ソフトバンクの孫社長がアメリカに5兆円の投資をするとアピールをして、トランプ次期大統領から絶賛されていましたが、さすがに桁が違います。
孫社長は誰かから「生え際が後退しましたね」と言われた時に、「違う!私が前進したんだ!」と返したぐらい前向きな方で、この姿勢は見習わざるを得ません。
我々も「前向き」どころか「前のめり」で行こうと思います。
さてさて金曜日に続いて愛知の日曜練習会です。
今回はレギュラー7人フルメンバーのご参加。
ありがとうございます!
日曜日はいつもながらのんびりムードです。
どんな感じかというと、仲間でボーリングをやっている時、投げる人を周りから冷やかしたり褒めたりして楽しむ、みたいな雰囲気と言えば分かるでしょうか。
それでも推手している時は真剣です。
なんせ油断しているとひっくり返されますからね(笑。
7人いますけど、それぞれのペースで練習するので、全員総当りにならない事が多いです。
管理人は楊式の専門家・NNさんと長い時間あれこれやります。
今回も色々レクチャーして頂きました。
太極拳には大別して陳式系と楊式系があるのはよく知られていますが、同じ系統でも同じ原理を使っているとは限りません。
NNさんと管理人が研究しているのは楊式から派生した太極拳ですけど、楊式のようであって根本的に違うようでもあります。
中でも特徴的なのは「盪(タン)」です。
「盪」とは体の中で揺れ動き続ける慣性力を使い、動作と動作の間を切れ目なくつなげて効率の良いパワーを出す工夫の事です。
NNさんの説明では、貨物列車みたいなものだそうです。
貨物列車の車両は1両あたり60トンぐらいあって、それが何十両も繋がっています。
これを電気機関車1台でひっぱれるのは、連結部分に「遊び」があるからです。
まず機関車が動くと連結の「遊び」があるので、最初の貨車がガシャンと衝撃で引っ張られます。
これが次の貨車に伝わってガシャン、次にもガシャン、というように次々と衝撃が伝わり、進行方向への慣性力になるため、機関車の引っ張る力が少なくて済む訳です。
貨物列車が発進するところを観察すると、前の方からドドドドドッ!と衝撃が連動するのが分かります。
これを体の中でやるのが「盪」という身体操作法です。
管理人は楊式の技術だと思っていましたが、そうではないみたいです。
陳式でも老架をメインにする流派と新架とでは体の使い方が違うみたいなので、コレはコレ、アレはアレ、と使い分けた方がいいのかも知れません。
ここは色々な人が集まってきて、研究した成果を披露して頂ける貴重な場でもあります。
練習するだけでも得るものはありますけど、自分の殻を破るヒントは他愛のない雑談にも秘められているのではないでしょうか。
という感じのまったりした日曜練習会でした。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。
今年の愛知練習会はこれにて終了です。
まだ年末イベントがありますので、面倒がらずにぜひ湖西まで遊びにいらしてくださいねー(笑。