隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1975.medium 霊媒探偵 城塚翡翠

2020年05月18日 | サスペンス

 

 

medium 霊媒探偵 城塚翡翠
読了日 2020/04/20
著 者 相沢莎呼
出版社 講談社
形 態 単行本
ページ数 380
発行日 2019/09/10
ISBN 978-4-06-517094-6

 

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邪鬼な傾向のある僕は、従来なら決して手にすることのない本だ。
が、最近はそうしたことがなくなったのだろうか?それとも僕の性格を以てしても、読みたくなる魅力的な本なのだろうか?
それはともかくとして、随分と世間の評価は高い。その評判通りに優れたミステリー作品だから、僕に「読め!」と言っているのだろうか?
いろいろと考えさせられる本だが、ヤフオクで適当な価格で落札できたことも幸いだった。
とにかく手にしたからには思い切り楽しむことにしよう。
一般的なミステリー形式―もしそういった形式があるとすればの話―で事件が起きて、状況や証拠から警察の協力して、難事件を解決してきた、推理作家の香月史郎。彼が大学の後輩から紹介されたのは、霊媒師といわれる城塚翡翠という女性だった。
香月はその後輩の倉持結花(ゆいか)と二人で会った城塚翡翠は、少女とも見える若くて、薄くらい部屋のせいか、神秘的な感じのする女性だった。だが、彼女は倉持ばかりか香月の職業まで当てた。

香月はその城塚翡翠の霊視に協力を得て、ますます事件解決に情熱を燃やすのだ。
が、問題は全く証拠を残さない連続殺人鬼だった。城塚翡翠の霊視は証拠にならないため、解決に至るには何とか証拠を固める必要があった。だが、殺人鬼の魔の手は城塚翡翠へと近づいていた。
多くの書店員が驚きと称賛の声を寄せている本書に、僕も同様の読後感を持った。

 

 

数日前に木更津市役所から、「特別定額給付金申請書在中」という封書が届いた。例の一律10万円という給付金だ。マイナンバーカードを持っている人は、オンラインで申請が出来るということだが暗証番号を忘れたなどという問い合わせが、殺到して役所と市民との間で大騒ぎというニュースが、テレビで報じられていた。我が家はマイナンバーカードを申請してなかったから、届いた申請書を記入して、「本人確認書類(運転免許証のコピー)」と「振込口座(通帳のコピー)」を貼付して、今日ポストに投函した。
我が家にとっては、3人分の給付金は、ありがたいが、困窮している世帯にとって、どれほどの助けになるのだろうと、ちょっぴり疑問に感じることも。
2月に中国での新型コロナウィルスの発生ニュースを聞いた時には、世界的な脅威に陥るとは思ってもいなかった。
市役所の説明書には、輸送申請に対しては5月29日から、オンライン申請は5月19日から、それぞれ順次振り込みとの記載がある。木更津市ではどの程度のオンライン申請があったのだろうか?
あまり芳しくなかったマイナンバーカードだが、それでもカードを申請した人は、それなりに居るのだろう。 いずれにしても、楽しみに待つとしよう。

 

 

曜日(16日)のニュースで、アメリカのGMS(ゼネラル・マーチャンダイズ・ストア)、JCペニーが連邦破産法(日本の民事再生法にあたる)を申請したという報道があった。
僕は驚きとともに深い感慨にふけった。ニュースではアメリカの老舗百貨店という解説があったが、日本の百貨店とは少し品ぞろえの点などで異なるが、総合的な品ぞろえと大規模なショッピングモールを経営する企業だ。
僕はサラリーマン現役の頃、このJCペニーやシアーズ・ローバック(現在はシアーズホールディングとなっているようだ)といったGMSを始め、Kマート、トレジュアリー等のDS(ディスカウントストア)、ウルワース、クレスといったVS(ヴァラエティストア)、またビルダースエンポリアム、ハンディマンなどHI(ホームインプルーブメント)、これらチェーンストアの経営を学んだ。
昭和50年から55年ころの話だ。昭和もだんだん遠くなって寂しくなる今日この頃だ。

 

 

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