隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0624.思考機械の事件簿Ⅲ

2005年07月20日 | 短編集
思考機械の事件簿Ⅲ
THE CASE OF THE THINKING MACHINE Ⅲ
読了日 2005/7/20
著 者 ジャック・フットレル
JAQUES FUTRELLE
訳 者 吉田利子
出版社 東京創元社
形 態 文庫
ページ数 328
発行日 1998/5/22
ISBN 4-488-17603-8

 

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京創元社より"シャーロック・ホームズ"のライバルたちと銘打って刊行された推理文庫の1冊。「思考機械の事件簿」はⅠ~Ⅲまであり、たまたまBOOKOFFでそのⅢを見つけて手に入れたもの。シャーロック・ホームズ譚の魅力については僕が改めていうまでも無いが、シャーロック・ホームズの活躍が人気を博すと、ホームズに続けとばかりに次々とそのライバルたちが現われた。
オースチン・フリーマンのソーンダイク博士、バロネス・オルツィの隅の老人、M.P.シールのプリンス・ザレスキー、ドロシー・セイヤーズのピーター卿(20.参照)、等々。その中の一つが、この思考機械と呼ばれる、論理学者ヴァン・ドゥーゼン教授だ。
本書は、教授が思考機械と呼ばれるに至った経緯が示される「消えた女優」以下6篇の短編と長編1篇が収録されている。

 

収録作と原題
# タイトルと原題
1 消えた女優 THE PROBLEN OF "DRESSING ROOM A
2 ロズウェルのティアラ THE ROSWELL TIARA
3 緑の目の怪物 THE GREEN EYED MONSTER
4 タクシーの相客 THE PROBLEM OF THE AUTO CAB
5 絵葉書の謎 THE PROBLEM OF THE SOUVENIR CARDS
6 壊れたブレスレット THE PROBLEM OF THE BLOKEN BRACELET
7 金の皿盗難事件(長篇) THE CHASE OF THE GOLDEN PLATE

 

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