ゆみねこ日記

日常日記です。

9月の読書記録 その2

2016-10-02 12:25:20 | ブックレビュー
">オーダーメイド殺人クラブオーダーメイド殺人クラブ感想
中学2年生、未熟で世間を知らないこの年代の閉塞感。特別な存在になることを渇望した・小林アンと、彼女に殺人を依頼された、目立たない昆虫系男子同級生の徳川勝利。一気に引き込まれて読了。辻村さん、やっぱり凄い。
読了日:9月27日 著者:辻村深月
夜に啼く鳥は夜に啼く鳥は感想
美しくも哀しい世界観に、どっぷりと浸りました。永遠に死ぬことのない・蟲宿しの一族。千早さんならではの描写に引き込まれます。
読了日:9月27日 著者:千早茜
剣より強し(上): クリフトン年代記 第5部 (新潮文庫)剣より強し(上): クリフトン年代記 第5部 (新潮文庫)感想
客船バッキンガムの処女航海のとんでもない陰謀からのハラハラ。憎らしいヴァージニアは相変わらず、感想は下巻で。
読了日:9月28日 著者:ジェフリーアーチャー
剣より強し(下): クリフトン年代記 第5部 (新潮文庫)剣より強し(下): クリフトン年代記 第5部 (新潮文庫)感想
タイトルの意味が下巻でスッキリ! エマもハリーもピンチの連続、セブとサマンサのこれからはどうなるのか?しぶといヴァージニアとのバトルはまだまだ続きそうですね。この巻もアーチャー氏の実体験満載!旧ソ連、きっとこの本に書かれている以上のことをやっていたのでしょうね。次はいつ刊行されるのか、楽しみに待ちたいと思います。
読了日:9月29日 著者:ジェフリーアーチャー
永遠の曠野  芙蓉千里III永遠の曠野 芙蓉千里III感想
スケールの大きな物語、三部作を日を空けずに読めて良かったです。登場人物の言葉遣いが今風すぎてそこはやや違和感が残ったけれど、ストーリーとしては一途なフミが魅力的で引き込まれました。明治から大正そして昭和の初め、大陸では中国・露西亜・モンゴル、そして日本が入り乱れ、馬賊やら革命軍、頭の中が混乱しながらもなんとか読了。
読了日:9月29日 著者:須賀しのぶ
ホームシックシアターホームシックシアター感想
嫌な女が登場する6つの短編。最後の「おさななじみ」だけ、読み心地が違って良かったです。タイトルになっている「ホームシックシアター」、主人公のあまりの身勝手さに絶句。春口さんもイヤミス作家というジャンルになるのかしら。
読了日:9月30日 著者:春口裕子

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9月の読書記録 その1

2016-10-02 09:12:21 | ブックレビュー
9月、一番印象に残った1冊は、塩田武士さんの「罪の声」

あの、未解決事件・グリコ森永事件を取り上げています。
とても良かった!



2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:50冊
読んだページ数:16029ページ
ナイス数:5717ナイス

尾根を渡る風 駐在刑事尾根を渡る風 駐在刑事感想
シリーズ第2弾は、江波さんの駐在所長暮らしも安定。色々ちゃちゃを入れる管理官も出て来ず、愛犬プールとのコンビもいい感じ。遼子さんとの仲も進展の兆し、第3弾出ないかな~?
読了日:9月1日 著者:笹本稜平
罪の声罪の声感想
力作!とても読みごたえがありました。今年のベスト10に間違いなく入る作品。父の遺品の中に幼い日の自分の声を録音したカセットテープと黒革のノートが。自分が事件に利用されていたことに衝撃を受け悩む曽根俊也。一方では事件から31年を経た今、特集記事を書くために真相を追う新聞記者・阿久津。二人が顔を合わせてからの展開がスピーディーで一気に盛り上がりました。塩田さん、3作品目ですがこれは素晴らしい。
読了日:9月1日 著者:塩田武士
ねこが一ぴきやってきたねこが一ぴきやってきた感想
一匹のトラ猫が二つの家庭を行ったり来たり。猫も人間たちも幸せになるので心地よい!
読了日:9月1日 著者:広瀬寿子
刑罰0号 (文芸書)刑罰0号 (文芸書)感想
最近の西條さんの作品とは趣が違って、SFファンタジーっぽい作風です。山田宗樹さんの「代体」や帚木さんの「受難」も、似たようなテイストで脳内の記憶を扱っていますが、私はこの作品が秀逸かと思いました。犯罪者に被害者の記憶を追体験させ、死刑ではない罰を与える。発想的にはとても良かったのですが、ややゲームっぽい感じになってしまったのは残念。
読了日:9月2日 著者:西條奈加
ゼロの激震 (『このミス』大賞シリーズ)ゼロの激震 (『このミス』大賞シリーズ)感想
期待したほどではなく、残念。高嶋哲夫さんの「富士山噴火」の方がリアルな描写で読み応えがあったような・・・。首都が崩壊して、犠牲者15万人では収まらない気が。
読了日:9月3日 著者:安生正
芙蓉千里芙蓉千里感想
これは面白かったです!大陸に渡り、女郎として生きる決意をしたフミ。角兵衛獅子の辻芸人から芸妓芙蓉に、ハルビンの舞姫として名を上げてゆく。
読了日:9月3日 著者:須賀しのぶ
([ん]1-5)明日町こんぺいとう商店街2: 招きうさぎと六軒の物語 (ポプラ文庫)([ん]1-5)明日町こんぺいとう商店街2: 招きうさぎと六軒の物語 (ポプラ文庫)感想
こんぺいとう商店街シリーズ第2弾。あさのますみさん、初読み。安澄さんの「水沢文具店」、加藤さんの「台湾茶『淡月』」が特に良かったです。読んで居ると美味しそうなものがいっぱいで、お腹が空きます!第3弾も楽しみです。
読了日:9月4日 著者:藤谷治,安澄加奈,加藤千恵,大沼紀子,吉川トリコ,あさのますみ
少年の輝く海 (集英社文庫)少年の輝く海 (集英社文庫)感想
瀬戸内海の小さな島・瀬戸島の夏。山村留学生の浩次と花香・地元中学生の計は、退屈な日常から逃れるために、沈没した水軍の船を探す。堂場さんの小説には珍しいテイストですが、夏の終わりに読むにはお勧めかも?
読了日:9月4日 著者:堂場瞬一
死に金死に金感想
末期癌で死を目前にした男・矢坂。闇金で築いた巨額の遺産を狙う、戸籍上の妻やヤクザたち。金のありかはどこなのか、ラストは納得!途中ヤクザの抗争や金に執着する面々にウンザリしましたが、読破して良かったです。
読了日:9月4日 著者:福澤徹三
ターンオーバーターンオーバー感想
高校野球・アメフト・やり投げ・マラソン・ラグビー・プロ野球、堂場さんならではの短編集でした。しかし淡々としていて集中出来ずに読了。やり投げが一番面白かったかな。アメフトはルールがよく分からないので、情景を思い浮かべられず残念。
読了日:9月5日 著者:堂場瞬一
女優女優感想
有名な化粧品メーカーに勤める平川佳乃。自分を良く見せることに力を注ぐことが彼女の人生なのでしょうね。女同士のどろどろは読むと疲れるけれど、先が気になって止められません。スクールカーストって、そんなにいつまでも引きずるものなのかしら?
読了日:9月5日 著者:春口裕子
北の舞姫  芙蓉千里II北の舞姫 芙蓉千里II感想
ウラジオの街で渾身の「鷺娘」を舞った芙蓉。舞姫・芙蓉という名声を捨てて困難な道を選ぶことを決断したフミ。シベリアの広大な大地でどういう運命が待つのか、これは続編も読みたいですね~!
読了日:9月6日 著者:須賀しのぶ
二人静二人静感想
認知症の父の介護をする32歳の町田周吾と、夫のDVで離婚し場面緘黙症の娘と暮らす介護士の乾あかり。2人のこれから、いや、父恭三と娘志歩との4人の未来が明るいエンディングで良かったです。しみじみ余韻に浸れる良書
読了日:9月6日 著者:盛田隆二
やわらかな棘やわらかな棘感想
4つの連作短編集。晴子の章ではドキドキ、奈那子と奈津子の双子はモジャモジャ頭が印象的。美雨と亜季の章はじんわりと、布由子の章は希望が見え良かった。
読了日:9月6日 著者:朝比奈あすか
ラストナイトラストナイト感想
顔中に刺青をした片桐達夫は32年間罪を繰り返し、刑務所とシャバを行き来する。片桐を5人の人物の視点で語るこの物語、片桐の狙いが分かった時の衝撃と悲しみ。薬丸さんならではの重いストーリー、涙で読了。
読了日:9月7日 著者:薬丸岳
作家刑事毒島作家刑事毒島感想
毒島氏のキャラが嫌いでやっと読み終えました。出版界の様々な問題をあからさまにさらけ出したブラックユーモア小説。書評家もバッサリ(笑)、図書館ユーザーの辛口批評家とか。これは続編出ても微妙・・・。
読了日:9月7日 著者:中山七里
匿名者のためのスピカ匿名者のためのスピカ感想
家庭に居場所がないからといって、自分を監禁した男と行動を共にするのか?景織子に違和感を持ったまま、なんとなく読了してしまいました。七澤くんの家庭の事情の方が気になったかも。
読了日:9月8日 著者:島本理生
複合捜査 (集英社文庫)複合捜査 (集英社文庫)感想
検証捜査の続編って思って読み始めると、今度の舞台はさいたま市。夜間緊急警備班の班長・若林警部、副官には桜内。突っ走る若林を冷静に支える桜内、神谷や永井も出てきてちょっと嬉しかった!
読了日:9月8日 著者:堂場瞬一
ゼロの迎撃 (「このミス」大賞シリーズ)ゼロの迎撃 (「このミス」大賞シリーズ)感想
北のあの国が核実験をしたというニュースが飛び込んできたタイミングで読み始めました。自衛隊の内部対立は、有事の時には勘弁してほしい。こんな風に攻め込まれたらひとたまりもないから。
読了日:9月9日 著者:安生正
あの街で二人は: ‐seven love stories‐ (新潮文庫)あの街で二人は: ‐seven love stories‐ (新潮文庫)感想
マキヒロチさんのみ初読み。畑野さんのと、角田さんのが良かったです。旅のお供本。
読了日:9月11日 著者:村山由佳,山本文緒,マキヒロチ,井上荒野,畑野智美,加藤千恵,角田光代
行方行方感想
パートが長引いて、幼稚園のお迎えにおくれた妙子。娘・琴美は星野母子と先に園を出て、公園で忽然と姿を消す。必死で探しても見つからず、星野一家は町を離れてしまう。琴美の無事を信じて探すことを諦めなかった山口家。お兄ちゃんの頑張りが素晴らしいと思いました。星野朱里のような母親は許せません。22年の空白を経て、琴美が幸せを手に入れることが出来て読後は良かったです。
読了日:9月14日 著者:春口裕子
図書室で暮らしたい図書室で暮らしたい感想
辻村さんが「作家・辻村深月」になるべくしてなったということが、とてもよく分かりました。大好きなアニメやゲームへの愛、敬愛する作家さんへの想いなど、普段はあまり読まないエッセイですがこれは良かったです。お子さんを育てながらの作家活動にはご苦労も多々あるかと思いますが、これから読む作品を楽しみに待ちたいです。
読了日:9月15日 著者:辻村深月
去就: 隠蔽捜査6去就: 隠蔽捜査6感想
管内で発生した女性連れ去り事件と殺人事件。その指揮を巡っての第二方面本部長・弓削との軋轢。竜崎がいつもどおりに原理原則を貫きとおすのが潔くて小気味よい。人事の噂が飛び交い、竜崎の去就は?家庭内は冴子さんががっちりと押さえていていい感じ。そろそろ次のステージかも?
読了日:9月15日 著者:今野敏
海路 (テーマ競作小説「死様」)海路 (テーマ競作小説「死様」)感想
小さな診療所を閉めることを決めた老医師と、43歳の看護師。月島先生の下した決断はちょっと切なかったけれど、美しい海路が目に浮かびました。小編ですが、じんわり余韻が残ります。
読了日:9月16日 著者:藤岡陽子
小説家の姉と小説家の姉と感想
5歳年上の姉が作家になり、マンションで一人暮らしを始めたが、「一緒に住んでほしい」と頼まれて同居することになった大学生の弟。悪人が出てこない、爽やか系のストーリー。サクッと読了できます。猫のケンタが可愛い!
読了日:9月16日 著者:小路幸也
暗幕のゲルニカ暗幕のゲルニカ感想
ピカソの大作ゲルニカをめぐり、第二次大戦前のパリと現代のニューヨーク・スペインが交錯する。誰のための絵画なのか、反戦と平和を願う思いの伝わる良書。第155回直木賞候補作。
読了日:9月16日 著者:原田マハ
恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂感想
食堂のおばちゃん、一子さんの若かりし日の物語。はじめ食堂の開店当時からのエピソードが満載、二人が力を合わせてお店を切り盛りし、弟子たちを育ててゆく。洋食の魅力がいっぱいで、孝藏さんの作るお料理が食べたくてたまりません!近所にこんなお店があったら素敵でしょうね~。
読了日:9月18日 著者:山口恵以子
風を繍う風を繍う感想
縫箔屋の娘・おちかは、お針の腕はダメだけど、剣の才能がある。江戸市中では年若い娘が切り殺される事件が相次ぐ中、おちかも危うい目にあう。父の店丸仙には、弟子入り志願の若侍が現れ、殺人事件の謎を追うことに。真犯人はちょっとあっけなかったですが、登場人物は魅力的なので、シリーズ化したら追いかけます。読みやすかったので2時間で読了。
読了日:9月18日 著者:あさのあつこ
陽気なギャングは三つ数えろ (ノン・ノベル)陽気なギャングは三つ数えろ (ノン・ノベル)感想
あの4人組が戻ってきた!監視カメラの普及で仕事はやりにくく、4人の正体を暴こうとする輩が・・・。どういう結末を迎えるのか、ラストまで一気に楽しめました。また、4人に会いたいですね~。
読了日:9月18日 著者:伊坂幸太郎
白バイガール (実業之日本社文庫)白バイガール (実業之日本社文庫)感想
あこがれの神奈川県警の白バイ隊員になった本田木乃美は、自分の運転技術の未熟さや違反者への対応に満足できずにいる。同僚の川崎潤との関係もままならない。そんな中で不可解なバイク事故から思いがけない事件への関わりが見えてきて、ダメ白バイ隊員からの大成長物語。中々楽しめました。読んでから気付いた!ヒロインがホンダさんとカワサキさん(笑)あ、班長はヤマハさんだ!
読了日:9月19日 著者:佐藤青南
ジェミニの方舟―東京大洪水ジェミニの方舟―東京大洪水感想
今年は台風の上陸が相次いでいて、巨大台風が首都東京を襲うという内容にも現実味を感じながら読了しました。中々読み応えアリ、一度は読んでも損はないかと。
読了日:9月19日 著者:高嶋哲夫
恋肌恋肌感想
北海道で生きる女性を描かせたら、桜木さんの右に出る人は居ないと思わせてくれるこの1冊、6つの短編。タイトル恋肌は、中国人花嫁・花海に寄せる牧場の息子・秀一の愛情に泣けました。絹日和・根無草も好きな作品。ダメ男をきっぱりと断ち切る強さのある女性が私の好みなのだと、改めて実感しました。
読了日:9月20日 著者:桜木紫乃
火星に住むつもりかい?火星に住むつもりかい?感想
知っている地名がたくさん出てきて、とても面白く読めました。住人が相互監視して密告する社会、本当だったら恐ろしくてやりきれません。
読了日:9月20日 著者:伊坂幸太郎
揺らぐ街揺らぐ街感想
女性文芸編集者の山下亜依子は、震災以降書けなくなった担当作家桜城葵とともに、被災地仙河海出身の作家・武山洋嗣を尋ねる。震災を文学にしても許されるのか?求める人はいるのか?熊谷さんだからこそ描くことの出来る作品だと思いました。ラスト、とても素敵でした。「希望の海」を読んでからお読みください。
読了日:9月20日 著者:熊谷達也
希望荘希望荘感想
杉村三郎の離婚後の生活。いよいよ探偵業をスタートさせる。4つの短編だけど中身の濃い物語で読み応えあり。離婚しても娘とは仲良くやっている様子にちょっと安心しました。早く続編読みたいです!
読了日:9月21日 著者:宮部みゆき
出張料理・おりおり堂 - 神無月~弥生出張料理・おりおり堂 - 神無月~弥生感想
前作の内容をほとんど忘れていて、ちょっと読み始めは集中出来ず。澄香の恋愛妄想がやや少なめで良かったです。色々な家族や夫婦の問題が絡み、内容は予想外にダーク。桜子さんが素敵で、こういう歳の重ね方が出来たら幸せだろうと思いました。
読了日:9月22日 著者:安田依央
聖女の救済聖女の救済感想
殺人はいけないことだけど、この殺害された夫には嫌悪感しか覚えず。女性を子供を産むための道具としか考えていないのですから。妻の鉄壁のアリバイを崩す、湯川先生。久々の東野さん、やはり面白くて一気に読了しました。
読了日:9月22日 著者:東野圭吾
シロシロクビハダシロシロクビハダ感想
姉と弟に挟まれた、天然不思議ちゃんのアラサーOL箱理。化粧品メーカーの研究部門の彼女の成長物語でもあり、白塗り化粧の祖母ヨシエさんの秘密を探す物語でもありました。化粧に込める女性の思いも様々、読み心地良い1冊でした。
読了日:9月23日 著者:椰月美智子
ナイルパーチの女子会ナイルパーチの女子会感想
友達を作れない一流商社勤めの栄利子と、人気ブロガーの翔子。どちらにも共感出来ないのですが、先が気になり一気に読了です。女友達、簡単そうで難しい…。翔子の父親にはイライラ、自業自得だと思ってしまいました。
読了日:9月24日 著者:柚木麻子
スイム!スイム!スイム!スイム!スイム!スイム!感想
種目は違えど2回のオリンピックで4つの金メダルの水泳選手と言えば、誰もが想像できてしまうあの人。作中の西山君はあまりにも俺様キャラで口が悪くどうしても好きになれず。私って頭が固いのかな?五十嵐さんの作品としては残念。
読了日:9月25日 著者:五十嵐貴久
異邦人(いりびと)異邦人(いりびと)感想
書かれた時期が震災直後だったのでしょうね。あのときの閉塞感が脳裏を過り、何とも言えない気持ちになりました。菜穂が妊娠を機に京都へ行き、そこで一人の無名の女流画家と出会う。なぜ、彼女の絵に魅かれるのか、最後まで読んで分かる真実は、やや作りすぎの感も。克子という女性には嫌悪感しか覚えず。
読了日:9月25日 著者:原田マハ
自殺予定日自殺予定日感想
タイトルは禍々しいけれども、女子高生瑠璃の成長もの。風水に興味があればもっと楽しめたかも。
読了日:9月26日 著者:秋吉理香子
幸せすぎるおんなたち幸せすぎるおんなたち感想
X県、怖すぎる・・・。6話の連作短編。蒼子のダンナ、最低。
読了日:9月26日 著者:雀野日名子
フリンフリン感想
川の近くに建つ・リバーサイドマンションの住人たちの物語。6つの連作短編。フリンとカタカナ表記にしてある通り、割と軽めのお話。中2の息子の友達にときめく「年下の男の子」は、何だかほっこりして好きです。管理人さん夫婦の話はそれだけで長編ものになりそうなすごい話でした。
読了日:9月26日 著者:椰月美智子
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