しゃばけ | ||
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読 了 日 | 2006/02/11 |
著 者 | 畠中恵 | |
出 版 社 | 新潮社 | |
形 態 | 単行本 | |
ページ数 | 250 | |
発 行 :日 | 2003/11/25 | |
ISBN | 4-10-450701-6 |
作の評判は前々から見たり読んだりしていたのだが、その前に読みたいと思う本が山とあり、なかなか手にすることが出来なかった。
このところ、特に次々と読みたい本が出来てうれしい悲鳴を上げているが、またぞろ若いころの悪い癖が出て、入手する方が先んじて、読むほうが追いつかない状態となっている。
さて、本書には、妖(あやかし)と呼ばれている、いわゆる妖怪達がたくさん出てきて、病弱の御年十七歳の回船問屋の若旦那を主人公とする時代ミステリーである。
語り口はまさに時代物で、お化けや、妖怪がいるのではないかと半ば信じられていたような時代を髣髴させるのではあるものの、新しい感覚を憶える不思議な作品だ。
2001年、第13回日本ファンタジーノベル賞受賞作。

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