谷ゆき子先生の本を通じて
お知り合いになった
「図書の家」さんから
本が届いたーーー!
(ありがとうございます)
花村えい子本
2021年7月26日発行
イラストギャラリーから始まり
寄稿文、作品解説、
楳図かずお先生
(お元気そうでなにより)
長女・花村ひろ子さん
へのインタビュー、
年代ごとの作品解説、
マンガ「雪の花」、
そして
わたなべまさこ先生との対談
(2007年)
と 花村先生の作品も
ご本人の人柄も
よ~くわかる1冊でございます!
花村先生が主に描いていた
貸本漫画・少女漫画・
レディースコミック。
私が知ってる花村先生の作品は
少女漫画時代の作品ですかね。
貸本時代では、中身の漫画は勿論の事
谷ゆき子先生同様
「すみれ」や「虹」の表紙も
描いていました。
貸本時代の漫画
「蒼い光のなかの死」
花村えい子先生と言えば
先ず思い出すのが
「霧のなかの少女」
と言っても、当時の私は
テレビドラマ
「家庭の秘密」の原作
と言う認識しかなく
漫画を読んだのは
復刻版が出てからの事なんだけどね。
「家庭の秘密」
学年誌にイラストや挿絵なんかも
描いていましたね。
「秋の歌」
我らが同志には
小学六年生(1974~75年)の
「なぜおとなになるの」の挿絵
と言えば思い出す方も
いるのでは・・・?
小学六年生 7月号
1974年(昭和49年)
(おぉ!見事なマッシュルームヘアーだ)
当時読んでた「少女コミック」に
読み切りで描いてた漫画、
題名は忘れちゃったけど
内容は覚えてますね~。
(この「花村えい子本」作品リスト
で見ると「小さな手」と言う題名の
漫画かな?)
花村先生の描く女の子は
満面の笑み!ぱーっと明るい女の子!
と言うよりも
ちょっと憂いを含んだ表情
大人びた もの悲しげな少女
と言う印象が強かった。
なので、後に
レディースコミックや
ミステリーコミックなど
大人を表現する漫画に
活躍の場を広げて行かれたのは
納得でしたね。
さて、そんな花村先生。
先生の出身地「川越」にある
川越市立美術館で
「花村えい子と漫画」
が催されています。
2021年8月7日~9月12日
詳しくはコチラ
花村えい子と漫画
画業60年のかわいい伝説
私も 時期をみて、
コロナ対策万全にして
出かけてみたいと思っています。
そしてそして・・・
同時に送られてきた
「少女マンガを語る会」記録集
この本の事を知ったのは
昨年の新聞記事でした。
「おーー!コレは読みたい!!」
「スゴクほしい!!」
そんな思いと同時に
目に飛び込んで来たのは
そんなワクワクを見事に打ち砕く文字
非売品
うぇ~~ん
閲覧出来る場所に
行くしかないな~・・・
と思ってた その本が!
今手元に!!
わーおぅ
読むよー
文字ばっかだけど!・・・
読むよーー
なんならこれをもとに
自由研究にして
提出してもイイぞーー!
(どこに)
これは、
「初期の少女マンガに関する記録を、
当事者として残しておきたい」という
水野英子先生の呼びかけに賛同した作家が
集まって1999年から2000年にかけて行われた
合計4回の座談会の記録を集めたものです。
表紙をめくった ごあいさつ に
「初期少女マンガの記録はほとんどなく、
世の中に勝手な解釈や間違いが
流布されて・・・」
とあります。
ホントに。
私も思ってたんですよね。
少年マンガに関しては
昔を知る本もたくさん出てるのに
少女マンガに関しては
昔を知る事が出来る本が
本当に少ない。
別冊太陽
少女マンガの世界 1、2
これくらいかな?
(カラーページが多く、
これはこれで楽しい)
初期の少女マンガに携わった
諸先生方、まさに「生き証人」の
方々の対談なのだから
こんな正確な資料もないでしょう!
きっと読んだら
「知らなかったー」
「へ~、そうなんだ」
と思うような事実が載っているかも。
読むのが楽しみです
さて、この
「少女マンガを語る会」記録集
先程もちょっと触れましたが
閲覧出来る場所もあります。
詳しくはコチラ
「少女マンガを語る会」記録集
興味のある方は、ぜひ
お元気で漫画家の集まりに出席されていたようなのに、亡くなられてしまったのですよね…。
貸本時代からのご活躍のことは知りませんでした。
さすが我楽多さん、お詳しいですね!
「あの日に帰りたい」がオープニング曲だったドラマも原作が花村先生の漫画だったとは…!
あの2番の歌詞と都会のビルだったかのシーンがすごく合っていた気がしていました。
花村えい子 本 には楳図先生のことや、ちばてつやさんの少女漫画についても出ているんですね。
私はちば先生の「ユカをよぶ海」「みそっかす」などが好きなので、この本やっぱり欲しいなあ~!
水野先生が働きかけて作られた本は非売品なのですね!
我楽多さん、夏休みの宿題じゃないけど…論文書けそうな資料ですね!
貴重な情報を、ありがとうございます
両先生とも、「うめちやぁ~ん」「ちばちゃん」と呼ばれてたそうです。
男性を「ちゃん」付けで呼ぶなんて、可愛らしい方ですよね。
母親が時々買っていたり美容院にあった女性週刊誌でこっそり読んでいました。
笑わないことを信条とする一家、ただ母親はよく笑う人だったような・・・。
美しい双子?の兄・姉・妹。確か兄姉は普通に同衾していたようです。
全10巻となっていましたがどんな風に完結したかとても気になります。
先ほど調べて知ったのですが原作は小池一夫氏でした。
それこそ国会図書館で確かめなくてはなりませんね。
題名は知ってますが読んだ事はないです。
花村先生の最長編連載漫画だそうです。
そうですね。国会図書館で最後を確かめることが出来ますね!!
さっそく丁寧なご紹介をありがとうございます。
我楽多さんのブログでお好きな方に情報が届くこと、本当にありがたいです。
そしてブログで過去記事にすぐ飛べるのが素晴らしい〜我楽多さんストックが豊富すぎます。
そういえば電子書籍でなら、今なら『不機嫌家族』などが30%オフです。ちょっと試し読みもできたはずなのでよかったら。
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/sale/14176/?utm_source=twitter&utm_medium=social1o&utm_campaign=20210807_hanamuraeiko
御本 ありがとうございました。
私のへっぽこブログなんかでも 情報の役割をなしてるとしたら嬉しいのですが・・・
私の方がコメントを通じていろいろと教えてもらえる事がたくさんあったりします。
電子書籍。ホントだ~(「不機嫌家族」は・・・無さそうですね)
9月12日までですね?!
私も物色してみます。
「不機嫌家族」はなんと小池一夫作品となっていて、
この割引では対象外みたいですね!?(そうなんだ〜)
でも、金曜とか週末はebookは凄く割引をしているので、もしご興味があればそこで買われるのも良いかも。
(まわしもののようで、すみません)
そして今、小学館の「NEWSポストセブン」というポータルサイトの無料マンガページで、
花村先生の「花影の女(ひと)」が更新中です。
この作品、時代ものですが、70年代の総集編以降、いままでコミックスになっていない大長編ですごく面白いですよ。
https://www.news-postseven.com/manga/4585
私は「紙」派なので、電子書籍はあまり興味無かったのですが、
絶版漫画があったりするのは魅力ですよね!
(以前、今村洋子作品を買いました)
「花影の女(ひと)」
無料?!
それ魅力!