | KADOKAWA | |
形 態 | 単行本 | |
ページ数 | 284 | |
発行日 | 2019/03/01 | |
ISBN | 978-4-04-107766-5 |
にこれといった目的もないのに、時々同じタイトルを見にするうち、だんだんと気になってくることがある。本書もそんなうちの1冊だ。タイトルの教室と言う文字から、青春小説かとも思ったが、ミステリーらしいから読んでみようか!
と言う気になって、木更津市立図書館で借りてきた。3月26日の事である。
ついその前まで緊急事態宣言中で休業していた図書館が再開したのも、僕を読もうという気にさせたのかもしれない。こんな風にして僕の新たな作者への挑戦が始まる。今まで知らなかった著者の作品を読むということは、僕にとっては未知への挑戦で、若い頃、と言ってもこの記録を始めた頃だから、60歳を超えていて決して若いとは言えないが、近ごろは60歳でも見方によっては若いという範疇に入るらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/b8/b4ec98792d6e79306238ce5aa9fb40bc.jpg)
今これを書いている7月13日は、アメリカ大リーグのホームランダービーが行われて、NHKテレビでその中継放送があった。多分多くの野球ファンがテレビの前で、日本選手がこのダービーに参加するのは初めてと言われる、エンジェルスの大谷翔平選手の活躍に、声援を送ったと思われるが、残念ながらファン・ソト選手に31対28で敗れ、1回戦で敗退した。
アメリカ大リーグの選手たちの競技を見ていて、思ったのはこれは技術競技もさることながら、究極は体力勝負だと感じた。彼らのスタミナにどう対処するかが勝負だと思ったが、案の定大谷選手は最初の3分間の勝負で、その体力を使い切ってしまったかのような様子だったから、対戦相手のファン・ソト選手に負けたのは無理はなかった。
これはもうリーグ戦の長い戦いの中での勝負とは一味も二味も異なる闘いだ。体力勝負では基礎体力の戦いだから、技術の差で戦う場合は圧倒的な技術を誇るところまでアップしておく必要がある。来年のダービーに出場できるかどうかは未知数だが、基礎体力の問題をどう解決するかが、勝ち上がる要因だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/b8/b4ec98792d6e79306238ce5aa9fb40bc.jpg)
て、本書のストーリーは、垣内友弘の通う北楓高校2年A組の生徒3人が自殺するという事件が続いていたというスタートだ。垣内は担任教師の河村に、休んでいる女生徒・白瀬の様子を見てきてほしいと言われる。
白瀬美月は垣内と同じマンションに住んでおり、しかも隣の部屋だった。
その日の内に隣のインタフォンを鳴らして、白瀬美月を呼び出すと、彼女は自殺したとみられている3人は、実は殺されたのだという。殺したのは、垣内たちのA組の隣B組で、定期的に行われている仮想パーティの時に、死神の扮装をしていた生徒だというのだ。
男だか女だか分からないその死神は特殊な能力を持つといって、まだ殺す人物がいると言う。白瀬は垣内に助けを求めた。
やがて、死神の特殊能力が本物だということが分かって、垣内は調査を始めるのだが…。
# | タイトル |
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第一章 | 告白 |
第二章 | 国家 |
第三章 | 一般言語学講義 |
第四章 | 人間不平等起源論 |
第五章 | 悲劇の誕生 |
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