我楽多(がらくた)日記

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幻のマンガ家

2016年10月24日 23時23分25秒 | 懐かしのまんが・谷ゆきこ(谷悠紀子)

超展開バレエマンガ
谷ゆき子の世界

 

( もう今や、バレリーナが縄跳びしてる図に
何の違和感も感じない・・・)


いろんな角度から谷作品、そして谷先生を
紹介してくれてるので
とても楽しめますね~



星シリーズの説明などで

「私も小学生の時読んでたけど・・・
何の星だったっけ?」

と言う方も、コレでスッキリ
解明されたことでしょう


展開が チョーぶっ飛び
まさにジェットコースターマンガなのは
私も以前から紹介してましたので
ここで多くは語りません。
が!
やっぱり、どの星シリーズも
復刻してほしいですねーーー 


何よりも興味深かったのが、
谷先生をご存知の方々のインタビュー。
特に、御子息の谷垣宏尚さんの
インタビューで、いろんなことがわかり
驚く事も多かったですね。


あんなに清楚な美少女を描く先生なのに
性格は意外にもサッパリとした方のようです。

宏尚さんが成人してからは、イラストの
通信教育を受けてた と言うのは
驚き以外の何ものでもありませんでした!
(あの画力で、あれ以上何を学ぶと言うのだ

私は、マンガももちろん好きですが
谷先生の絵は、美しさや儚さなどが
1枚の絵に込められた
絵物語やイラストも大好きなので
「あ~・・・もし、お亡くなりになってなかったら
また新たな作品が見られたのかも
しれなかったのかなー・・・残念だな・・・」
と思いました。

そして、高橋真琴先生のインタビューの
最後の言葉に、私も
しんみりと 思いを同じにしてしまいました。


谷ゆき子作品リストは助かりますね~。
これで国会図書館や、古本屋へ行く時の
張り合いが出る! っつーもんですよ。


「すみれ」や「虹」などの貸本表紙は、
星シリーズしか知らない方々には
新鮮に映ったんじゃないかな
でも、1枚1枚 もうちょっと大きなものが
見たかったなぁ。
いやいや 贅沢は言いますまい。
全部詰め込んでくれただけで
十分ありがたい。

そして Last note

ピエロの絵は1999年に描かれた絵。
遺作のひとつとなってしまったのですね・・・。 


谷先生の作品は、単行本化されてない
原稿はない とナイナイづくしですが
ひとつだけ大きなものを残していって
下さいました。

御子息の谷垣宏尚さんです。

彼の存在がなかったら
これほどより深く谷ゆき子を掘り下げる事は
出来なかっただろうし
もう、遠い存在の谷先生と、この1冊をつなぐ
いろんな意味での大きな架け橋となったと
思います。

今まで 活字の 谷ゆき子 しか知らず
ぼんやりとした存在だった先生が
(インタビューでの)彼の 飾らない 楽しい
言葉の数々で 初めて 女性であり
漫画家であり 母であった人間・谷ゆき子の
温かみを感じる事が出来ました。


まさに この1冊は

谷ゆき子の世界 です



さて、この1冊の発売を記念して
京都国際マンガミュージアムにおいて
ミニ展示会が開催されるそうです。

詳しくは、こちら

すごいぞ!こわいぞ!谷ゆき子!

( スゴイ題名

さんざんっぱら ナイ!ナイ!と言われてる
超! チョー! 貴重な原画の一部も
展示されるそうな

そりゃー行かねば!!
なんとしても行かねば!!
絶対行かねば!!

おおーーーー!!

おーまーいごーっ!!

オバちゃんが仕事休みの水曜日

休 ! 館 ! 日 !~