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ゆみねこ日記

日常日記です。

10月の読書記録 その2

2016-11-01 10:05:18 | ブックレビュー
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ダッシュ!ダッシュ!感想
中学校陸上部のキャプテンに任命されたのは、実力もなくリーダータイプではない三雲真歩。好記録を持つ新入生も参入し、仲良く4人で組んできたリレーメンバーにも不穏な影が。真歩の成長と仲間たちの友情、とても爽やかな部活モノ。面白かったです。
読了日:10月27日 著者:村上しいこ
東京會舘とわたし(上)旧館東京會舘とわたし(上)旧館感想
大正11年創業、関東大震災・太平洋戦争・終戦後の米軍による接収など幾多の困難を経た東京會舘。「灯火管制の下で」「しあわせな味の記憶」が特に好みでした。仕事にプライドを持つ様々な立場の人々、これから読む下巻も楽しみです。
読了日:10月28日 著者:辻村深月
東京會舘とわたし(下)新館東京會舘とわたし(下)新館感想
感動で何度も目頭を熱くしました。亡き夫との旧館の思い出と新館がつながる「金環のお祝い」から一気に引き込まれました。エッセーでふれられていた直木賞のエピソードもしっかり小説になり、最終章の結婚式の話で色々なつながりが明かされる。特別な日をそこで迎える人々、スタッフの方々の見事な仕事ぶり。ここを訪れることが出来なかったことは残念ですが、新新館が落成したら、行ってみたいと思います。お勧め本!
読了日:10月28日 著者:辻村深月
シストシスト感想
ロシア人を父に持つハーフの戦場ジャーナリスト・御堂万里菜。チェチェンでの紛争から帰国後に佐渡島へ、そしてロシアで巻き込まれた同僚の急死。パンデミックが起きた背景には超大国が絡み…。展開がスピーディーで読みやすかったです。お初の作家さんなので、他の作品があったら読んでみたいですね。
読了日:10月29日 著者:初瀬礼
火災調査官火災調査官感想
火災の原因を調べる「火災調査官」の東は、有能だが人知れず暗い内面を抱えている。連続して起こる放火事件を追い、警察さながらの調査をする東。面白いことは面白いけど、消火活動にあたる先輩白木たちの活躍ともっと絡めて欲しかったような…。真犯人もその人じゃまずいでしょう。
読了日:10月29日 著者:福田和代
花や今宵の花や今宵の感想
山奥の集落の「しんの」という不思議な山。平家の落人伝説と一首の和歌。初恋の少女を神隠しで見失った少年と、少女の父。まとめはどうなるのかと思いましたが、爽やかに読み終えることが出来て良かったです。
読了日:10月30日 著者:藤谷治
よっつ屋根の下よっつ屋根の下感想
第1章の「海に吠える」は既読で、家族の物語の続きでした。父と息子、母と娘の二つに分かれた家族が、それから10年の月日を経て、また別々の地に住むことになる。母親の頑なさはちょっと共感出来なかったけれど、明るい未来を感じさせる終わり方で、読み心地はまずまず。
読了日:10月30日 著者:大崎梢
埋れた牙埋れた牙感想
生まれ育った吉祥寺の町を管轄する武蔵野中央署に自ら希望して移った瀧刑事。旧友の姪・長崎恵の行方不明事件を、新人女性刑事・野田あかねとともに追う。胡散臭い人物が登場し、早々に犯人の予想がついたけれど、解決までの展開は中々面白くて一気に読了しました。地元に住み、「この街の守護者でありたい」と語る瀧さん、格好良かったです。
読了日:10月31日 著者:堂場瞬一

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