新宿の四谷区民ホールで行われた木管アンサンブル「ソシエテ」の演奏会に行ってきました。
この会はP・タファネルが創設した「木管室内楽協会」の、埋もれたレパートリーを発掘再演することを目的に結成されている。
P・タファネルは1860年代にパリ音楽院で学び活躍「フルートの父」 といわれている。
今夕演奏されたのはドヴィエンヌ、ドップラー、フォーレ、ベルナール等フランスの作曲家の曲でした。(フランス物?)
特別出演に、ニコラ・デュシャン(仏のフルーティスト)が出演。彼は1879年~1941年に使われていたフルートを託され、長年かけてこの楽器を再生し、このフルートで演奏されました。
最後にこのフルートの音を聞いたのは1930年のコンサート、ピアノ伴奏は作曲家M・ラヴェルだった、という。
そんな年代もので由緒あるフルートが、華やかでまあるい、そして深い音色で響いている。
最初のひと吹きで圧倒される、その凄さが響くのは楽器の力?いえ、奏者の力?いえ、音の精霊でしょうか?
レベルの高い演奏会でした。50年前に入手した私のフルートも、手入れして吹き込めば・・・ムリ!
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