夜がどれほど暗くても | ||
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読了日 | 2020/08/31 | |
著 者 | 中山七里 | |
出版社 | 角川春樹事務所 | |
形 態 | 単行本 | |
ページ数 | 281 | |
発行日 | 2020/03/18 | |
ISBN | 978-4-7584-1347-3 |
月11日に予約申し込みをして、ようやく順番が回ってきた5冊の内の1冊が本書だ。 相変わらず人気の高い中山氏だが、それにも増してその旺盛な執筆振りに、唯々驚くほかない。何にしても身体に気を付けて、面白い物語の紡ぎ手を長く保ってほしい。
実は本書から後の3冊は、前の2回(科警研のホームズの2巻)よりも、先に読み終わっていたのだ。科警研のホームズを読み始めた時に、図書館からの通知が来たため、借りに行って先に読んでしまったということだ。
僕の読書はとにかく順不同で節操も何もあったものではないから、そのとき読みたいと思った本があれば、途中だろうが読みかけの本があろうが、そんなことはお構いなくほったらかしにしてしまうという、そんな所があって・・・。いやいやそればかりでなく図書館の本は、2週間で返す必要がある、と言うこともあるから、予約した本の順番が来ればどうしても先に急ぐことになってしまうのだ。
いつも読み終われば早く読もうが、遅く読もうが内容に変わりがあるわけではないと思うのだが、それでも新作を早く読みたいと思うのが人情だと、変な納得感を得ようとするのがいつもの事だ。
(ここまでは9月の初めに書いてあった)
本書は、大手出版社に勤める志賀倫成が、息子の殺人容疑に関して、参考人として警視庁への同行を求められるという、少しばかりショッキングなシーンが描かれる。スタートから脅かされて一体どんなストーリーになるのだろう?そんな疑問が頭に浮かぶ。
作中の探偵役と推理合戦をするのだが、残念なことに僕はミステリファンと言うだけで、実際の推理や捜査は全くダメで、犯人を当てたこともなければ、仮定すらもできない。僕が中山七里氏の作品に惹かれるのは、もちろんどんでん返しの帝王と言われるその作風にある。
だから読んでいる途中であれこれ容疑者を想定することはあえてしない。結末の驚きを壊してしまうような気がするからだ。そんな気遣いは僕に限って必要ないことはすでに書いた通り。歳をとって益々回転の鈍くなった頭は使わず、もっぱらストーリーの展開を追うのみで、満足する僕だが時にはぼんやりと、こいつが怪しいと思うこともあり、別にデータから類推したわけでもなく、ただ単にお粗末な勘が働くだけの事だ。
日はもう10月も半ばに差し掛かった14日だ。僕の怠け癖がまた出て、ブログへの投稿が2か月も間があいてしまった。この本を読み終わったのは8月31日で、当然の事ながら僕はほとんどその内容を忘れている。ノートの記録はメモ程度の事しかないから、この記事を書くため図書館でもう一度本書を借りてきた。 とは言えざっと読んだところで、記事を書けるわけでもないのだが、それでもブロガーとしての最低限のマナーだという、僕の矜持もあって・・・などときれいごとを言ってられない、2か月も投稿を放っておいたのだから。 そんなことは僕にとって珍しいことでもなく、特に図書館で借りて読んだ本の時は、往々にして同様の事が発生する。近ごろは特に多くなっている。3回に1回程度同じことを書いているような気がして、全くお恥ずかしい。
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