7月の読書メーター
読んだ本の数:53
読んだページ数:15791
ナイス数:5946
かがみの孤城の感想
学校に行けなくなった7人の中学生たちが集められた不思議な城。そこには自宅の鏡から出入りする。みな、同じ雪科第五中学校に通っているというが、どこか違和感を覚えている。一学期・二学期・三学期と時がたち、別れの日が迫ったとき。。最後はそうきたか、って唸らされました。逃げ場がある、理解してくれる人がいるということの大切さ、エピローグで大泣きしました。これは中学生以上のあらゆる年代の人にお勧めです。
読了日:07月01日 著者:辻村 深月
ガーデンの感想
表紙と中身のマッチングが絶妙ですね。雑誌編集者の羽野は、植物に魅せられ惜しみない愛情を注ぐが、周りの人間、特に女性との関わりが薄い。読んでいると熱帯の植物から発せられる濃密な気配を感じました。
読了日:07月01日 著者:千早 茜
会津執権の栄誉の感想
第157回直木賞候補作。佐藤厳太郎さん、初読み。芦名氏が治めていたころの会津。相次ぐ当主の早世により、佐竹家からの婿養子を当主として迎え、家中の混乱が始まる。伊達政宗が虎視眈々と会津を狙い、猪苗代氏が裏切る。畿内から離れた陸奥の勢力争い、これは中々の力作でした。知っている土地が舞台の小説はとても読みごたえがありますね。
読了日:07月02日 著者:佐藤 巖太郎
招福堂のまねきねこ―またたびトラベル物語 (学研の新・創作シリーズ)の感想
またたびトラベルの第2弾。路地裏の古いアパートの一室にある小さな旅行社。私もふらりと迷い込んでお勧めの旅をしてみたいなぁ。猫好きのみなさんにお勧めの1冊です♪
読了日:07月02日 著者:茂市 久美子
終点のあの子 (文春文庫)の感想
柚木さんのデビュー作。ここから色々な作品につながって行くのかと、感慨深く読みました。女子高は未経験ですが、女の子だけの世界の面倒くささを嫌と言うほど突き付けられました。夏休みに自分を変えたくてプールでバイトする奈津子を描いた「甘夏」と、クラスの人気者で美人の恭子とおたくグループの一員・保田の交流を描いた「ふたりでいるのに無言で読書」がすごく好きでした。朱里のような女の子は嫌いですが、ラストは良かった!
読了日:07月02日 著者:柚木 麻子
若葉の宿の感想
中村理聖さん、初読み。幼いころに母親に捨てられ、町屋旅館を営む祖父母に育てられた若葉。高校時代にいじめに遭い、自分に自信が持てず、思いを上手く言葉に出来ない21歳。老舗の料理旅館に仲居として勤めながら実家の山吹屋を手伝う彼女の成長譚。若葉のいじいじした性格がちょっと鼻につきましたが、京都の四季とおもてなしの心を想像しながら読了出来、読後は爽やかでした。
読了日:07月03日 著者:中村 理聖
卑怯者の流儀 (文芸書)の感想
警視庁のマル暴刑事・米沢。彼が変わったのは5年前のある出来事から。後輩だった女性刑事・大関芳子に滅茶苦茶にやられながらも、結果は出す。ゴーストこと奈良本監理官とのやり取りも愉快。ただの腐ったデカではなかったので、米沢の印象は悪くなかったです。
読了日:07月04日 著者:深町 秋生
カエルの楽園の感想
安住の地を求めて旅に出た、アマガエルのソクラテスとロベルト。彼らが困難を乗り越えてたどり着いたのは、ツチガエルが平和に暮らすカエルの楽園・ナパージュだった。「三戒」があるから、ナパージュは幸せだと信じたあげくの悲劇。百田さんの主張がバリバリ前面に出てはいますが、とても考えさせられるストーリーでした。
読了日:07月04日 著者:百田尚樹
ワンダー Wonderの感想
今月末に続編が出るとのことで、再読しました。オギーが愛おしくて、けなげで、やっぱり最後は涙々でした。
読了日:07月05日 著者:R・J・パラシオ
ジョン・マン 6 順風編の感想
万次郎はアカデミーを首席で卒業し、二等航海士としてフランクリン号で航海に。捕鯨船ではあるものの、世界中の珍品を集めよという任務も担う。航海は順風、途中のエピソードはやや冗長に思えて少し退屈でした。10ヶ月の航海を経てグァムまで、次巻に期待としましょう。
読了日:07月06日 著者:山本 一力
福袋の感想
江戸の庶民の暮らし8編を描いた短編集。タイトルの「福袋」、面白かったです!「ぞっこん」は語り手が人間ではない、これも上手い。思わずうならされます。可笑しくも哀しい、庶民の日常。まかてさんならではの1冊ですね。お勧め!
読了日:07月07日 著者:朝井 まかて
40歳の言いわけの感想
人生の折り返しとも言われる40歳の節目に同窓会をやる。幹事役の久保健一は、一足早く会場で待つが、出席の返事をくれた級友たちは一人もやってこない。40歳、それぞれに事情があるが。。妻のDVに悩む長谷川誠くんには同情する。浮気夫に振り回される青木久美子は、一人でも生きていけそう。長く待たされたけれど、ラストはほっこり。良かった!
読了日:07月07日 著者:斉木 香津
農家の嫁の事件簿 こちら北国、山の中の感想
埼玉のサラリーマン家庭の娘が、岩手の山間部の農家に嫁ぎ、その生活をイラストとエッセーで綴る。自然の美しさと厳しさ、牛を育て、畑で作物を育て、ほぼ年中無休の暮らし。楽しげに語られていますが、かなりの覚悟がないと飛び込めないだろうなぁ。
読了日:07月07日 著者:三上 亜希子
農家の嫁の事件簿 描き下ろしの感想
岩手・岩泉の農家に嫁いだ亜希子さん。前作から4年、集落の皆さんにもなじみ、田舎暮らしを満喫している感。2009年には、念願の?携帯のアンテナが立ったのだとか。自分がこの地で暮らすには、根性がないから難しそうです。
読了日:07月07日 著者:三上 亜希子
北海タイムス物語の感想
増田俊也さん、初読み。新聞記者に憧れ、何社も受けて唯一合格出来た「北海タイムス社」。新入社員の野々村は、2週間の研修期間のあと「整理部」へ配属に。意に染まない部署でグチグチ悩み、しかも会社は経営難で激務の上に給料は信じられない安さ。権藤さんと心が通い合ってからの野々村の成長はとても読みごたえがあったのですが、そこまでの流れが読んでいてイライラ。
読了日:07月08日 著者:増田俊也
青春 ひまわりのかっちゃんの感想
小五の春の森田先生との出会いで、劇的な成長を遂げ小学校の卒業式で答辞を読むに至ったかっちゃん。その後の中学高校時代は思いもよらぬ事態に。父の転勤で東君との約束は果たせず、兄への両親の思いと次男であるかっちゃんへの扱いの違いに悩む。「お兄」の本当の思いに気付いた時、泣けました!
読了日:07月09日 著者:西川 つかさ
洋館さんぽ EAST 目的でさがすガイドブックの感想
読み友キラさんの感想で手に。とても素敵な1冊でした。建物の素晴らしさ、その背景、見ているだけで大満足です。娘の住まい近くに行ってみたい建物があるので、機会をみつけて訪問したいですね~。
読了日:07月09日 著者:
強父論の感想
夫の借り本をついでに読了。いや~面白かったです!暴君の父君とひたすらそれに仕える家族。でも、理不尽な要求をされながらも、ひたすらそれに応えるご家族の愛情を感じました。
読了日:07月09日 著者:阿川 佐和子
新任刑事の感想
愛予県警の公安課長が殺害され、傷害致死犯人である渡部美彌子は逃亡中。県警の威信をかけても事件を解決したい、公訴時効が迫る中、交番勤務の原田貢は刑事課に配属となり、美彌子を追う。西公安課長を殺害した真犯人と美彌子の逃亡を助けていたのは誰か?分厚さにめげず一気読みする面白さでした。新任巡査も面白かったけれど、こちらは更にパワーアップ。
読了日:07月09日 著者:古野 まほろ
「少年A」被害者遺族の慟哭 (小学館新書)の感想
少年法って何だろうか?こういう本を読むたびにやるせない気持ちになります。被害者のプライバシーは丸裸にされるのに、未成年であることを盾に加害者のことは名前も少年A・B・Cで写真もNG。せめて賠償金の支払いくらいは誠意をもって続けてほしいのに、姿をくらまして未払いのままのことが多い。国は被害者遺族にもっと寄り添って補償をしてもらいたいと強く思いました。罪を犯した少年たちとその親よ、命を落とした被害者にきちんと謝罪・贖罪を!
読了日:07月10日 著者:藤井 誠二
あの子が結婚するなんての感想
高校時代からの仲良し・美宇が結婚することに。彼女からのたっての願いでブライズメイトとして結婚式から披露宴・二次会までのあれやこれやを手伝うことになった七々未。32歳の独身女性の抱える悩みや結婚観あれこれ。しかし、女同士って面倒くさい(笑) 同世代の女性には共感を得られる1冊かもしれませんね。花嫁の母の年代の私にはちょっと合わなかったです。
読了日:07月10日 著者:五十嵐 貴久
踊れぬ天使 佳代のキッチンの感想
シリーズ第3弾は金沢からスタート。静岡県藤枝市⇒新潟県佐渡島⇒群馬県大泉町⇒山形市⇒北海道稚内市・礼文島と北上。様々な出会いを通して佳代の食が人と人をつないで行く。佳代の惚れっぽさは相変わらず、今作ではブラジル人社会と日本の軋轢も含め、中々読みごたえがありました。そして佐渡島編で「ブルスト」の説明にニヤリ。原さんのこういう遊び心、大好きです。さて、第4弾も楽しみに待ちますか~♪
読了日:07月11日 著者:原宏一
似ている英語の感想
このシリーズ、本当に大好きです♪ 英語と日本語のニュアンスの違いも写真と分かりやすい文でとても良いですね。なるほどって言う知的好奇心と、ちょこっと話の小ネタに役に立つこと間違いなし!
読了日:07月11日 著者:おかべ たかし
月の満ち欠けの感想
第157回直木賞受賞作。不思議な物語でした。愛する人と再び巡り合うために、何度も生まれ変わる瑠璃という少女。夫だった男、父親だった男、母親の違和感と戸惑い。最後のひと言がぐっと胸に迫りました。「ずっと待っていたんだよ」
読了日:07月12日 著者:佐藤 正午
ドクター・デスの遺産の感想
犬養隼人刑事シリーズ第4弾。安楽死を請け負う「ドクター・デス」、その正体を暴き罪を問う犬養。死ぬ権利というものは日本人の死生観からは、中々認めがたいものだと思いました。いつもながら、中山さんの問題提起は鋭いですね。
読了日:07月13日 著者:中山 七里
水壁(すいへき) アテルイを継ぐ男の感想
高橋克彦さん、初読み。阿弖流為の血をひく天日子をリーダーに朝廷と戦う。よき軍師を得てどういう風に大暴れするのかと思いましたが、その割にあっさりとしていました。水壁の舞台は、この夏訪問の予定あり。ちょっと楽しみですね~。
読了日:07月13日 著者:高橋 克彦
菜の花食堂のささやかな事件簿 (だいわ文庫)の感想
東京武蔵野にある「菜の花食堂」は、定休日に月2回少人数の料理教室を開いている。靖子先生と助手の優希が、そこに集う面々が抱える悩みを解決してゆく。毎回のお料理が丁寧で美味しそう!レシピ集出ないかな?
読了日:07月13日 著者:碧野 圭
デッドボールの感想
金もない、仕事もない、そして頼りない若者・カネコノボル。ある日先輩ゲンさんの無茶苦茶な依頼で、佐藤と名乗る男と誘拐を企てる。まんまと身代金を受け取り、誘拐した男児を解放させる予定が…! 木内さんのスピーディーなストーリー展開はいつもながら読んでいて楽しい。あっという間に読了です。
読了日:07月14日 著者:木内 一裕
氷菓 (角川文庫)の感想
なぜか未読だった「古典部シリーズ」。折木奉太郎は姉からの手紙で高校入学と同時にほぼ休部状態の「古典部」に入ることに。千反田えるとともに33年前の謎を追う。学園祭「神山祭」を「カンヤ祭」と呼ぶことはなぜ?思った以上に面白かったです。さて、次も読まないとね~。
読了日:07月14日 著者:米澤 穂信
増山超能力師大戦争の感想
増山超能力師事務所にやってきた困難な依頼。みんなの協力で無事に解決したと思いきや…、ダークな結末にビックリ。黒幕の考えていることは恐ろしい。この先アリスはどう成長して行くの?
読了日:07月16日 著者:誉田 哲也
ヤマの疾風 (文芸書)の感想
石炭産業が衰退を始めた昭和40年代の初め、筑豊の地で大暴れした若者たち。飛車松の真っ直ぐなところが何ともいえず格好いい。任侠ものではあるけれど、青春小説とも言えるかな。ヤクザ同士の抗争に、地元のオイシャンやオバシャンも加勢する。熱く駆け抜けた飛車松はこの地の伝説的な英雄になった。
読了日:07月17日 著者:西村 健
横濱エトランゼの感想
ハマペコという横浜のタウン誌のアルバイト・女子高生の千紗は、編集長代理で7歳年上の幼なじみの善正に淡い恋心を抱いている。彼に近づくために始めたアルバイト、横浜の昔と今をちょっとした謎解きで楽しめる1冊です。横浜を知っている人はより楽しめますね。あっさりと読了。
読了日:07月18日 著者:大崎 梢
戊辰戦争とうほく紀行 (んだんだブックス)の感想
写真をふんだんに使った戊辰戦争ゆかりの地を紹介した1冊。会津好きにはたまらない1冊です。新潟県側も知っている場所が多々。明治以降「白河以北一山百文」と軽んじられた東北、なんて失礼な言い草だろう!
読了日:07月18日 著者:加藤 貞仁
ししりばの家の感想
ぞわりと気持ちの悪い読後感でした。比嘉琴子の少女時代も絡み、家にとりついた奇妙なものの正体と、それに操られる人たち。この家は普通ではないと気付きながらも訪問をやめない果歩にイライラ。これを読んだらペットは犬が良いのかもって真剣に思ったり。夜中に読み始めて大丈夫かなと思いましたが意外と平気だった私、やっぱり見えない人なので感覚が鈍いのか?
読了日:07月19日 著者:澤村伊智
塀の中の少年たち 世間を騒がせた未成年犯罪者たちのその後の感想
うーん、ちょっと期待はずれだったかも。少年院のあり方が、あまりにもゆるいのに驚いた。被害者の痛みに全く寄り添っていない現行の少年法のあり方には、やはり疑問を感じます。
読了日:07月19日 著者:斎藤 充功
青の王の感想
素晴らしい異世界ファンタジーでした!砂漠に咲く奇跡の都ナルマーン、そこに住む孤児のハルーンが塔に閉じ込められていた一人の少女を救いだしたことで始まる大冒険。これ、アニメで映像化されないかな~?とにかく面白くて一気読み、お勧めの1冊です。
読了日:07月20日 著者:廣嶋 玲子
目でみることばの感想
この本が、目でみるシリーズのはじまり。1冊の本にまとめるにあたってのご苦労が想像できます。聞き覚えのある言葉の語源を、目で見て理解する。これは素敵な企画ですね。
読了日:07月20日 著者:おかべ たかし
工作名カサンドラの感想
奥多摩で事故車の中から瀕死の男性が発見され、リンチの痕跡が。事件を追う荻大治郎刑事と佐川。濡れ衣を着せられ自衛隊をやめた佐々岡は、元自衛官が集まる右翼団体に潜入を持ちかけられる。「カサンドラ」という作戦は衝撃。大治郎さん、あの終わり方は残念過ぎる。
読了日:07月21日 著者:曽根圭介
アノニムの感想
何だかアニメの原作を読んだような…。登場人物名がカタカナなのでとても苦戦しました。ジャクソン・ポロックについても全く知らないので、ちょっと残念。読むタイミングが悪かったのかもしれません。
読了日:07月22日 著者:原田 マハ
七帝柔道記の感想
北海道大学柔道部の熱くひたむきな物語。名古屋から北大柔道部に入るため二浪した増田と、彼らの周辺の人物たち。ただひたすら柔道だけに青春を費やす男たち。「カンノヨウセイ」では笑わせてもらい、乱取りや試合では息詰まる苦しさを感じた読書。今の若者たちにこの熱さは理解できるかな?
読了日:07月24日 著者:増田 俊也
読んだ本の数:53
読んだページ数:15791
ナイス数:5946

学校に行けなくなった7人の中学生たちが集められた不思議な城。そこには自宅の鏡から出入りする。みな、同じ雪科第五中学校に通っているというが、どこか違和感を覚えている。一学期・二学期・三学期と時がたち、別れの日が迫ったとき。。最後はそうきたか、って唸らされました。逃げ場がある、理解してくれる人がいるということの大切さ、エピローグで大泣きしました。これは中学生以上のあらゆる年代の人にお勧めです。
読了日:07月01日 著者:辻村 深月

表紙と中身のマッチングが絶妙ですね。雑誌編集者の羽野は、植物に魅せられ惜しみない愛情を注ぐが、周りの人間、特に女性との関わりが薄い。読んでいると熱帯の植物から発せられる濃密な気配を感じました。
読了日:07月01日 著者:千早 茜

第157回直木賞候補作。佐藤厳太郎さん、初読み。芦名氏が治めていたころの会津。相次ぐ当主の早世により、佐竹家からの婿養子を当主として迎え、家中の混乱が始まる。伊達政宗が虎視眈々と会津を狙い、猪苗代氏が裏切る。畿内から離れた陸奥の勢力争い、これは中々の力作でした。知っている土地が舞台の小説はとても読みごたえがありますね。
読了日:07月02日 著者:佐藤 巖太郎

またたびトラベルの第2弾。路地裏の古いアパートの一室にある小さな旅行社。私もふらりと迷い込んでお勧めの旅をしてみたいなぁ。猫好きのみなさんにお勧めの1冊です♪
読了日:07月02日 著者:茂市 久美子

柚木さんのデビュー作。ここから色々な作品につながって行くのかと、感慨深く読みました。女子高は未経験ですが、女の子だけの世界の面倒くささを嫌と言うほど突き付けられました。夏休みに自分を変えたくてプールでバイトする奈津子を描いた「甘夏」と、クラスの人気者で美人の恭子とおたくグループの一員・保田の交流を描いた「ふたりでいるのに無言で読書」がすごく好きでした。朱里のような女の子は嫌いですが、ラストは良かった!
読了日:07月02日 著者:柚木 麻子

中村理聖さん、初読み。幼いころに母親に捨てられ、町屋旅館を営む祖父母に育てられた若葉。高校時代にいじめに遭い、自分に自信が持てず、思いを上手く言葉に出来ない21歳。老舗の料理旅館に仲居として勤めながら実家の山吹屋を手伝う彼女の成長譚。若葉のいじいじした性格がちょっと鼻につきましたが、京都の四季とおもてなしの心を想像しながら読了出来、読後は爽やかでした。
読了日:07月03日 著者:中村 理聖

警視庁のマル暴刑事・米沢。彼が変わったのは5年前のある出来事から。後輩だった女性刑事・大関芳子に滅茶苦茶にやられながらも、結果は出す。ゴーストこと奈良本監理官とのやり取りも愉快。ただの腐ったデカではなかったので、米沢の印象は悪くなかったです。
読了日:07月04日 著者:深町 秋生

安住の地を求めて旅に出た、アマガエルのソクラテスとロベルト。彼らが困難を乗り越えてたどり着いたのは、ツチガエルが平和に暮らすカエルの楽園・ナパージュだった。「三戒」があるから、ナパージュは幸せだと信じたあげくの悲劇。百田さんの主張がバリバリ前面に出てはいますが、とても考えさせられるストーリーでした。
読了日:07月04日 著者:百田尚樹

今月末に続編が出るとのことで、再読しました。オギーが愛おしくて、けなげで、やっぱり最後は涙々でした。
読了日:07月05日 著者:R・J・パラシオ

万次郎はアカデミーを首席で卒業し、二等航海士としてフランクリン号で航海に。捕鯨船ではあるものの、世界中の珍品を集めよという任務も担う。航海は順風、途中のエピソードはやや冗長に思えて少し退屈でした。10ヶ月の航海を経てグァムまで、次巻に期待としましょう。
読了日:07月06日 著者:山本 一力

江戸の庶民の暮らし8編を描いた短編集。タイトルの「福袋」、面白かったです!「ぞっこん」は語り手が人間ではない、これも上手い。思わずうならされます。可笑しくも哀しい、庶民の日常。まかてさんならではの1冊ですね。お勧め!
読了日:07月07日 著者:朝井 まかて

人生の折り返しとも言われる40歳の節目に同窓会をやる。幹事役の久保健一は、一足早く会場で待つが、出席の返事をくれた級友たちは一人もやってこない。40歳、それぞれに事情があるが。。妻のDVに悩む長谷川誠くんには同情する。浮気夫に振り回される青木久美子は、一人でも生きていけそう。長く待たされたけれど、ラストはほっこり。良かった!
読了日:07月07日 著者:斉木 香津

埼玉のサラリーマン家庭の娘が、岩手の山間部の農家に嫁ぎ、その生活をイラストとエッセーで綴る。自然の美しさと厳しさ、牛を育て、畑で作物を育て、ほぼ年中無休の暮らし。楽しげに語られていますが、かなりの覚悟がないと飛び込めないだろうなぁ。
読了日:07月07日 著者:三上 亜希子

岩手・岩泉の農家に嫁いだ亜希子さん。前作から4年、集落の皆さんにもなじみ、田舎暮らしを満喫している感。2009年には、念願の?携帯のアンテナが立ったのだとか。自分がこの地で暮らすには、根性がないから難しそうです。
読了日:07月07日 著者:三上 亜希子

増田俊也さん、初読み。新聞記者に憧れ、何社も受けて唯一合格出来た「北海タイムス社」。新入社員の野々村は、2週間の研修期間のあと「整理部」へ配属に。意に染まない部署でグチグチ悩み、しかも会社は経営難で激務の上に給料は信じられない安さ。権藤さんと心が通い合ってからの野々村の成長はとても読みごたえがあったのですが、そこまでの流れが読んでいてイライラ。
読了日:07月08日 著者:増田俊也

小五の春の森田先生との出会いで、劇的な成長を遂げ小学校の卒業式で答辞を読むに至ったかっちゃん。その後の中学高校時代は思いもよらぬ事態に。父の転勤で東君との約束は果たせず、兄への両親の思いと次男であるかっちゃんへの扱いの違いに悩む。「お兄」の本当の思いに気付いた時、泣けました!
読了日:07月09日 著者:西川 つかさ

読み友キラさんの感想で手に。とても素敵な1冊でした。建物の素晴らしさ、その背景、見ているだけで大満足です。娘の住まい近くに行ってみたい建物があるので、機会をみつけて訪問したいですね~。
読了日:07月09日 著者:

夫の借り本をついでに読了。いや~面白かったです!暴君の父君とひたすらそれに仕える家族。でも、理不尽な要求をされながらも、ひたすらそれに応えるご家族の愛情を感じました。
読了日:07月09日 著者:阿川 佐和子

愛予県警の公安課長が殺害され、傷害致死犯人である渡部美彌子は逃亡中。県警の威信をかけても事件を解決したい、公訴時効が迫る中、交番勤務の原田貢は刑事課に配属となり、美彌子を追う。西公安課長を殺害した真犯人と美彌子の逃亡を助けていたのは誰か?分厚さにめげず一気読みする面白さでした。新任巡査も面白かったけれど、こちらは更にパワーアップ。
読了日:07月09日 著者:古野 まほろ

少年法って何だろうか?こういう本を読むたびにやるせない気持ちになります。被害者のプライバシーは丸裸にされるのに、未成年であることを盾に加害者のことは名前も少年A・B・Cで写真もNG。せめて賠償金の支払いくらいは誠意をもって続けてほしいのに、姿をくらまして未払いのままのことが多い。国は被害者遺族にもっと寄り添って補償をしてもらいたいと強く思いました。罪を犯した少年たちとその親よ、命を落とした被害者にきちんと謝罪・贖罪を!
読了日:07月10日 著者:藤井 誠二

高校時代からの仲良し・美宇が結婚することに。彼女からのたっての願いでブライズメイトとして結婚式から披露宴・二次会までのあれやこれやを手伝うことになった七々未。32歳の独身女性の抱える悩みや結婚観あれこれ。しかし、女同士って面倒くさい(笑) 同世代の女性には共感を得られる1冊かもしれませんね。花嫁の母の年代の私にはちょっと合わなかったです。
読了日:07月10日 著者:五十嵐 貴久

シリーズ第3弾は金沢からスタート。静岡県藤枝市⇒新潟県佐渡島⇒群馬県大泉町⇒山形市⇒北海道稚内市・礼文島と北上。様々な出会いを通して佳代の食が人と人をつないで行く。佳代の惚れっぽさは相変わらず、今作ではブラジル人社会と日本の軋轢も含め、中々読みごたえがありました。そして佐渡島編で「ブルスト」の説明にニヤリ。原さんのこういう遊び心、大好きです。さて、第4弾も楽しみに待ちますか~♪
読了日:07月11日 著者:原宏一

このシリーズ、本当に大好きです♪ 英語と日本語のニュアンスの違いも写真と分かりやすい文でとても良いですね。なるほどって言う知的好奇心と、ちょこっと話の小ネタに役に立つこと間違いなし!
読了日:07月11日 著者:おかべ たかし

第157回直木賞受賞作。不思議な物語でした。愛する人と再び巡り合うために、何度も生まれ変わる瑠璃という少女。夫だった男、父親だった男、母親の違和感と戸惑い。最後のひと言がぐっと胸に迫りました。「ずっと待っていたんだよ」
読了日:07月12日 著者:佐藤 正午

犬養隼人刑事シリーズ第4弾。安楽死を請け負う「ドクター・デス」、その正体を暴き罪を問う犬養。死ぬ権利というものは日本人の死生観からは、中々認めがたいものだと思いました。いつもながら、中山さんの問題提起は鋭いですね。
読了日:07月13日 著者:中山 七里

高橋克彦さん、初読み。阿弖流為の血をひく天日子をリーダーに朝廷と戦う。よき軍師を得てどういう風に大暴れするのかと思いましたが、その割にあっさりとしていました。水壁の舞台は、この夏訪問の予定あり。ちょっと楽しみですね~。
読了日:07月13日 著者:高橋 克彦

東京武蔵野にある「菜の花食堂」は、定休日に月2回少人数の料理教室を開いている。靖子先生と助手の優希が、そこに集う面々が抱える悩みを解決してゆく。毎回のお料理が丁寧で美味しそう!レシピ集出ないかな?
読了日:07月13日 著者:碧野 圭

金もない、仕事もない、そして頼りない若者・カネコノボル。ある日先輩ゲンさんの無茶苦茶な依頼で、佐藤と名乗る男と誘拐を企てる。まんまと身代金を受け取り、誘拐した男児を解放させる予定が…! 木内さんのスピーディーなストーリー展開はいつもながら読んでいて楽しい。あっという間に読了です。
読了日:07月14日 著者:木内 一裕

なぜか未読だった「古典部シリーズ」。折木奉太郎は姉からの手紙で高校入学と同時にほぼ休部状態の「古典部」に入ることに。千反田えるとともに33年前の謎を追う。学園祭「神山祭」を「カンヤ祭」と呼ぶことはなぜ?思った以上に面白かったです。さて、次も読まないとね~。
読了日:07月14日 著者:米澤 穂信

増山超能力師事務所にやってきた困難な依頼。みんなの協力で無事に解決したと思いきや…、ダークな結末にビックリ。黒幕の考えていることは恐ろしい。この先アリスはどう成長して行くの?
読了日:07月16日 著者:誉田 哲也

石炭産業が衰退を始めた昭和40年代の初め、筑豊の地で大暴れした若者たち。飛車松の真っ直ぐなところが何ともいえず格好いい。任侠ものではあるけれど、青春小説とも言えるかな。ヤクザ同士の抗争に、地元のオイシャンやオバシャンも加勢する。熱く駆け抜けた飛車松はこの地の伝説的な英雄になった。
読了日:07月17日 著者:西村 健

ハマペコという横浜のタウン誌のアルバイト・女子高生の千紗は、編集長代理で7歳年上の幼なじみの善正に淡い恋心を抱いている。彼に近づくために始めたアルバイト、横浜の昔と今をちょっとした謎解きで楽しめる1冊です。横浜を知っている人はより楽しめますね。あっさりと読了。
読了日:07月18日 著者:大崎 梢

写真をふんだんに使った戊辰戦争ゆかりの地を紹介した1冊。会津好きにはたまらない1冊です。新潟県側も知っている場所が多々。明治以降「白河以北一山百文」と軽んじられた東北、なんて失礼な言い草だろう!
読了日:07月18日 著者:加藤 貞仁

ぞわりと気持ちの悪い読後感でした。比嘉琴子の少女時代も絡み、家にとりついた奇妙なものの正体と、それに操られる人たち。この家は普通ではないと気付きながらも訪問をやめない果歩にイライラ。これを読んだらペットは犬が良いのかもって真剣に思ったり。夜中に読み始めて大丈夫かなと思いましたが意外と平気だった私、やっぱり見えない人なので感覚が鈍いのか?
読了日:07月19日 著者:澤村伊智

うーん、ちょっと期待はずれだったかも。少年院のあり方が、あまりにもゆるいのに驚いた。被害者の痛みに全く寄り添っていない現行の少年法のあり方には、やはり疑問を感じます。
読了日:07月19日 著者:斎藤 充功

素晴らしい異世界ファンタジーでした!砂漠に咲く奇跡の都ナルマーン、そこに住む孤児のハルーンが塔に閉じ込められていた一人の少女を救いだしたことで始まる大冒険。これ、アニメで映像化されないかな~?とにかく面白くて一気読み、お勧めの1冊です。
読了日:07月20日 著者:廣嶋 玲子

この本が、目でみるシリーズのはじまり。1冊の本にまとめるにあたってのご苦労が想像できます。聞き覚えのある言葉の語源を、目で見て理解する。これは素敵な企画ですね。
読了日:07月20日 著者:おかべ たかし

奥多摩で事故車の中から瀕死の男性が発見され、リンチの痕跡が。事件を追う荻大治郎刑事と佐川。濡れ衣を着せられ自衛隊をやめた佐々岡は、元自衛官が集まる右翼団体に潜入を持ちかけられる。「カサンドラ」という作戦は衝撃。大治郎さん、あの終わり方は残念過ぎる。
読了日:07月21日 著者:曽根圭介

何だかアニメの原作を読んだような…。登場人物名がカタカナなのでとても苦戦しました。ジャクソン・ポロックについても全く知らないので、ちょっと残念。読むタイミングが悪かったのかもしれません。
読了日:07月22日 著者:原田 マハ

北海道大学柔道部の熱くひたむきな物語。名古屋から北大柔道部に入るため二浪した増田と、彼らの周辺の人物たち。ただひたすら柔道だけに青春を費やす男たち。「カンノヨウセイ」では笑わせてもらい、乱取りや試合では息詰まる苦しさを感じた読書。今の若者たちにこの熱さは理解できるかな?
読了日:07月24日 著者:増田 俊也
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