隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0312.夏と花火と私の死体

2002年12月25日 | ファンタジー
夏と花火と私の死体
読 了 日 2002/12/25
著  者 乙一
出 版 社 集英社
形  態 文庫
ページ数 224
発 行 日 2002/09/16
ISBN 4-08-747198-5

 

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の作品でデビューした著者は17歳だったと言う。
若くして文壇に登場した作家は少ないながらも内外にいるが、著者がその後も多くの読者に受け入れられたのは、、若かったと言うことではなく、その作品が優れていたからだと言うことだろう。
第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞した本作の後も、旺盛な執筆活動を続けていることからもそれは明らかだ。
ここで、若くして文壇に登場した作家で、僕が知っている範囲では、ミステリーや、時代小説で活躍した角田喜久雄氏や、アメリカの安楽椅子探偵ママ・シリーズで有名なジェームス・ヤッフェなどが代表的なところだ。

さて、この物語は9歳の“わたし”が語り手という形式をとっているが、なんと彼女は冒頭であっけなく死んでしまうのである。その後は、タイトルにあるように“私の死体”がストーリーを語り続けると言うわけだ。他に「優子」を併載。

 

 

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