隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0105.魔術はささやく

2001年05月20日 | ファンタジー
魔術はささやく
読了日 2001/5/20
著者 宮部みゆき
出版社 文藝春秋
形態 文庫
ページ数 406
発行日 1993/01/25
ISBN 4-10-136911-9

 

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10年位前にこの作品が山口智子氏や吉岡秀隆氏の出演でドラマ化され、NTVで放送された。その当時ぼくは著者のことを全く知らず、日本推理サスペンス大賞受賞作のドラマ化だというので、期待してビデオ録画したのだが、その後テープも残っていないところを見ると、ドラマは期待したほどでもなかったのか、原作を読んでみようとも思わなかったようだ。
ところが、昨年10月に読んだ「蒲生邸事件」が良かったので、改めてこの作品も読んでみようと思ったのだ。本は読んでみないと判らないとは、今まで何度となく思ったことなのだが、今回もその思いを新たにする結果となった。
全く関連のないと思われる三つの死の真相に迫っていく少年。少年はサイキックだった。現実には考えられないような話が、妙なリアル感を持って迫ってくる筋運びに引き込まれる。ミステリーとはこうしたものだと納得させられる。原作を読んで、もう一度ドラマを見たくなった。

 

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